「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

レトロゲーマーへの道~X1Cを強引にキャプチャーしてみた

2017年03月26日 13時15分01秒 | レトロゲーム

ソフトとカセットデッキ周りが落ち着いてきた様なので、再び何とかキャプチャー出来ないか考えてみました。

USBキャプチャーは、スーパーファミコンやプレイステーションでは問題ありませんが、X1Cでは何故か画像が止まってしまいます。
Windows98SE機のビデオボードでは辛うじて映ってますがノイズも酷くキャプチャー中の映像も見れません。

過去記事:~X1Cの画像キャプチャーを試みる
     ~新たな表示方法の確保



そこで、色々とキャプチャー関連で調べてるときに発見したページ
「PLUS1WORLD」さんの、Webカメラで3DSを撮ると言うものです。

しかし、見てみるとめっちゃ高性能?なWebカメラを使っている様です...
「¥15,000-出すなら、ジャンクのデータレコーダー買うっす!」
って事でWebカメラなんですが超安物使ってみる事にしました。

Webカメラ:ロジクール HDウェブカム C270(ブラック)¥1,220-

このWebカメラ、普通では約40cm以上からしかピントが合わないのですが
改造して手動調整出来るらしいので早速自分もチャレンジしてみました。

普通に分解して、カメラの歯車を回すだけ。
  
テレビ画面ぐらいの引き映像なら40cm以上ありそうですが
カーナビ画面の場合は、そこそこ近くから撮影するのでピント調整が必要です。

調整自体は結構簡単ですが、カメラの位置が定まらないのでピントを合わせるのが難しいです。
なので、カメラの位置を決めるスタンドを作る事にしました。



●自作、Webカメラスタンド

基本的にディスプレイに乗せるタイプのWebカメラなので支えるスタンド部分がありません。
なので100均素材で作ってみました。

どこかのホームページを参考に、スマホスタンド+カメラスタンドで。
ネジが合いそうなスマホスタンドが無かったので、スマホスタンドに穴をあける事にしました。
  
スマホスタンドクリップとカメラスタンドを合体させて完成♪

 
もともとがスマホスタンドなので使えるのは当然ですが
さらに角度調整が容易になるので、スマホカメラスタンドとしてもオススメ。
100均三脚の足が短い為に場所は選びますが、自撮り棒と違って引きの写真を撮れるのが魅力です。

216円で作れる、色々なものを挟めるスタンド、なかなか使えると思うのでお試し下さい。



●穴あけの小技

ドリルを使わずプラスチックに綺麗な穴を空ける方法です。
昔流行った?ドライバーセットを使います。

子供の頃から愛用しているドライバーセットですが、今でもあるのでしょうか?

昔は全く用途が分からなかった、ネジドリル型のものがプラスチックの最初の穴あけに大活躍します。
エグり取る感じで穴を開けて行くので、初期の段階では尖ったキリよりも穴をあけやすいかもしれません。
ちょっと近場の100均を見た限り、今のドライバーセットではネジドリル型が付いてないんですよねぇ。
大きめのダイソー辺りに行けばあるかもしれません。(ワザワザ買いに行くほどでありませんが。)

穴のサイズの微調整も可能なので、ピッタリの穴を空けたい、
けどピッタリサイズのドリルなんてイチイチ買ってられないって時に使えたり使えなかったり。
材質によって難易度が大きく変わりますが、概ね手動で何とかなるので
特別な工具を買う必要が無いのが魅力。(今となっては、このドライバーセットが特別かもしれませんが..)
綺麗に仕上げたり、良く穴あけするとか金属の穴を広げるなら、テーパーリーマーを買う方が早いと思います。

穴を開ける場所をマークして、最初に透明の尖った千枚通しっぽいやつで、中心点を決めます。
  
次に青いドリル型ドライバーで、少しずつ削りながら堀進めます。
    
ネジ型に刺さるからと言って、一気に穴を開けようとするとプラスチックが割れてしまう事もあるので
ワザとネジ山を潰す感じでプラスチックをエグリ取ります。

貫通したら、緑の細い+ドライバーから順に大きな+ドライバーに変えて穴を広げて行き
好みのサイズより気持ち小さ目まで広げます。
    
  
頃合いのサイズまできたら、少し大きめの+ドライバーで穴のサイズを調整しつつバリ取りをして完成♪

今回はこの段階で希望のサイズになりましたが、橙色の+ドライバーの次はマイナスドライバーしか無く
+ドライバーほどは綺麗に削れないので、上手く広げて行くしかなさそうです。
 

