東京育伸会講師ブログ

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長期的な視点を持とう

2016-03-01 | 教務

 

今週から高校生は期末の期間に入り

当塾の自習スペースはいっぱいになっています

 

明日は物理でここが出るから教えて欲しい

明日の範囲だから復習したいという声も聞こえてきます

 

一見生徒さんが真面目に学校の期末テストに取り組む良い光景のように思えますが

自分はここに大きな落とし穴があると考えています

 

なぜならこのような生徒さんは「長期的なビジョン」を持っていない場合が多いからです

 

当塾は進学塾であるため生徒さんのゴールは大学受験です

 

しかしこのような発言をしてしまう背景には

目の前に迫っているテストにとらわれすぎてしまっているという可能性が存在し

今やっている勉強が大学受験のどのような部分に効果を発揮するのか

わかっていない可能性があるからです

 

例えばスポーツでもそうですが

試合に向けて練習をするとき

この練習が試合のどの場面で使うのか意識していないと十分な効果は得られません

 

同じように大学受験という試合に向けて勉強しているとき

その練習である勉強がどのような場面で活きるのか意識する必要があります

 

例えば学校のテスト勉強ならば

受験で使う科目は基礎の確認

使わない科目は勉強体力(暗記力、計算力等)を鍛える

という受験を見据えた捉え方をすればいいでしょう

 

基礎がしっかりわかっても解けないようなテストは勉強する価値はありませんし

そのような問題を作成している教師はほとんどいないと思っています

(そう信じたいです)

 

今まで見てきた出来る生徒さんは

テスト前になってこの分野を復習したいということは言わず

自習でやってきたノートを持ってきてここの部分が塾の講義と違うんですがなぜですか?

ここの説明はこの分野の基礎として重要ですか?

というようなあくまで受験を見据えた質問をしてきます

 

つまり出来る生徒さんは塾の講義が受験にとって大切であることを理解し

その上で講義を復習に使うよりも応用問題や次の分野に使う方がいいと考えて

自習でわからなかったポイントだけ、それも受験を見据えた視点からの質問をしてくるということです

 

テスト前で必死になっていることが悪いとは言いませんが

今一度自分の目標が何であったか、ゴールは何であったかを見つめなおして

本当に「得」な選択をして欲しいと思います

 

テスト前で必死になっている生徒さんが少しでも本来の目的を思い出し

テストという勉強に格好のチャンスを有効活用出来るようになってくれたら嬉しいです

 

杉谷



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