中核派は、3年以降、「将来の武装闘争に備えて、「テロ、ゲリラ」戦術を堅持しつつも、一時的に組織拡大のため労働者中心の活動に重点を置く」(3年「5月テーゼ」)との方針に基づいて、労働運動、大衆運動等を通じて組織を拡大していく活動を行っています。特に、同派が「四大産別」と呼称する自治体、郵政、教育、JRの各労働組合の中に、活動家や同調者を増やす活動を最重要の取組課題としています。
こうした方針に基づいて、17年は、イラク問題、「日の丸・君が代」問題、東京都議選を「三大闘争」と位置付けて取り組みました。
イラク問題では、3月20日、イラク開戦2周年に合わせて、「陸・海・空・港湾労組20団体」(超党派)等が主催した集会(東京、全体約5,000人)に約1,300人を動員しました。また、陸上自衛隊のイラク派遣に対して、派遣部隊が所属する部隊の駐屯地である愛知、兵庫、福岡、熊本で現地闘争に取り組みました。
「日の丸・君が代」問題では、高等学校の卒業式や入学式における国旗掲揚と国歌斉唱を国による「押しつけ」と反発し、特に、この問題で教育委員会が強い指導を行った東京都において、都立高校の周囲に活動家を動員して、ビラを配布しました。
東京都議選(6月24日告示、7月3日投票)では、杉並選挙区に元都議の候補者を擁立しましたが、同候補者は落選しました。
こうした中、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」という。)の教科書が、18年度から杉並区の公立中学校で使用される可能性が高まったことから、教科書使用問題を「三大闘争」と同等に重視して、選挙中から、「戦争賛美・戦争肯定の教科書」などと批判して、「つくる会」の教科書の採択阻止を訴えました。
選挙後も、「「つくる会」教科書の採択に反対する杉並親の会」と共闘して、市民運動を装いながら、杉並区役所の包囲行動、同区教育委員会への抗議・申入れ等に取り組みました。しかし、8月12日、杉並区では、「つくる会」の歴史教科書を採用することを決定しました。
このほか、教育基本法改正、郵政民営化、共謀罪を新設する刑法改正等の問題をとらえて、集会、デモ等の大衆闘争に取り組みました。
中核派は、17年中の大衆運動と組織拡大の成果を集約する集会として、11月6日、「全国労働者総決起集会」(東京)に約2,700人を動員して、集会、デモに取り組みました。
中核派は、18年も、反戦や教育問題、憲法改正問題等への取組みを通じて、労働運動や大衆運動への影響力の拡大を図るものとみられます。
http://www.npa.go.jp/keibi/biki5/text/p09-01.html
教科書問題:扶桑社の教科書、採択違法と提訴--市民グループら /栃木
◇大田原市教委などに 大田原市教育委員会が昨年7月、中学の歴史、公民の教科書で「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した扶桑社の教科書を採択したのは違法だとして、県内の市民グループら94人が28日、市教委、市、県教委などを相手に採択取り消しなどを求める訴訟を宇都宮地裁に起こした。 訴えたのは、市民グループ代表ら県内14人、県外38人、韓国在住者42人。訴状によると、「歴史認識を誤った教科書を同市教委が採択したことは、憲法や子どもの権利条約などに違反する」として、採択の取り消しと精神的苦痛による損害賠償、韓国の新聞への謝罪広告の掲載を求めた。 大田原市教委は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話している。【関東晋慈】毎日新聞 2006年8月29日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20060829ddlk09040197000c.html
『つくる会』教科書
採択取り消し求め提訴
大田原市教委が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史と公民の教科書(扶桑社版)を採択したのは、憲法に違反するなどとして、県内外の市民ら計九十四人が、同市教委や県教委を相手に、違憲確認や採択取り消しなどを求める訴えを二十八日、宇都宮地裁に起こした。
