チビクロの美術さんぽ

ぬいぐるみの黒猫チビクロがお出かけしますにゃ。休みの日に美術館へ行って、絵を見るのが
楽しみなのですにゃ。

「雪村 奇想の誕生」東京藝術大学大学美術館 @上野駅

2017-04-20 23:00:00 | 美術館 博物館
渋谷を出たチビクロわ、
山手線に乗って移動して
上野にやってきましたですにゃ。

お次の展覧会わ、こちらですにゃ。
「特別展 雪村 奇想の誕生」
東京藝術大学大学美術館


チラシより抜粋するですにゃ。

伊藤若冲、曾我蕭白、歌川国芳…「奇想の画家」が大ブームを巻き起こしているいまこそ雪村!
元祖「奇想の画家」というべき雪村の、破天荒で、ユニーク、大胆で繊細な作品の数々をご堪能いただきます。

琳派の代表絵師である尾形光琳は、雪村を思慕し、模写や雪村を意識した作品を数多く残しました。近世には、狩野派、近代では、狩野芳崖、橋本雅邦らが、雪村を研究します。本展は、
雪村に影響を受けた後世の絵師の作品の数々もご覧いただきます。また、「電力王」「電力の鬼」と呼ばれた松永安左エ門(1875-1971)や、
「マネジメントの父」
ピーター・F
・ドラッカー(1909-2005)も雪村に魅せられ作品を所蔵するなど、現代にいたるまで多くの知識人たちを魅了してやみません。

息を呑む世界観。
細部に宿る「せっそん」魂。
大きな屏風も小さな掛け軸も、
一つ一つの作品の細部に
雪村の独特な世界観がふんだんに盛り込まれています。
《呂洞賓図》(大和文華図)の
仙人の足元に描かれた波、
《瀟湘八景図帖》(個人蔵)
《金山寺図屏風》(笠間稲荷美術館蔵)に描かれた人々…
細部に宿る「雪村」魂を
ぜひ会場でご覧ください。

構成
第1章 常陸 画僧として生きる
第2章 小田原・鎌倉滞在ー独創的表現の確立
第3章 奥州滞在ー雪村芸術の絶頂期
第4章 身近なものへの眼差し
第5章 三春時代筆力衰えぬ晩年
テーマ展示光琳が愛した雪村
第6章 雪村を継ぐ者たち

チビクロが気になった作品

21.柳鷺図 静嘉堂文庫美術館
水辺の空気感が伝わる作品ですにゃ。
淡い墨の色の濃淡が、
目を引き付けるですにゃ。

31.蕪図 
かわいい蕪ですにゃ。
新芽、若葉、おとなの葉と
変化に富んでいるし、
ねっこのひげも愛らしいですにゃ。
賛わ、なんて書いてあるんだろにゃ。

39.列子御風伝
列子は、道術を究めて
風に乗ることができた
というにゃ。
力むことなく風に乗る列子の姿が描かれていますにゃ。


44.欠伸布袋・紅白梅図
今起きたよという感じの布袋様ですにゃ。
のびのびかわいい布袋様ですにゃ。
このように描かれる梅わ、
雪村が元祖だったのか、
チビクロ知らなかったにゃ。
解説によると、
尾形光琳わ、
江戸で、
この作品を目にすることが
あったということで
影響をうけたのでわ、と
いいますにゃ。

49.呂洞賓図 奈良・大和文華図
50.呂洞賓図 
解説によると、
龍頭に騎り、
水瓶から子龍を昇らせるという
新奇な図像にしたところわ、
雪村の独創ということですにゃ。
現代のファンタジー系冒険映画もびっくりの絵ですにゃ。


こちらの花鳥図わ、
よくみておかないとにゃ。
いいですにゃ、
好きなタイプの屏風ですにゃ。
70.花鳥図屏風
 奈良・大和文華館
柳が、風でゆれる感じが気持ちの良い作品ですにゃ。
右隻わ、動きがあり、力強い描写で、
左隻わ、穏やかで優美な印象ですにゃ。

71.花鳥図屏風
 ミネアポリス美術館
解説によると
右隻わ、月夜の春の一瞬を描いた作品ですにゃ。
左隻わ、四季花鳥図屏風でわ、
夏の象徴として
定着している柳が主要モチーフとしていることから、
霧が立ち籠める夏の朝の情景と
されるそうですにゃ。
つばめが飛ぶ躍動感、
鯉の力強さ感じますにゃ。

79.猫小禽図
ちびとらにしか見えませんですにゃ。
鳥にからかわれていますにゃ。

88.蝦蟇鉄拐図
いろんな絵師が描いているけど、インパクト強い作品ですにゃ。

後世の絵師にいろいろな
影響を与えたすごい存在
ですにゃ。

雪村わ、トーハクの総合文化展で目にしたことがあるし、
とても楽しみにしていて、
一堂に作品を
目にすることができて
すばらしい展覧会でしたにゃ。
今日も素敵なアートに出会えて
うれしいチビクロですにゃ。


本日もお読みいただきありがとうございますにゃ。




















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