韓国と私 若い世代に感じる手応え
日韓経済協会長 瀬戸雄三さん
韓国が好きではなかった。敗戦直後の焼け跡、神戸で貿易会社を営む親類の所有地１５００坪が在日韓国・朝鮮人の掘っ立て小屋に占拠された。火災が起きても鎮火と同時に別の小屋が建ち、取り返せない。
「韓国人の友達もいたが、偏見はぬぐえなかった」
講演の依頼を受け、９８年に初めて訪韓した。通貨危機後で国際通貨基金の管理下にあった。経済はどん底、失業者があふれている、と想像していた。が、空港に降り立つと様子が違う。「街はきれいだし、人々の表情が生き生きしている。デパートではものが売れている。前向きに生きる市政を見ました」
低迷する会社でもがき続け「スーパードライ」で業界トップにはい上がった経験を持つ。講演では企業の建て直しについて熱心な質問を受けた。これを境に韓国観が変わった。
日韓経済協会長として人材育成に力を注ぐ。日本から韓国への修学旅行生が年間３万９千人に対し、韓国からは３千人。アンバランスを何とかしたいと昨年から、日韓の高校生１００人を集め、混成チームで商品企画のアイデアを競う交流キャンプを始めた。三日間で涙を流しあうほど友情が芽生える。「そこで触れた日本人の優しさは、否定的な先入観と偏見をなくすのに十分だった」と感想を寄せる韓国側参加者がいた。「若い世代は素直です」と手応えを感じる。
日本での「韓流」には批判的。「表面のムードはよくなっても、その下に歴史的事実がある」。竹島、教科書問題が起きた後、韓国の記者団に「領土問題は棚上げし、頭を冷やそう」と呼びかけた。「互いを理解し、素直に対話できる関係がまだ不十分です」
キャンプは今年も８月に実施する。（村上太輝夫）
神戸市生まれ。５３年アサヒビールに入社、神戸支店長、営業本部長などを経て９２年社長、９９年会長、０２年から相談役。同年６月から日韓経済協会の第６代会長を務める。７５歳。
朝日新聞（２００５年５月２４日）
記事画像
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/23047336.html
【新・関西人国記】大阪マルビル会長 吉本晴彦さん（７８）＜３＞
2002年05月02日 産経新聞 大阪夕刊 経済面
◆腹くくり梅田守る
復員したものの、大阪・梅田はバラックが立ち並ぶ闇（やみ）市。
ご先祖さんの土地に勝手に家を建てられて、あずかり知らん借地権やらまた貸し権やらが百二十件も発生しとる。
今では想像もつかんが不法占拠は民事でしか片付けられん時代やった。
一人ひとりと話して金を渡して出ていってもらったが、けん銃片手に「戦争に負けたんやから、おまえの土地やない」と押しかけるやつまでおった。裁判やったら十年はかかる。金はもったいないが時間をケチったんですわ。
《昭和２１年に吉本不動産管理事務所を設立したが、２３年のドッヂ勧告、２５年の富裕税で吉本家の土地は本家、分家ともほぼ３分の１に。それでも世間が落ち着きを取り戻し、２年がかりで不動産を整理した》
またしょうもないことをしよる奴が現れたんです。二十七年の暮れ、今のマルビルのあたりに一晩でベニヤの店舗を六十軒も建てた事件屋がおったんですわ。
このまま営業されたらたまったもんやない。そこで顧問弁護士に相談したら「いっそつぶしてしまえ」と。
よっしゃ、と僕も腹をくくった。親しかった建設会社から六十人の人手を借りて、曽根崎署に予告電話を入れてぶち壊した。二十分で更地にしよりましたわ。
そしたら「梅田に暴漢あらわる」とラジオが放送して僕は暴力団扱いですわ。僕は留置場行きになり、事件屋も構造物損壊で告訴しおった。俗に「梅田村事件」と呼ばれとります。
告訴合戦になって民事は完全勝訴したんやが、昭和三十五年に刑事で不法占拠を裁ける「不動産侵奪罪」ができるきっかけにもなった。その後の整理作業でようやっと更地にできたのが昭和四十八年。いやー、長かった。
（聞き手 平岡康彦）
http://tech.heteml.jp/2006/11/post_836.html
三國人の暴行
http://www.melma.com/backnumber_256_1360500/
第三國人の暴行
http://nipponkaigi.net/iknlg1.htm
「武装して国へ帰ろう」
http://shinsho.shueisha.co.jp/column/zainichi/060911/index.html
韓国と私 韓国の若い世代に感じる不毛な手応え
＜日本から韓国への修学旅行生＞
