なかなか記入出来ない

　いつの頃からか、思うに彼女が出産の為に仕事を退いた時からだと記憶しているのだが、それすらも定かでない位の日数が経ってしまった。
このHPを作ってくれた人だから、いつ迄も頭をかすめてしまう。
それなのに今はあまり記入する事も出来ず、やたらに押し流され生活している。
出会いがあれば、別れもあるのは重々分かっているのだが、懐かしく思えてならないのは弱っているせいか歳なのだろうなきっと。

対話

　*(困る)*　「温かいね、今朝は」と会う人ごとに言葉を交わされるのだが、何故なのか寒く感じてしまうのは、身体がおかしいのだろうかと、戸惑いを覚えてしまう。
私は寒いからと話せば、話題が途切れるからと、温かいと口にしているが、もっと素直に喋るべきなのかも。

もう後少しで

*(雪)*　　後15分たったら下へ降りていくのかと思うと気が重い。
これだけ寒いと、お父さんのトイレ回数の多さは目に見えているし、デイから帰った後は、彼女が面倒みてくれているので、随分助かっているから、後少しが尚更重くのしかかるのだろうか。
うちは他所と違って、経済的に破綻をきたしていても、外へ出さなければ生活が成り立たないのも、追い打ちをかけているのかも。

馬鹿げた事を

　兄が死んで彼女一家がほったらかして逃げ出し、こっちに残務処理が回って来た場面が、頭をかすめて仕方がないのは何故なのだろうか。
もうこの段階で通帳とキャッシュカードを、それと生命保険の受取人に書き換えてもらっているし、約束では今住んでいるマンションも、その内に名義の書き換えをするそうな。
そこまでするのなら、面倒をみてもらってもしかるべきだろうに、単なる同居人だから義務はないとのたまうから、聞かされる妹としては、腸が煮えたぎる思いがしてならない。
認知症の二親のかかわりを全てに放棄して、好き放題に暮らしているのだから、こっちこそかかわりたくないというものだし、歳いってから大狂いしだした馬鹿兄貴にため息ものだ。