ベランダで、永田野菜

超初心者による野菜栽培メモ とにかく1年続けてみよう

液肥の材料 リン鉱石高騰

2006年10月05日 | 永田農法について
本日の、毎日新聞夕刊に、リン鉱石高騰の記事がありました。
永田農法に使う液肥は、リン酸・窒素・カリウムでできています。
これらは植物の生育に必要な、3大栄養素です。
そのうちのひとつ、リン酸は、リン鉱石から作られています。

そこまではわたしも本を読んで理解していたのですが、
このリン鉱石が日本では産出されず、全て輸入に
頼っていたことを知り、驚きました。
そしてそのリン鉱石も、石油と同じく、枯渇の
恐れがあるということも知りませんでした。
枯渇までは50~300年といわれているそうです。

そのため、リンのリサイクルが考えられているのですが、
コストが高く、輸入価格の10倍もします。
そのため、技術はあるのに、生かされていない
状況のようです。

永田農法では、通常栽培への問題提起として、
肥料の与えすぎが指摘されています。
必要以上に与えた肥料が、土に残り、海に流れ、
水質汚染につながっていく状況。
与えすぎは、野菜をまずくする、という考え方。

そのうえ、資源の枯渇ということを考えれば、
永田農法の、少量の液肥を最適のタイミングで与える、
というやり方は、意味があるものではないでしょうか。

わたしは、おいしい野菜ができる、ということで、
永田農法にチャレンジしてみようと思いました。
本を読んでみて、永田農法の考え方は、けして
有機農法に対立するものではない、とも思いました。
土中の微生物は、有機物を分解して無機物に変えてくれます。
リンのリサイクルとともに、適切な有機農法が行われることも
また、非常に重要なことだと思います。

わたしは永田農法の信奉者ではなくて、
どうなのかな?、実践してみようかな?、くらいの
ぬるい感覚でチャレンジしているので、永田先生や関係者の皆様には、
たいへん失礼な態度ではないか、と後ろめたく思っています。
ただ、永田農法のトマトは、本当においしかった。
その事実が、わたしの背中をどんとどついたのでした。

永田農法に関する書籍は、いろいろありますが、
「美味しさの力」永田照喜治 企画・構成 飯田辰彦 PHP研究所
↑この本はおすすめです。
具体的な野菜の育て方は載っていませんが、
永田農法の基本となる考え方が、わかりやすく説明されていると思います。
図書館で探してみてください。


土の容量のめやす

2006年10月01日 | 永田農法について
永田農法を始めようと思ったとき、指針となったのは、
「おいしさのつくり方」諏訪雄一 著
という本でした。

永田農法についての本は他にもいくつかあって、
「永田農法『極上トマト』をベランダで作る」永田照喜治 著
なんてのは、ベランダ栽培の指南書ですね。
この本では、使用する用土は「砂」です。
100均のプラスチックかごに不織布をしいて、砂で育てる。
これはすごいのですが、あまりの用土の少なさに不安になったため、
わたし自身は実行しませんでした。
いまだに「ふかふかの土信仰」が根強いので、
抵抗があったのかもしれませんね。

諏訪さんの本では、土は日向土が良い、ということになっています。
自転車で30分のホームセンターに走り、中粒と小粒をゲットしました。
しかし大粒と細粒がないんですねー。
仕方なく、これはネットで購入しました。
4種類全部購入すれば、送料も無料で助かったのに。
18リットル入りで、700円前後です。

大粒・中粒・小粒・細粒の4袋を全て使い切った結果が、
トップの写真です。
これから土を買おうという方に参考になればいいのですが。
ひとつ植えるとどんどん増やしたくなるので、
ちょっと多いかな、と思っても、大丈夫だと思いますよ。

次からは赤玉土にしようかな。
こちらも軽くて通気性の良い土で、値段が日向土の半分くらいでした。

永田農法の土のポイントは、
通気性がよく、水はけがよく、無菌であり、無栄養である、
ということだな、と理解しています。あってるかな?

永田農法参考文献

2006年09月09日 | 永田農法について
永田農法を知ったのは、カタログハウスの「通販生活」によります。
「誰でもつくれる永田野菜」のDVDが紹介されていました。
おいしい野菜が作れるそうだけど、一体どんな農法なの?と
ネットで検索したところ、糸井重里さんの発行する、
「ほぼ日刊イトイ新聞」にたどり着きました。

その後、
「糸井重里の作って食べようおいしい野菜」
「永田農法 おいしさの育て方」
「永田農法 極上トマトをベランダで作る」
「おいしさのつくり方」
とりあえず、図書館で借りて読んでみました。

どんな土を使うか、どの程度の鉢に植えるか、プランターと露地の違いなど、
それぞれの本を読んで、いろいろ解釈しながら、作業の方針を立てています。
他にも、ベランダ栽培の本をたくさん借りて読みました。
永田農法とはいえ、野菜の基本的な育ち方に違いはないし、
そもそも何にも知らないのですから、すべてが新鮮です。

まあ、いわゆるマニュアルくんの頭でっかちって感じです。
実践に生かせるかが問題ですが、そこらへんは適当に。
「ええ按配」を発見することが重要なんだと思います。

DVDは、露地栽培が中心だし、ちょっと高価なので買っていません。
そのかわり「ほぼ日」のサイト記事が充実しているので、
ちょこちょこ読んでは参考にしています。
永田農法って、今まで菜園をがんばってきた人から見ると
異端なので、まわりの人には質問しにくいんですよね。
「そんなの無茶だ!」って怒られそうで……。

大変に内向的な思考ですが、いちおうがんばってます。

なぜ、永田農法なのか?

2006年09月07日 | 永田農法について
それは私が、超のつく初心者だからです。

ベランダ菜園を始めるにあたり、一番気になったのが、土。
一度野菜を作ったら、水と一緒に黒ビニールに入れて
太陽光消毒をしたり、あらたに堆肥を入れたり、
リサイクルがなにかと大変そうだな、と思いました。

もちろん永田農法でも、病気が発生したり、
虫がわらわら湧いたりすれば、土の消毒が必要だと思います。
しかし!永田農法なら、病気の発生が少ない(はず)、
連作障害もほとんど無い(はず)、それならば
土の消毒もいらず、リサイクルの手間はかからない(はず)! ←(すべて予定)

たぶんこの1年は失敗ばかりだと思いますが、
自分の作業日誌として、ブログの更新を続けていきたいと思います。