＜韓国から日本への修学旅行生＞
日韓経済協会長 瀬戸雄三さん
韓国が好きではなかった。敗戦直後の焼け跡、神戸で貿易会社を営む親類の所有地１５００坪が在日韓国・朝鮮人の掘っ立て小屋に占拠された。火災が起きても鎮火と同時に別の小屋が建ち、取り返せない。
「韓国人の友達もいたが、偏見はぬぐえなかった」
講演の依頼を受け、９８年に初めて訪韓した。通貨危機後で国際通貨基金の管理下にあった。経済はどん底、失業者があふれている、と想像していた。が、空港に降り立つと様子が違う。「街はきれいだし、人々の表情が生き生きしている。デパートではものが売れている。前向きに生きる市政を見ました」
低迷する会社でもがき続け「スーパードライ」で業界トップにはい上がった経験を持つ。講演では企業の建て直しについて熱心な質問を受けた。これを境に韓国観が変わった。
日韓経済協会長として人材育成に力を注ぐ。日本から韓国への修学旅行生が年間３万９千人に対し、韓国からは３千人。アンバランスを何とかしたいと昨年から、日韓の高校生１００人を集め、混成チームで商品企画のアイデアを競う交流キャンプを始めた。三日間で涙を流しあうほど友情が芽生える。「そこで触れた日本人の優しさは、否定的な先入観と偏見をなくすのに十分だった」と感想を寄せる韓国側参加者がいた。「若い世代は素直です」と手応えを感じる。
日本での「韓流」には批判的。「表面のムードはよくなっても、その下に歴史的事実がある」。竹島、教科書問題が起きた後、韓国の記者団に「領土問題は棚上げし、頭を冷やそう」と呼びかけた。「互いを理解し、素直に対話できる関係がまだ不十分です」
キャンプは今年も８月に実施する。（村上太輝夫）
神戸市生まれ。５３年アサヒビールに入社、神戸支店長、営業本部長などを経て９２年社長、９９年会長、０２年から相談役。同年６月から日韓経済協会の第６代会長を務める。７５歳。
朝日新聞（２００５年５月２４日）
記事画像
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/23047336.html
【新・関西人国記】大阪マルビル会長 吉本晴彦さん（７８）＜３＞
2002年05月02日 産経新聞 大阪夕刊 経済面
◆腹くくり梅田守る
復員したものの、大阪・梅田はバラックが立ち並ぶ闇（やみ）市。
ご先祖さんの土地に勝手に家を建てられて、あずかり知らん借地権やらまた貸し権やらが百二十件も発生しとる。
今では想像もつかんが不法占拠は民事でしか片付けられん時代やった。
一人ひとりと話して金を渡して出ていってもらったが、けん銃片手に「戦争に負けたんやから、おまえの土地やない」と押しかけるやつまでおった。裁判やったら十年はかかる。金はもったいないが時間をケチったんですわ。
《昭和２１年に吉本不動産管理事務所を設立したが、２３年のドッヂ勧告、２５年の富裕税で吉本家の土地は本家、分家ともほぼ３分の１に。それでも世間が落ち着きを取り戻し、２年がかりで不動産を整理した》
またしょうもないことをしよる奴が現れたんです。二十七年の暮れ、今のマルビルのあたりに一晩でベニヤの店舗を六十軒も建てた事件屋がおったんですわ。
このまま営業されたらたまったもんやない。そこで顧問弁護士に相談したら「いっそつぶしてしまえ」と。
よっしゃ、と僕も腹をくくった。親しかった建設会社から六十人の人手を借りて、曽根崎署に予告電話を入れてぶち壊した。二十分で更地にしよりましたわ。
そしたら「梅田に暴漢あらわる」とラジオが放送して僕は暴力団扱いですわ。僕は留置場行きになり、事件屋も構造物損壊で告訴しおった。俗に「梅田村事件」と呼ばれとります。
告訴合戦になって民事は完全勝訴したんやが、昭和三十五年に刑事で不法占拠を裁ける「不動産侵奪罪」ができるきっかけにもなった。その後の整理作業でようやっと更地にできたのが昭和四十八年。いやー、長かった。
（聞き手 平岡康彦）
http://tech.heteml.jp/2006/11/post_836.html
三國人の暴行
http://www.melma.com/backnumber_256_1360500/
第三國人の暴行
http://nipponkaigi.net/iknlg1.htm
「武装して国へ帰ろう」
http://shinsho.shueisha.co.jp/column/zainichi/060911/index.html
韓国と私 韓国の若い世代に感じる不毛な手応え
＜日本から韓国への修学旅行生＞
＜韓国から日本への修学旅行生＞
