旅っておもしれえ

私は、いまアラスカにいる。

当初は２０年以上前の大学２年次に

モーテルで２メートル級の黒人に

おそわれかけたサンフランシスコ経由で

ラスベガスに入る予定だった。

もう２度とSFの地は踏まないぞと、

黒人男性に「you are chubby,chubby!」

と抱きつかれ、暴れて上半身裸で真冬の

ダウンタウンを駆け抜けたことを思い出した。

日本にかえって、チャビーの意味を調べると

「まるまる太ってかわいい」と書いてあり

辞書のそのページを破り捨てたことは

記憶に新しい！

さて、羽田からの飛行機で、機内に緊急の

病人がでたため、アラスカに緊急着陸

することになったのだ。

私は、まさか生きてる間に極寒のアラスカに

くると思いもよらず。

アンカレッジ空港は大自然に囲まれて、

本当に何もない空港ですが、なぜ

俺アラスカにいるんだと、わらった。

人生って面白い。

この経験から学んだことはこうだ！


１、事前の計画がハプニングで大幅に
変更しても、人を恨むな！
絶対に自分に必要な新鮮なアラスカが
まってる！喜べ

２、機内にいた乗客へ
「搬送された人をみても俺をみるな！
あいつ、なんで降りないの？じゃねえ
俺は野生に戻されるグリズリーじゃねえ！
いやめい！　

３、ユナイテッ⭕️航空の機内食へ
「チキン or パスタ？」じゃねえ
通常は「チキン or フィッシュ？」だ
比較の対象が唐突で心の準備が間に合わねえ！
早朝のフェイントはきついからやめろ！
頭がまわらず「Both!」といった。２つくれ！
ああそうだ、チキンパスタをくれ！

４、機内でとなりの太った日本人が
「びあ！」といったらミルクがでてきた
俺は笑った！
不健康なビールから、なんとも健康的な
朝の牛乳だ！
なんという大胆な強制的な顧客満足を
実行する会社だ！
おそらく、ヒアリングを間違えたふりをして
顧客を健康にする作戦だ！
これは、おおそうだ！外資の戦略にちがいない！
予測不可能な攻撃に備えよ！
やつらは俺らを健康にしようとしているぞ

とにかく明日はラスベガスだ！
おれは、１０年ぶりにベガスにいく
どんな予期せぬことが起こっても笑え！
ハプニングに備えて準備は万端だ！