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組織と商品を汎化した在庫管理パターン

2005年06月29日 | データモデルパターン
もっとも基本的な在庫の管理は、“商品”と“倉庫”との間に、中間(関連)エンティティを定義し管理するというものです。

(図1)在庫の基本モデル

商品を汎化し様々な商品を管理できるように商品の種類ごとにサブタイプ化する(商品・製品の汎化パターン)というパターンを紹介しました。この商品のサブタイプとしては、完成品だけではなく仕掛品や部品が含まれます。

また、倉庫についても組織のひとつの種類と考えて、組織の種類ことにサブタイプ化する(組織の汎化パターン)考え方を前述しました。さらに、組織には社内の組織と社外の組織(⇒取引先)を含むパターン(取引先と組織の汎化パターン)も紹介してきました。

汎化した組織と、汎化した商品との間に中間(関連)エンティティとして在庫を置くと以下のようなモデルになります。

(図2)組織と商品を汎化した場合の在庫管理

このような構造にすることにより、保管場所を倉庫に限らず、社内の他の組織や取引先に広げることができます。
また、商品についても完成品だけではなく、仕掛品や部品も在庫管理の対象とすることが可能となります。
さらに、工場の作業エリアにある仕掛品や取引先の預託品といった在庫も管理できるのです。
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