慰安婦決議案 米上院議員が反対書簡

2007年04月01日 | news
「日本との関係に悪影響」

 【ワシントン=有元隆志】米民主党の日系米国人、ダニエル・イノウエ上院議員(ハワイ州選出)が下院に提出された慰安婦問題をめぐる対日非難決議案について「不必要なだけではなく、日本との関係に悪影響を及ぼす」として採択しないよう求める書簡をトム・ラントス下院外交委員長(民主党)らに送っていたことが30日、明らかになった。

 上院議員が下院の決議案に異論を唱えるのは異例。決議案は同じく日系米国人のマイク・ホンダ議員(民主党)によって提案されているが、民主党の大ベテラン議員でもあるイノウエ議員の反対表明は、決議案の行方にも影響を与えそうだ。

 書簡は3月5日付で、ラントス委員長をはじめ、この問題に関係する議員に送られた。

 書簡の中で、イノウエ議員は「決議案によって取り上げられた事柄は日本政府にとってつらく微妙な問題だ」と指摘した上で、植民地支配や侵略でアジア諸国の人々に損害と苦痛を与えたことに「痛切な反省」を表した「村山談話」(1995年)、国会での「戦後50年決議」(95年)や「戦後60年決議」(2005年)を通じ、日本は反省の念を十分に表しているとの認識を示した。

 慰安婦問題についても、財団法人「女性のためのアジア平和国民基金(アジア女性基金)」を通じて「金銭的な償い」をしたと記している。

 日米関係について「サンフランシスコ平和条約以来、日本は米国にとって強固な同盟国であり貿易相手となっている」とした上で、イラク自衛隊派遣など日本の対米協力を挙げ、決議案が日米関係に悪影響を与えるとの懸念を示した。

 イノウエ議員はかつて日米貿易摩擦などで日本を非難することもあったが、最近は日米の議員交流に力を入れている。それだけに日系米国人のホンダ議員が決議案の旗振り役になっていることを「憂慮していた」(日米関係筋)という。

 決議案は日本政府に対し、「若い女性たちを性的奴隷にしたことを公式に認め、歴史的責任を受け入れるべきだ」として首相による公式謝罪を求めている。
(2007/04/01 06:00)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070401/usa070401001.htm





【正論】ジェームス・アワー 米議会慰安婦決議案のナンセンス
03/31
■議員の単なる意見表明に憂慮不要

≪米国人も知らない決議案≫

 日本と米国は世界で最も活気に満ちた民主主義の2カ国であり、自由、独立、正義など多くの価値観を共有する。だが、民主主義の実践の仕方で多少の違いがあることを踏まえておくのは大切だ。たとえば、日本は英国に似た議会制民主主義国であり、米国は共和制の民主政府をもつ。

 日本では毎年100近い議案が国会に提出され、そのほとんどが法律となる。一番重要なのは年度予算である。これに対し、米国議会は何百という議案が上下院の議員から提出されるが、その半分以下が法律として制定されるだけだ。それぞれ長所短所があるが、ともに民主的で、単に異なるのだ。

 ほとんどの日本人にとって、米国議会決議案はなじみがないが、実は多くの米国人もそのようなシステムがあることを知らない。これら決議案は、単に議員がある問題について述べる意見に過ぎない。決議案が通過したとしても新しい法律ができるわけではないし、何も起こらない。議員の中には彼らの代理として秘書たちに賛否の票をいれさせる人さえいるというが、それもこれら決議案が彼らの意見表明に過ぎないからだ。

 たとえば日本がこのような決議システムをもっていたとする。国会で「米国政府は南北戦争以前の米国に奴隷がいたことを真摯(しんし)に謝罪すべきだ」、あるいは「米国政府は地球環境保全のため京都議定書を受け入れるべきだ」という決議案が出されるかもしれない。もし決議案が採択されたとしても、米国議員の中には、決議案に賛成する人も、怒る人もいるだろう。あるいは無視する人がほとんどかもしれない。わかりきったことだが、日本は米国の政策に指図はできない。