訴えによると、原告側は「『つくる会』の教科書は、日本の侵略戦争を賛美している。この教科書で、戦争を肯定する内容の教育を行うことは憲法や教育基本法に違反する」と主張。「採択や使用により精神的苦痛を受けた」として、一人当たり千円の損害賠償も求めている。
原告の内訳は、同市の一人を含む十四人が県内在住者。このほか全国各地に住む市民三十八人や、韓国在住の同国人四十二人も参加している。
提訴後の記者会見で、原告の一人、主婦の原田芳子さん(40)は「昔のような暗い時代を迎えることがないように(裁判で)頑張りたい」と語った。
「つくる会」の教科書は、同市教委が昨年七月に採択。今春から同市立中学校の全十二校で使われている。原告側によると、同様の訴訟は愛媛県でも起きているという。
提訴を受けて、大田原市教委は「訴状を見ていないので、何も言えない」としている。 (松尾博史)
http://www.chunichi.co.jp/00/tcg/20060829/lcl_____tcg_____002.shtml
あんた何様?日記
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/45126/diary.html
〈東京朝鮮第2初級学校土地問題裁判〉 第14回口頭弁論
日本の学者の意見書を総合して、被告の主張として提出
東京都が東京朝鮮第2初級学校に対し、校地として使用している都有地の明け渡しなどを求めている「枝川裁判」の第14回口頭弁論が8月31日、東京地裁で行われた。
今回の口頭弁論では、朝鮮学校側弁護団がこれまで3人の日本の学者たちが提出した意見書を総合した意見陳述書と東京第2初級宋賢進校長の陳述書、TBSの番組「News23」で放映された内容を収録したビデオなどを証拠として提出した。
また今回の口頭弁論では、東京第2のグラウンドの一部が区道であるとして3年間の不当利得に対し訴訟を起こした江東区の裁判も、次回から平行して行われることが確認された。
口頭弁論では、朝鮮学校側弁護団の金舜植弁護士がこれまでの裁判の流れと主張に対して、要約して説明した。
裁判終了後、東京弁護士会館で報告集会が行われた。
次回の口頭弁論は10月12日に行われる。
[朝鮮新報 2006.9.2]
朝鮮新報(日本語版)
http://www.korea-np.co.jp/sinboj/
こうした方針に基づいて、17年は、イラク問題、「日の丸・君が代」問題、東京都議選を「三大闘争」と位置付けて取り組みました。
イラク問題では、3月20日、イラク開戦2周年に合わせて、「陸・海・空・港湾労組20団体」(超党派)等が主催した集会(東京、全体約5,000人)に約1,300人を動員しました。また、陸上自衛隊のイラク派遣に対して、派遣部隊が所属する部隊の駐屯地である愛知、兵庫、福岡、熊本で現地闘争に取り組みました。
「日の丸・君が代」問題では、高等学校の卒業式や入学式における国旗掲揚と国歌斉唱を国による「押しつけ」と反発し、特に、この問題で教育委員会が強い指導を行った東京都において、都立高校の周囲に活動家を動員して、ビラを配布しました。
東京都議選(6月24日告示、7月3日投票)では、杉並選挙区に元都議の候補者を擁立しましたが、同候補者は落選しました。
こうした中、「新しい歴史教科書をつくる会」(以下「つくる会」という。)の教科書が、18年度から杉並区の公立中学校で使用される可能性が高まったことから、教科書使用問題を「三大闘争」と同等に重視して、選挙中から、「戦争賛美・戦争肯定の教科書」などと批判して、「つくる会」の教科書の採択阻止を訴えました。
選挙後も、「「つくる会」教科書の採択に反対する杉並親の会」と共闘して、市民運動を装いながら、杉並区役所の包囲行動、同区教育委員会への抗議・申入れ等に取り組みました。しかし、8月12日、杉並区では、「つくる会」の歴史教科書を採用することを決定しました。
このほか、教育基本法改正、郵政民営化、共謀罪を新設する刑法改正等の問題をとらえて、集会、デモ等の大衆闘争に取り組みました。
中核派は、17年中の大衆運動と組織拡大の成果を集約する集会として、11月6日、「全国労働者総決起集会」(東京)に約2,700人を動員して、集会、デモに取り組みました。
