教育基本条例下の辻谷処分を撤回させるネットワーク

憲法に反する「君が代」条例ならびに公教育の理念に反する大阪の新自由主義的教育諸条例の廃止を求めます。

何だかとんでもない時代になってきました(Tネット通信15号:辻谷)

2016-07-27 06:40:45 | Tネット通信
~何だかとんでもない時代になってきました~

大阪地裁内藤裕之裁判長、減給処分取消請求を棄却、不当判決に即日控訴!

すでにご存じの方もいらっしゃるだろうと思いますが、7月6日、「君が代」不起立減給処分取消裁判の判決がありました。結果は、昨年12月21日の奥野康孝さんの減給処分取消裁判に引き続き、請求棄却の不当判決でした。

私たちが提訴以来、何度も主張してきた条例の憲法違反については、判決文を見る限り、裁判所はまともに検証を行ったとは考えられない内容でした。憲法19条違反については、被告側の主張に追随し、これまでの最高裁判決を引用するだけのものでしかありません。即日控訴をして闘いを高裁の場に移しました。今後ともご支援よろしくお願いします。

そして、判決文を読んで、何より驚いたのは、人事委員会から戒告処分容認の裁決が出たと書かれてあったことです。減給に先立つ戒告処分については現在人事委員会で審理中です。いくら何でもこんないいかげんな事実認定があるでしょうか。事実認定に基づき判決を出す裁判所がこのような過ちを犯すのであればすべてが信用できないと言っても過言ではありません。控訴審で訴えるだけでなく、多くの方々にこの事実を知ってほしいと考えています。

さて、最後になりますが、来春で大阪に教育条例が施行され丸5年になります。これまで人事委員会や裁判についてばかりお伝えして来ましたが、私たちの課題は、「君が代」強制処分撤回ばかりではなく、教育条例そのものにありました。条例下で5年が経過した大阪の教育の検証が必要です。できればみなさんと共にやっていきたいと考えています。                     [辻谷記]


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