≪むだに腹を立てぬように≫

 現在米国議会で審議中の決議案は、カリフォルニア選出のマイク・ホンダ下院議員によるもので、「日本政府は慰安婦問題について真摯に謝罪すべきだ」としている。日本政府はこの問題に関してこれまで何度もお詫(わ)びを表明しており、米国で再びこの問題が取り上げられたことに多くの日本人は憤りを感じている。

 筆者が米国防総省にいた1980年代、米国議会は日本の「中期防衛力整備計画」で日本の防衛予算をGNPの1%以上か、2%まで引き上げるべきだ、といういくつかの決議案を採択した。筆者は同計画が何であるかを知っている米国下院議員がほとんどいないことを知っていたので、これには非常に驚いた。賛成した下院議員は単に「日本はもっと防衛に力を入れるべきだ」と考えていたにすぎないから、本人や秘書などの代理人が決議案に「イエス」と票を入れたのだ。このことは日本で何日間か「ニュース」だったが、米国内で決議案のことを知っている人がいてもほとんどニュースにならなかっただろうし、今日では大方の日本人が忘れているだろう。

 決議案を提出したホンダ議員の動機について憶測はしたくない。筆者にわかるのは、一部メディアがこの決議案を取り上げてはいるが、平均的な米国市民は関心もなく、決議案そのものについて知識を持ち合わせていない、採択されてもそのことを知ることさえないだろうということだ。もし筆者が日本人なら、むだに腹を立てないようにする。多くの日本人や親米的な国会議員さえも同盟国である米国でなぜこのような決議案が出されるか、いらだちを覚えるだろうが。

≪「外圧」にも当たらない≫

 決議案は「外圧」にも当たらない。ほとんどの下院議員は慰安婦問題についての詳しい知識をもっていない。最終的に決議案が採決されても、この問題について勉強する人はほとんどいないであろう。また、詳しく勉強したとしても次の2つの理由からこの決議案に反対するだろうと筆者は考える。

 第1に、彼らは日本がすでに何度も謝罪しており、自国の歴史を忘れることはないとわかるであろう。2番目に、日本のこの繊細な問題について米国議会で簡単に決議案を出すのは良くないと思うであろうから。

 日本で国会議員が投票中にときどき「牛歩戦術」を使うのを見て変に思う米国人がいるかもしれない。同じように米国議会の決議案も多くの日本人にとっておかしく見えるに違いない。大切なのはともにあまり重要ではないということだ。民主主義国である両国にとってこれらは特殊だが、重要な意思表示ではない。日本のことを良く知る米国人は牛歩戦術を心配しない。ほとんどの米国人がその存在さえ知らない議会決議案に日本人は憂慮すべきでないと筆者は心から信じる。

 (James E Auer=米バンダービルト大学教授、日米研究協力センター所長)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/seiron/45528/






慰安婦問題で加瀬氏寄稿を掲載 米ニューズウィーク
03/31 10:04
 2日発売の米誌ニューズウィーク(電子版)は、慰安婦問題などに関する外交評論家の加瀬英明氏の寄稿を掲載した。加瀬氏は慰安婦問題について「隣国や米国が一層謝罪を求めるならば、日本からより強い反応が返ってくるかもしれない」と警告した。 加瀬氏は米下院で慰安婦問題をめぐり対日非難決議案が提出されたことについて、「イラク戦や対テロ戦で、かつてないほど米国を支持した日本政府を驚かせている」とし、「大部分の日本人は、戦後平和主義を守り続けてきたのに、なぜ慰安婦や南京虐殺の問題が再浮上したのか理解できない」と説明した。そのうえで、「米陸軍記録では、慰安婦は売春婦と明示され、日本の当局によって連れ去られたという事実はみつからなかった」と指摘した。(ワシントン 有元隆志)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/45578/


今日の覚書、集めてみました Newsweek誌での加瀬先生の反論-慰安婦問題
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/5b392ea093103f5c060776dd3cd277e9






従軍慰安婦で謝罪要求 カナダ下院小委が決議案

 カナダ下院の国際人権小委員会は29日までに、太平洋戦争での従軍慰安婦問題をめぐり日本の国会に謝罪などを求める決議案を可決した。今後、上部の外交・国際開発委員会に諮る。

