サッカー見聞録

サッカーに関する記憶を留めるために

日本サッカーとアメリカサッカー

2007年01月17日 18時06分00秒 | サッカー日記
ベッカムがアメリカに移籍することが話題になっている。私のベッカム評価はかなり低いのであまり関心がない。またアメリカサッカーにも殆ど関心がない。今回、宮本(恒)もアメリカから移籍のオファーがあったらしい。アメリカの思惑では、ベッカム対宮本(恒)でミーハーサッカーファンを集めようという腹らしい。実にくだらない。アメリカサッカーならではと感じる。宮本(恒)はサッカーにおける正常な神経を持っていたので、同じレッドブルではあるがヨーロッパを選んだ。晩節を汚さずに済んだと思う。
ところで日本サッカーのアドバンテージを探してきたが、今のところ前回書いた事以上のことは考えが及ばない。
今回はベッカムの移籍云々があったらからではなく、前回書いていたときに思ったことを書く。
前回ブラジルと日本のサッカー事情の違いについて書いた。国民がどれだけサッカーにベクトルが向いているか否かで、その国のサッカー文化の深度が計れる。
日本に比べるとブラジルは人口をサッカー指向者の数で割った数は、日本のそれに比べ格段に低い。簡単に言うと人口が分子で分母がサッカー指向者数だ。日本は相当高いだろう。
日本は様々なスポーツにアスリートが分散しているからだ。そして比較的日本に文化として根付いた舶来スポーツのナッバーワンは「野球」だと思う。
一方アメリカサッカーに目を向けると、日本事情によく似ている。
アメリカではサッカーよりも断然ベースボール、アメリカンフットボール、バスケットボール、アイスホッケー等が人気を独占する。多分アメリカでサッカーが好きな人間は「物好きな人間」と見られているのでは無かろうか?違っていたらお教えください。
アメリカでは最高のアスリートはベースボール、アメリカンフットボール、バスケットボールの選手になる。ゆえにアメリカのサッカー選手はアメリカで最高のアスリートではない。だとするとアメリカのサッカーは弱い。ただアメリカは多民族国家なので、最近グリーンカードが渡されたサッカーが少々上手い南米系選手もいるかもしれないので弱くはないかも知れない。が、しかしサッカーの標準からは明らかにはずれている。
はっきり言ってアメリカのサッカーは、サッカーが面白いか否かを論ずる以前なのだ。
まー、アメリカサッカーに関して論じても意味がない。述べたいことは、日本サッカーとアメリカサッカーの状況とがかなり似ているということだ。
そうだとするとかなりまずい。日本にサッカーが根付く日はあるか?かなり疑問だ。
当然日本サッカーとアメリカサッカーが殆ど近似だとは思わないが、非常に似ている。
ペレもサッカー選手としての最後をアメリカのコスモスで過ごした。結構世界的スーパースターの晩年はアメリカである。晩年といってもサッカー好きには大変気になる。そのようにアメリカサッカーも盛り上げに苦心してきたが、一向に火がつかない。
今回ベッカムの移籍金が5年で300億円とか。アメリカのスーパーリッチにとって300億円がどのようなお金なのか知りようもないが、まさか捨てるわけではないだろう。それなりに元が取れる算段を考えてのことと思うが、もしアメリカでのベッカムのプレーが放映されても見ないだろう。見る意味がないからだ。時間の無駄である。


3 コメント

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TBのお願い。 (まちゅら)
2007-01-17 21:09:28
初めまして。記事の方面白く読ませていただきました。日本とアメリカで近似的・・・あまりいい兆候ではありませんね。説得力ありますけれど。
ベッカムに対する評価は私とは違うようですが、まぁ私は選手としてよりも人間としてベッカムが好きなので、議論をするつもりはありません。
トラックバック、実は初めてなのですがよろしくお願いします。
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たびたびすみません。 (まちゅら)
2007-01-17 21:37:19
トラックバック出来ませんでした。
私のやり方が悪いのか、そちらの設定がそうなっているのか分かりませんが、残念です。もう少し試みようと思いますが、迷惑でしたら連絡下さい。
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コメントありがとうございました (まちゅら)
2007-01-21 04:49:06
トラックバックが上手く行かないようなのでブックマークにお宅のページを登録しました。サッカーに詳しい方のようなので度々訪れると思います。よろしくお願いします。
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