真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

チェ・ジンシルさんの死

2008年10月03日 15時57分30秒 | 社会のこと


昨日、ちょっとした共時性がありました。
で、書いたほうが良いと思いブログにUPしました。

昨日は新潟への出張で、その車内で、20年ほど日本に住んでいる韓国人作家・大学教授の呉善花(オ・ソンファ)さんの著書、『「韓流幻想(「夫は神様」の国)』(文春文庫)を読んだのです。

韓国のテレビドラマ「冬のソナタ」を発端としてぺ・ヨンジュのヨン様ブームに明け暮れましたが、韓国の男性の実態を綴り、日本で認識されている優しい韓国男性は幻想であることを説いています。
韓国の男性は結婚前はとてもロマンチックに、そして情熱的に女性を口説き、正にテレビ画面の中のペと同じなのですが、いったん結婚すると手のひらを返すように豹変し、暴力を振るったりするのだそうです。

そして今朝、テレビを見ていましたら、韓国の人気女優、崔真実 (チェ・ジンシル)さん(39)が2日朝、自宅で首を吊って自殺しました。

実は、『「韓流幻想(「夫は神様」の国)』のなかで、呉さんは崔真実さんのことについて書いていたのです。
それを私は自殺した日に新潟に向う車内で読んでいたのです。
ちょっと長いですが、『 』内に転載します。

『(前略)その過程(韓国の離婚急増時代と晩婚急増時代)で家庭法や戸籍法の改正があり、以前よりも女性が離婚しやすい条件が生み出されてもいった。しかしながら社会の通念、特に男の意識(=国の意識も・とびら)のほうは相変わらずで、そのために離婚は、いまだに女性に不利益をもたらすものであり続けている。2004年に離婚した、プロ野球選手のチョ・ソンミン(元読売巨人軍)と著名な女優のチェ・ジンシルのケースがそうした現実をよく物語っている。
 彼女は離婚調停を通して、なんとか2人の子供に対する親権と養育権を獲得した。しかしその代わりに彼女が支払った代償は大きかった。慰謝料は要求しない、チョの銀行からの借金を半分近く(二億ウォン=約2000万円)肩代わりする、彼女の家族がチョに貸した多額の金額の債権を放棄する。チョによる彼女に対する名誉毀損や暴力事件への障害賠償訴訟をすべて取り下げる。これが離婚の条件だった。
 彼女が被った不利益はそれだけではない。彼女とアパート分譲広告のモデル契約をしていたS建設が、広告費二十一億ウォン、慰謝料4億ゥォンなど総計30億5000万ウォン以上の損害賠償訴訟を起こしたのである。モデル契約書の「契約期間中に社会的・道徳的名誉を毀損することで当社の製品及び企業イメージを毀損してはならない」との規定をたてに取ったものだ。』

いやぁ~、しかしびっくりしますね。
後の訴えの結果は本には書いてありませんが、結果がどうであれ、離婚が「社会的・道徳的名誉を毀損する」というのですからびっくりです。
韓国社会は正常な判断が取れない国なんですね。
精神的には全くの後進国です。
みなさん、チェ・ジンシルさんの離婚の原因は何だったと思いますか?
夫の浮気と暴力です。
韓国の妻に対する夫の暴力は日常的で、酷いものなのだそうです。

『夫の暴力については、慢性的に深刻な社会問題であり続けている。1990年代はじめに韓国保険社会部(現在の韓国女性家族部)〈政府機関で「部」は日本の「省」に当たる=とびら〉が「既婚女性の61%が夫から肉体的な虐殺を受けており、精神的なことまで含めると、90%以上の妻達が虐待を受けている」と報告している。
 女性運動団体・女の電話相談室の調査(1990~91年)によれば、「殴られ妻」の82.7%が月に一回以上殴られており、実に50.7%を数えている。その実態は「手で殴る」(76.5%)を筆頭に(後略)』

切がありませんので続きは本を読んでください。
妻への暴力は当時と比べて減っているのでしょうか? それでも、

『韓国女性家族部は「2000年以後、夫の暴力が目立って増加傾向にある」と警告をしているが、同部の2003年の調査では、44.4%の家庭で夫の妻に対する肉体的暴力・精神的虐待が行われていることが明らかにされている』

呉善花さんは、これらは政府の発表とありますから、本当の話でしょう。
韓国男性の実態は「冬のソナタ」から受けるものとはかけ離れているようです。
日本男性にはできないようなキザな言葉で女性を口説き、恋人になっても褒めちぎるのが普通と呉さんは言っています。
しかし結婚するとほとんどの男性は豹変するだそうです。
子供が出来ると更に豹変するのだそうです。

韓国男性に憧れて結婚した人は大変なことになっているかもしれませんね。
ともかく家族の関係がとても古臭く、不自由です。

以前、同じ女優のイ・ウジュンさんの自殺についても書きましたが、
韓国では自殺者がとても多く、その一つの原因に精神障害者を社会の底辺(落ちこぼれ・とびら)に置こうとする傾向があるようです。
 ↑ 何かこういうのを読むと本当に悲しくなります。

中国などもそうですが、ともかくやること、考えることが極端に走ります。

こういうことを読むと日本に生まれてよかったと、つい思ってしまいます。


 


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2 コメント

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Unknown (つねちゃん)
2015-09-12 19:25:00
いつも有難うございます。

とびらさん同様、関根真理さんの安全を心よりお祈りさせて頂きます。

失礼致します。
返信する
妊娠 (とびら)
2015-09-12 19:49:32
つねちゃん

こんばんわ。
ええ、関根さんは心配ですが、自分が好きになったのだから、仕方ないですね。それにしても恋は盲目です。
で、妊娠したみたいです。
http://matome.naver.jp/odai/2142795385737887101

それでも別れたほうがいいのでわ?

ありがとうございました。
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