 決議は、従軍慰安婦について「旧日本軍の性的奴隷」だと指摘。国会に対し公式謝罪決議や補償を要求し、カナダのマッケイ外相に対して要求実現のため、安倍晋三首相らに必要な措置を取るよう求めた。

 小委員会は27日に決議案を採決。委員の賛否が3対3で分かれた後、委員長が賛成に回り可決した。(共同)
U.S. FrontLine
http://www.usfl.com/Daily/News/07/03/0329_012.asp?id=52987



カナダ下院でも慰安婦決議案 小委員会で採択

 【ワシントン=山本秀也】慰安婦問題をめぐり対日非難決議案の採択を求める動きが、カナダ国会に飛び火した。野党「新民主党」(NDP)が「軍の性的奴隷とされた女性への公式謝罪」などを日本政府に迫る決議案を下院に提出、国際人権小委員会は1票差でこれを採択した。同党では、4月中旬にも外交・国際開発常任委員会での討議を経て、下院本会議での決議採択に持ち込みたいとしている。
 決議案の策定は、香港出身の同党所属女性議員、オリビア・チャオ氏が進めた。
産経朝刊3/30付大阪版総合面



米有力紙が連日の日本批判 慰安婦、教科書、捕鯨…
2007年4月1日 16時48分
 【ニューヨーク1日共同】米有力紙ニューヨーク・タイムズは3月31日と4月1日付の紙面で、従軍慰安婦や教科書、捕鯨の問題をめぐり日本の姿勢を批判する記事を相次いで掲載した。安倍晋三首相の訪米を前に、同紙の論調は厳しい内容が目立つ。
 31日付では、従軍慰安婦への旧日本軍の関与を指摘してきた吉見義明・中央大教授(日本現代史)のインタビューを伝え、安倍首相ら保守派が教授の見解の否定に躍起になってきたとする記事を、国際面の1ページを使って掲載した。
 1日付の紙面は、日本の高校教科書の検定結果を報道。文部科学省が、太平洋戦争末期の沖縄戦の集団自決をめぐる記述から日本軍の強制に関する部分を削除させたと伝え、日本が歴史修正を推し進めていることの表れだと指摘した。
 また同日付の社説は捕鯨問題を取り上げ、世界の大部分がクジラ絶滅の危機を認めているのに、日本は「この素晴らしい哺乳類」の虐殺を擁護していると批判した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2007040101000372.html





「慰安婦へ日本は誠実でない」 米下院決議提案・ホンダ議員

【ワシントン=加藤洋一】米下院で、旧日本軍の慰安婦問題をめぐって日本政府に「謝罪」を求める決議案を提出した日系のマイク・ホンダ議員(民主党、カリフォルニア15区選出)は29日、朝日新聞の電話インタビューに応じた。謝罪を求める考えに変わりはないものの、 本会議での採決は、安倍首相に対する礼儀として、4月末に予定される首相訪米の後まで控えるとの考えを示した。主なやりとりは次の通り。

??なぜ、決議案を提出したのですか。
「このような趣旨の決議案を提出するのはこれで確か3回目だ。今回は(昨秋の中間選挙の結果)、委員会の主導権を我々民主党が握ったので、持ち出すことがより容易になったからだ」

??米国にとってなぜ重要なのですか。
「米国にとってというよりも、慰安婦として働かされた犠牲者にとって重要なのだ。20世紀は戦争が相次いだ。21世紀は和解が重要だと思っている。いろいろな平和条約が締結されたが未解決の問題もある。これはその一つだ」

??日本政府は、決議案は誤った事実に基づいていると指摘しています。
「日本大使館が、『事実誤認がある』『日本はすでに謝罪している』と言っていることは分かっている。しかし、もし私が間違っているのなら、他の多くの国々も間違っていることになる。 私はいつでも日本に行って首相と議論する用意がある」

??謝罪を求める考えに変わりはありませんか。
「それが慰安婦たちが受けてしかるべき処遇だと考えている。歴代の首相が個人的な考えや悲しみを表明しているのは承知しているが、それは政府や国会が承認したものではない」

