「地頭(じあたま)力」と言うものが流行だそうです。お地蔵さんのランクかと思ったら人間の頭脳から「知識」を取り除いた「考える力」だとか。そう言えば「鈍感力」なんて言葉も一世を風靡しました。素直に「物事に動じない精神力」と言えばいいのにこうした奇をてらった言葉で愚衆をたぶらかそうとする傾向は益々酷くなります。例えばこの「地頭力」を試すためにあのマイクロソフト社が出した入社試験は「富士山を動かすにはどうしたらいいですか?」某企業の「地球上の6大陸をなくすとしたら何処にしますか?」果ては「ドラえもんのポケットがあれば、どんな道具を使いますか?」なんて如何にも真面目な頭でっかちが考えそうな問題設定です。情けないことに受験者も意表を突かれて立ち往生・・・やれやれです。
バカバカしい問題に答えたからといって知力や解決力の証明にならないことは、ガキの頃から空想とイタズラに明け暮れた元少年探偵団が一番良く知っています。切羽詰った時に必要なのは理屈ではなく、度胸と体力と希望です。早い話「こいつならやるかも知れない」と思わせる力です。これはガキの頃から切羽詰った状況を潜り抜けてこないと身につきません。本を読んで解決するなら本を書く奴がとっくに解決している筈です。我々大衆が接する情報は「出がらし」か「まやかし」のどちらかです。「受信者」は「送信者」に勝てません。こんな単純な事実が見えないのはやはり「あの陰謀」が功を奏しているのかも知れません。
太平洋戦争で「カミカゼ」を体験した戦勝国アメリカが真っ先に考えたのは日本を二度と戦争に立ち上がらせないこと、それには「戦争アレルギー」を植えつけるのが一番です。そして女子供に狙いを定めて見事に成功しています。「備えあれば憂いなし」なんて言葉は死語になっています。「そのうち後悔するぞ」なんて思いながら少年探偵団はもうひとつの「陰謀」・・・「宇宙人の地球侵略」「地球の終末」「ユダヤ人の陰謀」なんて愚にもつかない本や番組が後を絶たない事実に注目します。余りにも程度が低いので製作者の頭が悪いのではなく、もしかしたら「しょせん陰謀なんて漫画や映画の作り事さ」なんて「鈍感力」を植えつけるための「陰謀」かも知れません。何しろ本当に陰謀を進行させている側はやり易いもんね・・・。
バカバカしい問題に答えたからといって知力や解決力の証明にならないことは、ガキの頃から空想とイタズラに明け暮れた元少年探偵団が一番良く知っています。切羽詰った時に必要なのは理屈ではなく、度胸と体力と希望です。早い話「こいつならやるかも知れない」と思わせる力です。これはガキの頃から切羽詰った状況を潜り抜けてこないと身につきません。本を読んで解決するなら本を書く奴がとっくに解決している筈です。我々大衆が接する情報は「出がらし」か「まやかし」のどちらかです。「受信者」は「送信者」に勝てません。こんな単純な事実が見えないのはやはり「あの陰謀」が功を奏しているのかも知れません。
太平洋戦争で「カミカゼ」を体験した戦勝国アメリカが真っ先に考えたのは日本を二度と戦争に立ち上がらせないこと、それには「戦争アレルギー」を植えつけるのが一番です。そして女子供に狙いを定めて見事に成功しています。「備えあれば憂いなし」なんて言葉は死語になっています。「そのうち後悔するぞ」なんて思いながら少年探偵団はもうひとつの「陰謀」・・・「宇宙人の地球侵略」「地球の終末」「ユダヤ人の陰謀」なんて愚にもつかない本や番組が後を絶たない事実に注目します。余りにも程度が低いので製作者の頭が悪いのではなく、もしかしたら「しょせん陰謀なんて漫画や映画の作り事さ」なんて「鈍感力」を植えつけるための「陰謀」かも知れません。何しろ本当に陰謀を進行させている側はやり易いもんね・・・。