どれぐらいの使用頻度か分からなくてドリル+テーパーリーマーを買うのを躊躇う自分は結構この方法を多用します。



●実際にキャプチャーしてみる

ケンウッドの8インチナビで撮るのを忘れた風orz
キャプチャー方法は
・テレビの場合
 X1C > 簡易アナログ変換 > RGBコンバータ(RGB-VIDEO-CV04N) > S端子 > 液晶ビエラ か液晶レグザ> Webカメラ(C270)です。
・カーナビの場合
 X1C > 簡易アナログ変換+簡易複合同期 > ナビチューナーへRGB入力> ナビモニター > Webカメラ(C270)です。

キャプチャー自体に問題はありませんが、以前より同期にかなり時間がかかっている気がします。
RGBユニットにして色々組みつけた事でノイズが乗っている可能性もあります。
それとも単にソフトの表示方法によるものでしょうか?
どうもこの液晶ビエラは、画面が暗転すると再同期がかかる様ですね。



「ばってんタヌキの大冒険」
ロックマンがヌルゲーに思える程の鬼畜仕様である「落とし穴」がこのゲームのポイント。
なかなか色使いが綺麗で音楽も子供の頃からずっと耳に残っているお気に入りのゲームです。


・液晶ビエラでは、スタート時の同期にやたら時間がかかります。


・液晶レグザでは、スタート前の文字とMAP切替の時に同期ズレで流れそうにブレます。


・パナソニック7インチカーナビモニターは元の画質がアレだったので色褪せた感じに?液晶のせいかも。


「No.1ゴルフ」
この音楽大丈夫なんでしょうか?w
昔はこんな感じのタイトル音楽が多かった気がします。


・液晶ビエラですが、ばってんタヌキの大冒険より長い間同期に時間がかかっている感じ。


「メーベルズマンション」
操作がやたら複雑で仕掛けも難解なため、ほぼスタート地点に近い所までしか進めなかった記憶。


・液晶ビエラでは、デモ中の場面転換で暗転する度に同期しようとして乱れまくりです。


・液晶レグザでは、常に流れそうになりブレます。場面転換では問題ありません。


「う~ん、信号とか問答無用でキャプチャー出来るし。もうこれでいいやん。」
とも思える程度で、画質的には昔のカメラの印象からすると全く問題ありません。
フレームレートは当然30fps以下ですが、まぁ何やってるか分かれば良いでしょう。
実機で遊ぶのは自分ぐらいで、普通の人はエミュレータでプレイするだろうしね。
何より、SSがメインPCで撮れるのが良い!!

しかし液晶だとブレが結構大きいですよね。あとは光源の反射の問題。
この液晶ビエラは応答速度もそんなに早くないのと液晶でのブレがある分、余計に...
ブラウン管のモニターを所持していないので分かりませんが、もう少しマシにキャプチャー出来るかもしれません。

まぁ現状一番安定しているキャプチャー方法なので、次の手を思いつくまでコレで行きましょう。



●まとめ

液晶による表示のブレの問題が大きいものの、一応の目標は達成出来ているのではないでしょうか?
何をやっているのかが分かればokだと思っていますが、雑音が入らない様に本体から直接音声を取っている為に
X1C本体のカセットデッキのメカ音をお伝え出来ないのが残念です。

今回、何より気になったのは「液晶ビエラの同期の遅さ」
マッピーなどでは起動時以外は再同期がかからない為に気になりませんでしたが、
この同期の遅さは問題ありなので、何とかしたいと思っています。

USBキャプチャーはステレオで録音出来るので、片方をマイクにしてX1Cに内臓するとか
音声を混ぜて録音するとか、まだまだキャプチャーに関しても改良の余地はありそうですね。
まぁ、動画でカセットのロード時間を待ってもらうのもアレなんで、
先に動画で早送り編集の仕方とか勉強しないとダメですけどw

100均カメラスタンドは応用が利くので1つぐらい持ってると便利です。
ただし、三脚の角度と首振りが弱いので重い物には使えませんのでご注意を
カーナビモニターが、この三脚のネジ穴に丁度合うサイズなのですが
スグに倒れそうになる為に使い勝手は良くありませんでした。

Webカメラキャプチャー。最大の欠点はカメラ位置のセッティングの煩わしさにあります。
普段から据え付け出来る場所やケースが有れば良いのでしょうが
自分の様に、あちこちからモニターを移動させてきたり、
決まったモニターの位置にカメラをセッティングするだけでも時間を食うので
「空箱+ナビモニター+固定カメラスタンド」みたいな使い方が良いかもしれませんね。
あとは、やはり視界にカメラが入ってしまうので別途モニターを分岐しないと気になります。

モニター以外を映す定点カメラとして考えると、USBケーブルの問題が出てくるので
結局はWebカメラの延長線でしかない感じでしょうか。
USBケーブルを延長で伸ばし過ぎるとカメラを認識しない事もあったので、応用は利き難いと思います。

折角それなりにキャプチャー出来る様になったにも関わらず
設置が面倒でWebカメラキャプチャーの使用頻度が低く、携帯カメラに頼ってしまうのでした。




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