木漏れ日

少しひんやりとする防風林の中に入ると木漏れ日が眩しい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

夏の終わりに

酷暑が長続きしなかった今年の夏も終わりに近づいた。

時折子供らの歓声が聞こえた浜も、元のままの静けさに戻りつつある。

一組の親子が夏休みの終わりを楽しんでいた。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

空に向かって

ゴーヤの緑葉と黄色い花が空に向かう様は、青空に映えて暑い中の一服の清涼剤である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

防風林

昼間の浜辺の散歩は、海風はあるけれど熱気充分の砂の上を歩くことになる。

けれど帰りに防風林の中の道に入ると、熱気を十分冷ましながら帰る事がで

きる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

秋色の海

暦の上では秋になっていても残暑が続いていたが、今日当たりはやっと

海の色が変わってきた。

海の色と空の色が鮮やかに光る季節がやって来た様である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

百日紅

百日紅は名前のとおり、花の少ない夏場に、長い間咲き続けて散歩道を

和ませてくれる。

「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅」　加賀千代女

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

秋の気配

まだまだ日中は暑い日が続いているが、散歩道に「ムカゴ」を見つけた。

暑さの中に自然の片隅では、かすかにかすかに秋の気配がしている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

小さな情景

カメラを片手に散歩をしていると気になる小さな情景に出くわす。

線路際の柵に絡み付いて伸びる野草は、小さいけれどその緑は涼し

げで、暑さの中に見つけた一つの清涼剤である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

芙蓉

稲の花を撮りたくて田圃に降りたが、未だ出穂に至っていなかった。

コスモスの時期には早く、今時はあちこちに芙蓉が咲き乱れている。

「反橋（そりばし）の 小さく見ゆる 芙蓉かな」　夏目漱石

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

いつもの夏

私の散歩コースの浜辺は、夏と言えども釣り人達の姿があるだけで、

格別変わったところのない、いつもの夏なのである。