これまでの暑さがそろそろ鎮まる頃という意味です。
夏の間中楽しませてくれた木槿の花も残り少なくなってきました。
天気図に秋雨前線が登場し始めるのも、この頃です。
南の洋上には台風15号も存在を明らかにしてきました。要注意です。
これまでの暑さがそろそろ鎮まる頃という意味です。
夏の間中楽しませてくれた木槿の花も残り少なくなってきました。
天気図に秋雨前線が登場し始めるのも、この頃です。
南の洋上には台風15号も存在を明らかにしてきました。要注意です。
綿の実が弾け割れると、ふわふわの綿花がのぞく時期。綿花畑の空はすっかり秋の雲という風景を想い浮かべますが、地上はまだまだ夏が居座っていますね。
最近の日本列島は亜熱帯気候といってもいいくらいの気温が日常になってきて、二十四節気では「処暑」に入りましたが、旧暦の季節の目安に戸惑うことも。あれは、季語の世界のことと割り切ってしまえばいいのですが、自然はそんなに寛容ではありませんね。どこかで均衡が崩れ、集中豪雨や進路予測ができない台風の発生など……。この時期の季節の変わり目は、特に注意したほうがいいようです。
関東地方は、雨と曇り空の日々が半月以上も続いています。夏場にオホーツク海に高気圧の中心が居座り、東北地方に冷気を注ぎ込む東風の山背(やませ)が、どうやら今年は関東地方にも影響しているようです。元来、この時期は、もうもうと立ち込める霧が発生しやすいので七十二候も蒙霧と表現したようです。
お盆の終盤に曇天はいささか寂しい感じです。せっかくの花火大会もどうなることやら……。
カナカナカナ…と、蝉とは思えないほど高く澄んだ涼感のある鳴き声が特徴のひぐらしが鳴く頃。
ほぼ日本全域の生息するひぐらしは、日中の日差しが強く高温の時より、朝夕の気温が低い時に鳴きます。特に、夕方、日が暮れる頃に鳴くから、ひぐらしの名がついたという説もあります。
筆者は「ひぐらし」というと、時代劇映画「蜩ノ記」を思い出します。無実の罪で3年後に切腹を命じられた藩士の過酷な運命を背負いながら生きる様を描いた物語です。
二十四節気は立秋に入りました。手紙の書きだしも残暑見舞いになり、夏休みもピークを迎えます。
この時期から台風が通過するごとに、秋の気配を少しずつ残していきます。日中の日差しは猛烈でも、時に朝晩に涼しさを感じる時がありますね。虫の音も多彩になっていきます。