中核派は、18年も、反戦や教育問題、憲法改正問題等への取組みを通じて、労働運動や大衆運動への影響力の拡大を図るものとみられます。
http://www.npa.go.jp/keibi/biki5/text/p09-01.html
教科書問題:扶桑社の教科書、採択違法と提訴--市民グループら /栃木
◇大田原市教委などに 大田原市教育委員会が昨年7月、中学の歴史、公民の教科書で「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーが執筆した扶桑社の教科書を採択したのは違法だとして、県内の市民グループら94人が28日、市教委、市、県教委などを相手に採択取り消しなどを求める訴訟を宇都宮地裁に起こした。 訴えたのは、市民グループ代表ら県内14人、県外38人、韓国在住者42人。訴状によると、「歴史認識を誤った教科書を同市教委が採択したことは、憲法や子どもの権利条約などに違反する」として、採択の取り消しと精神的苦痛による損害賠償、韓国の新聞への謝罪広告の掲載を求めた。 大田原市教委は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話している。【関東晋慈】毎日新聞 2006年8月29日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/tochigi/news/20060829ddlk09040197000c.html
『つくる会』教科書
採択取り消し求め提訴
大田原市教委が「新しい歴史教科書をつくる会」主導の歴史と公民の教科書(扶桑社版)を採択したのは、憲法に違反するなどとして、県内外の市民ら計九十四人が、同市教委や県教委を相手に、違憲確認や採択取り消しなどを求める訴えを二十八日、宇都宮地裁に起こした。
訴えによると、原告側は「『つくる会』の教科書は、日本の侵略戦争を賛美している。この教科書で、戦争を肯定する内容の教育を行うことは憲法や教育基本法に違反する」と主張。「採択や使用により精神的苦痛を受けた」として、一人当たり千円の損害賠償も求めている。
原告の内訳は、同市の一人を含む十四人が県内在住者。このほか全国各地に住む市民三十八人や、韓国在住の同国人四十二人も参加している。
提訴後の記者会見で、原告の一人、主婦の原田芳子さん(40)は「昔のような暗い時代を迎えることがないように(裁判で)頑張りたい」と語った。
「つくる会」の教科書は、同市教委が昨年七月に採択。今春から同市立中学校の全十二校で使われている。原告側によると、同様の訴訟は愛媛県でも起きているという。
提訴を受けて、大田原市教委は「訴状を見ていないので、何も言えない」としている。 (松尾博史)
http://www.chunichi.co.jp/00/tcg/20060829/lcl_____tcg_____002.shtml
あんた何様?日記
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/45126/diary.html
〈東京朝鮮第2初級学校土地問題裁判〉 第14回口頭弁論
日本の学者の意見書を総合して、被告の主張として提出
東京都が東京朝鮮第2初級学校に対し、校地として使用している都有地の明け渡しなどを求めている「枝川裁判」の第14回口頭弁論が8月31日、東京地裁で行われた。
今回の口頭弁論では、朝鮮学校側弁護団がこれまで3人の日本の学者たちが提出した意見書を総合した意見陳述書と東京第2初級宋賢進校長の陳述書、TBSの番組「News23」で放映された内容を収録したビデオなどを証拠として提出した。
また今回の口頭弁論では、東京第2のグラウンドの一部が区道であるとして3年間の不当利得に対し訴訟を起こした江東区の裁判も、次回から平行して行われることが確認された。
口頭弁論では、朝鮮学校側弁護団の金舜植弁護士がこれまでの裁判の流れと主張に対して、要約して説明した。
裁判終了後、東京弁護士会館で報告集会が行われた。
次回の口頭弁論は10月12日に行われる。
[朝鮮新報 2006.9.2]
朝鮮新報(日本語版)
http://www.korea-np.co.jp/sinboj/