テンポコのブログ

徒然なるままにテンポコの日々出来事たちをしたためる也

今日見た「アンブレイカブル」(ネタバレ有り)

2004年08月27日 01時06分13秒 | Weblog
え~ さっそくブログを入手し、したためる事に。
今日はあの「シックスセンス」のM・ナイトシャマラン監督様による、
ハリウッド第二弾「アンブレイカブル」を見た。う~んアンブレイカブル!
思わせぶりぶりな展開が気になるシャマラン様だけど、さすがに伏線や
丁寧な演出の数々、それに綺麗でダークな画面がなかなか。
「シックスセンス」でも思ったけど、とにかく演出が丁寧で、ライティング
も美しい。情報量もとっても豊富な感じ。カメラワークなんかも、
ベタな昔のホラー映画見てるみたいな印象で、基本がしっかりしてるから
映画に入り込み易くって良いですな。ただ観客の視点を強く意識して
いるせいか、綺麗にまとまりすぎちゃって、不思議と好きにならない。
たぶん「シックスセンス」の感想を書いても同じ物になると思われます。
ラストもっと投げやりな方がいいなあ。どうせなら最後はスーパーマン
みたいに空飛んだりしてメチャクチャにしてほしかった。
そこがビンチェンゾ・ナタリ監督との差な気がする。無論「カンパニーマン」
の最後は好き。ナタリ監督は演出が丁寧・情報量が多い・ダークな雰囲気・
落ちが重要、そういった意味ではシャマラン監督と非常に似てる。
ただナタリ監督の方が、バランスが“観客”より“個性”って感じで、
自分的にはこっちのが好き。
主演のブルース・ウィリスは相変わらず横顔からスローでカメラ目線に!
たしかジャッカルやマーシャルローでもやってたような。
ただやっぱりというか、何というか、作品はM・ナイトシャマランな感じ。
お好きな人はどうぞって感じですな。もはやブランド品。
でもブランド的な感覚ってのはそれなりの水準を持って、且つ
個性が出ている証拠なので、やっぱスゲエやM・ナイトシャマラン。
何よりこのフルネームがたまらない。何故か口に出してみたくなる。
“ルチオ・フルチ”なんかも“フルチン”っぽくてつい口に出して
みたくなる。あと“サム・ライミ”なんか絶対“サムライ”が大好き
な親日派に違いないと偏見を持ってしまう。まあいいや、とにかく
M・ナイトシャマラン!たしかインドかなんかの監督だったような気がする。
そう思うとこの作品や「シックスセンス」の中にインド的思想が
フンダンに含まれている気になるから不思議、しかも
“インド的思想”など何も知らないで言えてしまうのがまた不思議。
これぞインドマジック。チャクラ全開で映画も見てください。
っていうかインドの人じゃなかったらどうしよ。