前回は偏屈爺さんのブログだったので悔い改めようと思います。それにしても埼玉県知事の「自衛隊は人殺しの訓練をしている」と言う発言・・。いよいよ出てきたかと言う思いです。「貴方は罪もない魚を殺害してその肉片を酢飯に乗せて食べています」と言うのと同じ病的発想です。寿司屋が聞いたら袋叩きに遭うでしょう。これが青白いガキではなく、いい年をした親父から出てくるのは不気味です。知事というのは頭がおかしくなる職業なのか、おかしな人間が知事になるのか判りませんが・・・。おっと、また話が逸れました。色の話でした。
夢に色がないというのは真っ赤な(話の伏線)ウソで、色は付いてます・・・と言いたいところですが、本当は色を「感じた」と言うべきでしょう。不思議なのはなぜそれが「赤」なのか・・・確かに、血の色であり、火の色であり、太陽の色であることから「赤」は生死を左右する最も重大な色には違いありませんが、それなら「緑」も「青」も生命の維持から結構重要な色だとは思いますが、夢には出てきません。あるデザイナーの話ですが、「赤」だけは電話で色校ができるそうです。つまり「真っ赤な赤」と言えば双方感覚のズレはないそうです。
この逆が「紫」。見る角度だけでなく、極端に言えば時間によって色合いが変わってしまう色です。これは当社の得意先に日本でも最高峰の帯屋さんがいて、なぜ国産生糸にこだわるのかの話です。染織で最も難しく、それ故妖しい魔力がある紫がその本領を発揮するには「光る」こと、光るためには純白を出せる国産高級生糸しかないそうです。染職人自身がうっとりするような紫には国産生糸の強烈な反射力と波長自体が持つ影響力があったと言う訳です。
過日、NHKBS番組の「蘇る紫ー喜多川歌麿」でこれまでの歌麿には全く見られなかった鮮やかな紫が、初めて映像に登場しました。保存状態が極めて良かったためで、この紫で歌麿の主題が初めて明らかになったと言う話です。自然界では強烈な持続力を発揮する「紫(青紫)」ですが、その染料の希少性から古代からどの国でも至高の色とされ、庶民の使用が禁じられていた「紫」は確かに妖しい色です。
儚く記憶に残りにくい「紫」と、「真っ赤」と言えば寸分の狂いもなく同じ色を想像する「赤」。この両極端な特性と、人間の可視光線の両極の「紫外線」と「赤外線」は何か関係があるのでしょうか?そんな「色事」で悩ましい昨今です。
夢に色がないというのは真っ赤な(話の伏線)ウソで、色は付いてます・・・と言いたいところですが、本当は色を「感じた」と言うべきでしょう。不思議なのはなぜそれが「赤」なのか・・・確かに、血の色であり、火の色であり、太陽の色であることから「赤」は生死を左右する最も重大な色には違いありませんが、それなら「緑」も「青」も生命の維持から結構重要な色だとは思いますが、夢には出てきません。あるデザイナーの話ですが、「赤」だけは電話で色校ができるそうです。つまり「真っ赤な赤」と言えば双方感覚のズレはないそうです。
この逆が「紫」。見る角度だけでなく、極端に言えば時間によって色合いが変わってしまう色です。これは当社の得意先に日本でも最高峰の帯屋さんがいて、なぜ国産生糸にこだわるのかの話です。染織で最も難しく、それ故妖しい魔力がある紫がその本領を発揮するには「光る」こと、光るためには純白を出せる国産高級生糸しかないそうです。染職人自身がうっとりするような紫には国産生糸の強烈な反射力と波長自体が持つ影響力があったと言う訳です。
過日、NHKBS番組の「蘇る紫ー喜多川歌麿」でこれまでの歌麿には全く見られなかった鮮やかな紫が、初めて映像に登場しました。保存状態が極めて良かったためで、この紫で歌麿の主題が初めて明らかになったと言う話です。自然界では強烈な持続力を発揮する「紫(青紫)」ですが、その染料の希少性から古代からどの国でも至高の色とされ、庶民の使用が禁じられていた「紫」は確かに妖しい色です。
儚く記憶に残りにくい「紫」と、「真っ赤」と言えば寸分の狂いもなく同じ色を想像する「赤」。この両極端な特性と、人間の可視光線の両極の「紫外線」と「赤外線」は何か関係があるのでしょうか?そんな「色事」で悩ましい昨今です。