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「タイムバール」少年探偵団の時代

元少年探偵団、現ダメ社長が「記憶と夢」を語ります。

しょうがない

2007年07月04日 | Weblog
どこか間の悪そうなおじさんだと思っていたら、案の定「しょうがない」発言で辞任の久間防衛相・・・。やれやれ、と思うのはこの素朴な田舎議員にではなく、「平和ヒステリーの選挙民」の顔色を伺うだけの野党と与党とマスコミに対してです。元少年探偵団の「ひねくれおじさん」から見れば、己の利権のために巨額な無駄金をくすねる政治屋と、天下り先から何度も退職金をせしめる役人と、そうした実体を明らかにしないマスコミもみんなグルで国民の知能(判断力)を麻痺させようとしており、しかも大成功している、としか思えません。

 筋から言えば原爆を落とされるまで無謀な戦争を続けた軍部の「指導者」こそ糾弾されるべきで、更にはそんな国家を選択した国民は「しょうがない」のです。ここに昭和20年当時の少年探偵団がいたら大人にこう聞きます。「結局、戦争に負けて酷い目にあったから、平和、平和と叫ぶんだよね?」傍でヒヨコがピヨピヨ鳴きます。

 ここに「20世紀全記録」と言う分厚い記録本があります。1900年からの報道記事と写真を「毎日ごと」収めた根性本です。昭和17年2月18日、「大東亜戦争戦捷(勝)第一次祝賀国民大会開く」なんて記事が出ています。提灯行列に浮かれた大衆は嬉しそうです。数千人が「殺された」9・11NYテロに対するイスラム側の報道で、「敵への仇討」を成し遂げて喜ぶおばさんの映像と重なります。日本の大河ドラマでも山内一豊の奥さんが「お手柄おめでとうございます」なんて亭主(一豊)を労う場面を見ても善良な視聴者は一緒に喜びますが、誰も「殺された相手の家族」まで想像しません。

 事ほど左様に我々人間は「感情的な盲」なのです。 例えば渋谷あたりの交差点では必ずと言っていいほど、携帯電話しながら赤信号を悠々と歩いているバカ姉ちゃんがいます。日頃、車を運転している側から見れば「誰か撥ねてくれないかな」とすら思います。そんなムカつく人に、笑えるイタズラ動画です。最後の場面が日本では味わえないハイカラでアナキーです。

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