地球の海水の量は約13.7億km3(→13,700億m3)であることから、存在量が多い順番に「海」を取り上げました。
1.海水組成
ウィキペディア(Wikipedia)によれば、
「海水中に含まれる溶存物質*1のうち、84%が塩化ナトリウム、8%が塩化マグネシウムなどのその他の塩素化合物、のこりがアルミニウム、銅、ウラン、銀、水銀、金、などである。」
*1 海水中の塩濃度は一般的には約3.5%
海水中に含まれる主な元素は
「マグネシウム 2000兆トン、臭素 100兆トン、よう素 750億トン、
アルミニウム 150億トン、銅 45億トン、ウラン 45億トン、
トリウム 10億トン、銀 4億5000万トン、水銀 4500万トン、金 600万トン」
人工海水を製造しているMARINE-TECH.社のデータから、
http://www.marine-tech.co.jp/more/index.html
今後、海水の有効利用を計るためには海水中の各種生物に対する有害性、有効性には注意して、わが国の優れた分析技術を活用する必要があると思いました。
(google画像検索から引用)
2.海水の循環
「・・・赤道近くの海の表面は太陽の光を受けて温められ温かい水の流れ(暖流)*2となって流れてゆくほか、大量の水蒸気*3を発生する。
1年間に海から蒸発する水量は50.5万km3と見積もられており、台風の発生など地球の気象に大きな影響を及ぼしている。・・・
海水は塩化ナトリウム(NaCl:いわゆる塩)を主成分とする塩分が含まれている。塩化ナトリウム以外にも各種のイオンが溶解しているが、海水中の総塩分濃度は周辺の影響によって異なる。・・・」
「・・・暖流は熱帯近くの海で温められて水蒸気を蒸発させているため、高温で塩分濃度が高い。寒流は低温で塩分濃度は暖流より低いが、リン (P) などの栄養塩類に富んでおり、魚の餌となるプランクトンを大量に発生させて良好な漁場を作る。・・・」
*2 主な海流
赤矢印は暖流(暖かい流れ) 引用文献:「海洋のしくみ(日本実業出版社)」等
青矢印は寒流(冷たい流れ)
(google画像検索から引用)
*3 蒸発した海水の循環
(goo Wikipediaから引用)