水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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環境(水)中の放射性物質の影響と浄化に係る記載(その7:海水浄化どころか再汚染?) 

2011-05-15 | 日記

'11-05-13投稿、追加・更新強調
スポニチANNEX
[ 2011年5月13日 06:00 ]
「福島原発1号機 メルトダウンか?圧力容器に穴」
「 東京電力は12日、福島第1原発1号機の原子炉圧力容器で、燃料が水面から完全に露出し溶け落ちたとみられると発表した。溶けた燃料が圧力容器の底に複数の穴をあけ、穴の大きさは合計すると直径数センチ。冷却用として注入した大量の水が格納容器へ漏れ、さらに原子炉建屋などに漏れているとみられ、事故収束に向けた「水棺」作業への影響は必至。工程表の大幅な見直しは避けられない状況だ。福島第1原発にある1~4号機のうち、冷却機能が最も安定しているとみられていた1号機で、燃料のすべて、もしくは大半が溶け落ちる「メルトダウン」が起きている可能性が高くなった。 ・・・」<<本文を読む>>

(転載終了)

 現場で直接、復旧作業にご従事の方はご苦労様です。

今までの
 安定していると判断した情報はどこから?
冷却水はどこに?海へ?
今までどのように点検・復旧を指示していたのでしょうか?

 ⇒ チェルノブイリとは違って、海への汚染問題は2次的な運搬者である高次汚染した魚による拡散もあり、国としての責任を問われかねません。
 鳥インフルエンザなどの時のように、もっと迅速に対処できない原因は有象無象の気休め解説・発言のためか?知れば、知るほど、調べるほど、想定内のひどさとは言え恐ろしく思います。 
 正確な情報を至急開示して
 国を挙げて、安全面に最深の注意をして汚染物の早期回収をしてもらいたいものです。

一企業の企業秘密の域を
           はるかに通り越しています。
 
PS:'11-0515
「ずるずるした事態収拾の遅れの原因は?」

「 もたもたした惨状をもたらした原因に対して、
 諸説紛々した情報が流れています。

 今なお続いていそうな放射性物質の漏洩。
 国家的な問題です。
 
 拡散は、はるか南足柄市の茶園まで?
 80km以上に初期漏洩で拡散した?

 東京近辺には決して冷却復旧まで個人的にはとても行けません。
 事後収束を確実にしなかったこと、もしくは手に負えないことをひたすら隠したことよる公害です。


 以前はそのうち復旧するだろうと想っていましたが、
改めて、もたもたしている現状に対する技術的な要因として、

「・・・、私は事故の復旧に対して、政府が東電を含めた物理、原子力関係者だけに任せすぎたためではないかと思います。

 今回の事故の収束・復旧マターに関しては、次元が違う難問に対して
わが国の化学的な要素技術を導入した幅広い「餅は餅屋」の英知の結集が必要ではないかと今更ながら思われます。
 発想(アイデア)の原点が全く違っているのでは・・・。
正常時の発想と災害収束の発想およびアプローチが全く違うと思われます。
 過去の
公害、水銀(Hg)、クロム(Cr)、カドミ(Cd)、PCB、ダイオキシンなどで机上ではなく苦労して克服してきた化学屋などが体得したノウハウなどあるはずです。

 現状の復旧に対する諸案はどこからでているか?
 
今更またと思いますが、
責任体制、担当組織を明確して解りやすく公開して国民に実態をTVなどで公開して「見える化」するべきだと思います。ああ・・・この陣容でもかと納得させていただきたいと思うのは私だけでしょうか?いかがでしょうか?

 利害関係に終始している硬直化した縦割りの官僚組織と同様、今なお、有事には役に立たない諸悪が露呈している感があります。・・・」

 生態系に及ぼす影響と後遺症に対しては末永くウォッチして、適切なる行政指導が必要であると想われます。
 原発敷地内の汚染物の回収と冷却復旧後に、装荷核燃料から残存量を正確に監査して、その漏洩拡散量を公開してその実態を共有化すべきだと思います。

⇒国を挙げて、とりあえず、周辺の海の海底から表面までの温度、元素濃度、放射線強度を最深なる注意と防護によって調べて公開してもらわなければ、・・・。 

 


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
信じられない対応です。 (donnat)
2011-05-16 13:47:22
こんにちは、donnatです。

1号機に水がなかったとか、16時間、24時間も原子炉がカラ炊き状態だったとか、「今更言うなよ!!!」という情報が噴出してきました。

アメリカの学者が向こう新聞や記者会見で発表していましたが、水を喪失すると16時間程度で燃料棒は完全溶解するとか言っていました。

しかし、原子炉に水が半分残っており、原子炉の底が抜けていないのでそこまで行っていないと予想していたのに、今更、そんなことを言われても困惑するだけです。


逆に言いかけるなら、16cmの原子炉を突き破ったマグマのような燃料棒が、3cmの鉄板を突き破るのは簡単に予想できます。

ただ、それ以上の危険性はないので、これからは環境汚染、水質汚染への対応へ変わってきます。

しかし、漏水の問題が何も進んでいないのには呆れてしまいます。

止水工事を行っていれば、1か月もあれば、大体の止水工事は完了していたハズです。

これは私が以前勤めていた会社での経験上から断言できます。

本来なら、今後は本格的な地下ダムをどう建設するかという議論になるハズなのですが、以前んとして、漏水の問題が出てくるのは摩訶不思議な事態です。


現在、対応している委員会のメンバーに土木工事を専門にしている方がいないのではないかと推測します。

学者は賢いですが、現場を知りません。

人選ミスだと私は推測しております。



次は地下水から海水への放射能汚染水が話題になると推測しております。

悲しいことです。
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福島第一の嘘と真実 (J.S)
2011-05-17 19:36:29
使用済み燃料棒(プルトニウム!)1500本以上が、半径3~5km飛ばされている。
1号機 292本 2号機 587本 3号機 514本 4号機 1331本
5号機 946本 6号機 876本 共用プール 6375本
総計 10821本!!!!
YouTube - 福島第一原発3号機の爆発についての解説 4月26日
http://www.youtube.com/watch?v=P4KXX24Dv1U

Plutonium releases alpha particles that cannot be detected by conventional geiger counters.
1/1000000 of a gram will kill an adult quite quickly.
Almost all of Japan's food and beverage factories use underground water in food processing.
プルトニウムは、従来のガイガーカウンタで検出することはできません、アルファ粒子をリリースします。
1000000分の1グラムで非常に迅速に大人を殺す。日本の多くの食品工場と飲料工場は地下水を使っている。
ロシア・トゥデイ - 4月27日 日本の福島第一原発の地下水汚染と子どたちの将来について…
http://www.youtube.com/watch?v=f78mSUbwIeM&feature=mfu_in_order&list=UL

http://translate.google.com/translate?js=n&prev=_t&hl=en&ie=UTF-8&layout=2&eotf=1&sl=en&tl=ja&u=http%3A%2F%2Fwww.fairewinds.com%2Fupdates&act=url
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Unknown (tetsu)
2011-05-18 09:43:26
JS様
貴重な資料ありがとうございます。前提条件が全然狂うてしまいました。使用済み燃料棒について考慮しなければならないことがよくわかりました。
今までの情報とは桁が違う環境への漏えい災害であることが改めて認識しました。じっくり拝見します。表面的に見えない地下水脈、海への汚染については懸念していましたが、・・・。
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