道々の枝折

好奇心の趣くままに、見たこと・聞いたこと・思ったこと・為たこと、そして考えたこと・・・

社交

2023年03月13日 | 随想
私はこと社交にかけては、まったくその才能がない。私ほどの社交下手はないと思っている。就中(なかんずく)異性との交際は甚だ拙劣だった。スマートにいかなかった。
幼い頃は、ママゴトのお父さん役として、引っ張りだこだったのだが・・・
成長するに従い、女友達は減るばかり。結婚したら1人もいなくなった。

思うに社交は、相手のことを深く気にかけないというスタンスが必要であるように思う。このスタンスが取れない人は社交に向かない。相手の反応を気に懸けるかまたは気に懸かるという気質は、人との関係を過剰に期待する。ほどほどに済ますことができない性分がいけない。自他の接遇に拘っては、社交下手になって当然であろう。浅く薄くなければ、社交は発展しない。

生まれながらの気質もあるが、思うに幼少時代の過保護が要因であると思う。兄弟姉妹に恵まれなかったことは、人当たりの加減を知る上での大きなハンディである。
反面、数は少ないが、深く濃い交誼に恵まれているから、社交下手にも救いはある。


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