改造公認車検 「コッシーの公認車検日記」

改造車公認登録業 、コッシーの公認車検日記。日常の業務の中でのエピソード、感じた事などを書いて行きたいと思ってます!

ハイドロ公認・・・でこんなことが

2016-12-21 09:41:13 | ハイドロ公認

おはようございます。
毎日いろいろな公認車検案件が舞い込んでくるTICですが・・・
どんなことをしているのかの、いまさらながらのご紹介。
弊社は検査をとる立場、ショップさんやメーカーさんで製作された車両を通すのがメインの仕事です。
製作者さんがあっての会社ですので、製作者さんの作品に物申すのはご法度です。
しかしながら必ずしも良いものばかりではないのも事実です。
私は何千台もの改造車を運転(車検場などに行くまでの短い距離ですが)してきました。
なぜか直感的に、これいいね・・・とか、うううんちょっと、とか感じてしまいます。

そんなおりこんなことが。
ハイドロサスペンション!!
このジャンルに興味の無い方でもひところのローライダーブームでちょんぴょんはねる車見たことがありますよね。
お預かりしたときに、これ危ないなーーと思った車です。
アキュムレータ式、正式にはハイドロニューマチックサスとも言いますが高圧窒素ガスが充填されたアキュムレータにより緩衝します。
つまりこれがバネになります。
で何が危ないと思ったかというと、ぜんぜん耐圧が足りない。
わかりやすく言うと軽自動車のタイヤをハイエースバンにつけて1000kg荷物積んで高速かっとんでください。
危ないでしょ!!
で事件が起きました当社の積載車にこの車両を積んで回送中に、積載車のうえでアキュムレータ破裂。
画像が破裂したアキュムレータ(アルミ製で重量車に使っちゃいけないものです、ミニトラックなどで外に露出していたら大惨事です)
考えられる原因は積載トラックのバネとハイドロサスが共鳴した??
ただこんなことでこわれるのはまずいでしょ!!
ともかく自走中で無く良かった!!
そしてスチール製の頑丈な車両用の設計の物に変更。
こんなパーツのチョイスや窒素ガス圧の設定、改善など今までの経験と技術で対応しますよ。

当社は公認車検屋ですが認証整備工場(普通の車検や整備は受けていません、改造車オンリーです)や各種機械を完備して、公認車検の改善作業などをタイムリーにできる体制を整えています。
また各種試験業務(強度試験・制動試験・排出ガス試験・騒音試験などなど)の加工、改善、調整などなるべく自社で行います。
NOx窒素酸化物分析器などまで完備しています。

世の中にはいろんなカテゴリーの改造車がありますが、良いものを造ってカスタムカーライフを楽しんでもらいたいなと思います。
師走ですが来年も難しい案件チャレンジしていきます。
公認車検という部分で微力ながら当社もお手伝いさせていただきます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