水徒然

水に関する記事・記録・感想を紹介します。水が流れるままに自然科学的な眼で
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地球に存在する「水」の組成を調べていきます。ー「海」(’10-09-13)

2010-09-13 | 日記

 地球の海水の量約13.7億km3(→13,700億m3)であることから、存在量が多い順番に「海」を取り上げました。

1.海水組成
ウィキペディア(Wikipedia)によれば

「海水中に含まれる溶存物質*1のうち、84%が塩化ナトリウム8%が塩化マグネシウムなどのその他の塩素化合物、のこりがアルミニウム、銅、ウラン、銀、水銀、金、などである。」
*1 海水中の塩濃度は一般的には約3.5%

海水中に含まれる主な元素
「マグネシウム 2000兆トン、臭素 100兆トン、よう素 750億トン、
アルミニウム 150億トン、銅 45億トン、ウラン 45億トン、
トリウム 10億トン、銀 4億5000万トン、水銀 4500万トン、金 600万トン」

 人工海水を製造しているMARINE-TECH.社のデータから、
http://www.marine-tech.co.jp/more/index.html

 今後、海水の有効利用を計るためには海水中の各種生物に対する有害性、有効性には注意して、わが国の優れた分析技術を活用する必要があると思いました。

 (google画像検索から引用)

2.海水の循環
「・・・赤道近くの海の表面は太陽の光を受けて温められ温かい水の流れ(暖流)*2となって流れてゆくほか、大量の水蒸気*3を発生する。
1年間に海から蒸発する水量は50.5万km3と見積もられており、台風の発生など地球の気象に大きな影響を及ぼしている。・・・
 海水は塩化ナトリウム(NaCl:いわゆる塩)を主成分とする塩分が含まれている。塩化ナトリウム以外にも各種のイオンが溶解しているが、海水中の総塩分濃度は周辺の影響によって異なる。・・・」
「・・・暖流は熱帯近くの海で温められて水蒸気を蒸発させているため、高温で塩分濃度が高い。寒流は低温で塩分濃度は暖流より低いが、リン (P) などの栄養塩類に富んでおり、魚の餌となるプランクトンを大量に発生させて良好な漁場を作る。・・・」

*2 主な海流

 

赤矢印は暖流(暖かい流れ)     引用文献:「海洋のしくみ(日本実業出版社)」等
青矢印は寒流(冷たい流れ)
(google画像検索から引用)

*3 蒸発した海水の循環

  (goo Wikipediaから引用)

 


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