??旧軍の関与を認め謝罪した、いわゆる河野官房長官談話では不十分だということですか。
「それは閣議で決定され、国会で議決されたものなのかと尋ねたい。日本は謝罪するに当たって非常に選択的だ。それでは誠実とは言えない。首相が発表して、国会で承認されるべきだ」
??決議案の採決は安倍首相訪米の後にするのですか。
「首相に対する礼儀から、訪米までは一切の動きを控える。その前に採決することは、私が首相の影響力を恐れているということになる。私はむしろ首相には、米国民の理解を得るよう試みてほしいと思っている。採決を遅らせるのはその機会を提供するためだ。採択 は5月中を目指す」
??見通しは。
「共同提案者はすでに75人になった。民主党だけでなく共和党、リベラルだけでなく保守系もいる。ペロシ議長も支持している。120人が目標だ(下院の定数は435)」

▽ソース:朝日新聞 2007年3月31日付 2面
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1175386923/l50




【慰安婦問題】 証拠は日本が組織的に隠滅した~敗戦後資料隠蔽に関与した旧日本軍証言・・・朝日新聞投書[03/31]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1175406917/-100

http://www.newstown.co.kr/newsbuilder/service/article/images/2007-03-31/c_20070331_46135_67565.jpg

最近、日本の安倍総理の発言が波紋を生んでいる中、民族問題研究所の唯一の日本人会員であるヨシロ・カツミ(岐阜県)さんが安倍総理の慰安婦関連妄言に対して日本人たちも同 意しないということを韓国国民に知らせるために、以下のような文を公開して話題になっている。

こんにちは。朝日新聞2007年3月15日付け[声]欄に安倍総理大臣とは正反対にある一般市民 の意見が載りました。これを読んで韓国人の皆さんの見解を聞かせてください。
-ヨシロ・カツミ-

「慰安婦」証拠ないのが当然 大村袈裟嘉(山梨県山梨市、79歳)
従軍慰安婦問題を巡る安倍首相の発言が~

ソース:ニュースタウン(韓国語)慰安婦証拠日本が組織的に無くしたこと
http://www.newstown.co.kr/newsbuilder/service/article/mess_main.asp?P_Index=46135


「慰安婦」証拠がないのが当然

無職 大村 袈裟嘉(けさよし)
(山梨県山梨市 79歳)
 従軍慰安問題を巡る安倍首相の発言が、内外に波紋を広げている。狭義の強制性を問題にして証拠や証人が出てこないことを強調しているようだが、終戦時の旧日本軍の厳しい証拠隠滅作戦に従事させられた私には、証拠がなくて当然と思えるのだ。
 私は16歳で海軍少年兵に志願し、18歳の夏に横須賀・田浦の航空隊高等科練習生で終戦を迎えた。実戦部隊ではなかった私たちの学校でも、秘密性の高い「軍機」や「軍極秘」がもちろん、秘密性が低い「秘」の修身の教科書さえ全部回収し、練兵場の隅に掘った穴で3昼夜燃やし続けた。
 こうした証拠隠滅の指示や緘口令は、旧軍のあらゆる部門で出たはずだ。戦地での性や人権が絡む慰安婦問題で、証拠や証人が出てこないのもやむを得まい。
 この問題では、日本政府を提訴したり米議会で証言したりして被害者の証言を重要視すべきで、安倍首相の姿勢では被害者はもちろん、各国からも理解されないであろう。ひいては友好外交に水を差し、懸案の拉致問題にも悪影響を及ぼしかねない。日本の戦後処理はまだ終わっていない。この際、首相が歴史認識を改めることを切望する。

(2007年2月10日 東京本社版)




