束京電力のブログ

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タナボタ議員と民主主義

2005年10月20日 06時54分17秒 |   
保坂展人(社民党)は、その当選の経緯から、しばしばタナボタ議員
と呼ばれている。

私がこのブログで彼の主張についての記事を書き、トラックバック
したところ、リンクを切られてしまった。私の記事をよく読んでも
らえば、タナボタ当選自体を非難したものではないことが理解でき
るはずだ。

彼のHPや、ブログをよく読んでみた。タナボタという言葉には、ま
るっきりの幸運を与えられた、というイメージがある。保坂として
は、自分にも一定の得票があったからこそ今回の当選につながった
、と言いたいようだ。せめて"水割り議員"くらいにしてくれよ、と
いうのが本音ではないだろうか。

保坂は、与党を厳しく追及していく、と決意を表明しているが、迫
力不足に陥る可能性は否定できないものがある。何を言っても、与
党議員から、あんたにだけは言われたくないね、という顔をされて
しまうのがオチだろうからである。

敵対する議員や一般有権者の失笑を買ったり、場合によっては社民
党内部でも軽んじられることがあるかもしれない。情けなくなって
辛いこともあるだろう。しかし、この選挙結果を、あまりにも惨め
だから、と辞退して、統一地方選挙や、参議院選挙に挑戦すること
もできたにもかかわらず、保坂は敢えてこれを受け入れた訳である
。途中で投げ出したりせず、任期を全うし、結果を残して欲しいも
のだ。