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「タイムバール」少年探偵団の時代

元少年探偵団、現ダメ社長が「記憶と夢」を語ります。

ダメなブロガー

2007年07月26日 | Weblog
「やっぱりな!」ブログの検索ロボット相手のイタズラの続きです。2日続けてブログに今風の「キーワード」を散りばめて更新すると「真面目にやってるな!」とロボットが判断したのか、たちまち「訪問者数」が増えました。これはロボットが「ほら!ちゃんと続けるとこんなに沢山の人が見に来てくれるんですよ!」と脱落しかかる子羊達(ブロガー)を励ましている訳ですが、もうひとつ狙いがあります。それは「ほらこんなに続けている人がいますよ!」と逆にブログを見る人を逃がさないようにしているのです。なぜこんなことが判るかと言うと、「ブログ解析ツール」なるカラクリがあって、毎月何百円か出すと、自分のブログが誰に、どのように見られているのか追跡できるからです。とんでもない「訪問者数」になる時間帯は大抵、回線が空いている午前4時前後です。この時間帯は人間ではなく、健気なロボットが世界中のブログやホームページを渡り歩いて、更新具合やキーワードをチェックしているのです。共通した言葉(キーワード)が多い程、関心度が高いと判断される訳です。

その本当の理由は、ブログの「内容」を分析して、それに「相応しい広告」を出すためです。これは「検索連動型広告」と言うそうですが、何を基準に「相応しい」と判断するのかロボットに聞いてみたい処です。それでも、単純にサイトに貼り付ける「バナー広告」より「的をしぼった」広告として今一番伸びているそうです。グーグル(Google)と言う会社の4,500億円に上る売り上げの半分がこうした広告収入ですから、「いかに大勢の人を集めるか」が生命線になります。広告主はブログやサイトに貼り付けた広告を閲覧者がクリックするたびに、グーグルなどに広告料金を支払う訳ですが、その広告を掲載したブロガーやサイトにも「分け前」が入る仕組みです。売れれば更に「歩合」が入ります。何のことはない、タダで貰った広告入りのTシャツを着て銀座通り(人ごみ)を歩かされているようなものでが、「お金も入りますよ!」なんて言われれば「僕も欲しい!私にも頂戴!」と言う人間が増えるのは当然です。

高い金をとっておきながら、その製品を「改良」と称して「陳腐化」させるマイクロソフトとは大違いで、ちゃんと商売のツボを押さえているのはさすがです。こうした人を集めるための「電脳空間」は今後も次々に登場する筈ですが、消費者は気紛れで、広告主はシビアです。少年探偵団のおじさんにとっても、自分のブログやサイトにそんな広告を載せて「はした金」を稼ごうなんて野暮ではありません(尤も左のバナーは勝手に貼り付いていますが)。いずれロボットから「利用価値のないブロガー」と認定されて「もうお年だから止めた方がいいですよ!」なんて引退勧告されるかも知れません。それにしてもこのカラスは凄い!

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