今日の覚書、集めてみました 勲二等もらった米人の御高説 その2@フォーリン・ポリシー

GC:外国人が理解できるような形で、日本が何を考えているか、なんて説明出来る日本人を見つけるのは難しいんだ。
中国のエリートとやり取りする時とはえらい違いだ。
彼らは非常にハッキリしているから。
彼らはグローバルなビジョンを持ってるし。
彼らは世界観を持ってる。
彼らは彼らが何を考えているか分かってるし、そう言ってくれる。
だけどさあ、日本の文化の伝統ってのはかなり違うから、行間読めなきゃいけないんだよ。
日本語で聞いてそれがわかんなくちゃいけないし、そんな事出来る人間なんてあんまりいないさ。
だからやつらは自分達の意見をハッキリするのが上手くないし、やつらが何考えてるのかって、ありとあらゆる憶測だの推測だのになる。
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/779c89b46cb0b7c2eb67fab65de57f58




「河野談話」を継承、首相が米大統領に電話で伝える

 安倍首相は3日夜、ブッシュ米大統領と約15分間電話会談し、いわゆる従軍慰安婦問題に関する1993年の河野洋平官房長官談話を継承する立場を伝えた。
 首相は、今月下旬の訪米を前に、「(米国内で)自分の真意や発言が正しく報道されていない」としたうえ、「これまでの政府の立場を踏襲し、辛酸をなめられた元慰安婦の方々に心から同情し、極めて苦しい状況に置かれたことにおわびを表明している」と説明した。大統領は「率直な説明に感謝する。首相を信じているし、元慰安婦に対する日本国民の同情の気持ちを信じている」と応じた。
 また、両者は、北朝鮮問題での連携を確認した。首相はイラク復興支援特別措置法の延長方針を伝え、大統領は謝意を表明した。
(2007年4月4日1時16分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070403ia25.htm



■素粒子

「真意が伝わっていない」と報道側のせいにしたがるのは為政者の習い。
慰安婦問題で首相が米大統領に電話。
もとはと言えば、自ら「狭義の強制性」を持ち出し河野談話を否定したんじゃないか。
   ×  ×
捏造認めて74日目、やっと社長辞任の関テレ。
もとはと言えば、ただの娯楽装置が報道機関と称したのが誤りだったんじゃないか。
   ×  ×
よくよく見よ。<いかさまに霞むやと岡に渉りけり> 尾崎紅葉

▽ソース:朝日新聞 2007年4月4日付 夕刊1面



天声人語
2007年04月04日(水曜日)付
 劇作家の井上ひさしさんは昨夏、先の戦争責任をテーマにした「夢の痂(かさぶた)」を舞台に載せた。書き進めていくうちに、日本語を“被告人”にすることになったという。
 「日本語は主語を隠し、責任をうやむやにするにはとても便利な言葉だから」。戦争を遂行し、支えた多くの人が、戦後、責任をすり抜けて遁走(とんそう)した。それを助けたのは、主語なしで成り立つ日本語だったと、井上さんは思う。
 広島に原爆死没者慰霊碑がある。その碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」をめぐって「主語論争」があった。過ちを犯したのは日本なのか、アメリカではないのか、などと批判がわいた。いまは「人類」を主語とすることで多くに受け入れられている。
 06年度の教科書検定の結果が先ごろ公表された。太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団死(自決)について、日本軍が強いたものもあった、とする表現に文部科学省が意見をつけた。来春の高校教科書から「日本軍」という“主語”が消えることになった。
 修正後の表現は状況があいまいで、住民が自ら死を選んだ印象が強い。これまでの検定では合格していた表現なのに、今回初めて意見がついた。「美しい国」を掲げる政権の意をくんだかと、かんぐりたくもなる。
 様々な出来事の責任をうやむやにすれば、行き着く先はお決まりの「戦争のせい」「時代が悪かった」という、あきらめの強要だろう。だが戦争を起こすのも時代をつくるのも、それぞれの立場でかかわる人間にほかならない。
asahi.com:朝日新聞天声人語
http://www.asahi.com/paper/column20070404.html






「騙されて、連れてこられた」は、半島出身 遊女の初歩テクニック。

先日、モスバーガーで食事してたら、隣のテーブルに座ったご老体が、戦時中の話をし始めた。盗み聞きしてたわけではないが、一人が、どうやら、歌にもなっている航空隊の生き残りパイロットのようで、思わず、声をかけた。すると、とても喜んでお話をしてくれた。

enjoy Korea
http://www.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=teconomy&page=9&nid=2868354



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