みなさんこんにちは。池っち店長です。
ついに・・・ついに・・・・!あの!謎のデッキシリーズ、“エックスデッキ”を公開する日が来ました!
今回ご紹介するのは、通しナンバーで17番目のエックスデッキ、“エックス17 ザ・銀河忍法”です。(現在、エックス20まで開発されています。)
ご存じのとおりエックスデッキは、
「3ボックス以上買って下さったお客様にのみ」
お届けする、「商品を買って下さったお客様に対する、サービス企画」です。
(店頭でのお買い上げか、ホームページでの通販。
また、エックスデッキは、3BOXお買い上げのお客様へのサービスであって、最新弾限定ではありません。例えば、過去弾含めて3ボックスお買い上げの方にも、お好みの弾のエックス記事をお送りしています。)
しかし、「エックスデッキがどのぐらい凄いデッキなのか、分からない」というご意見も多く、それならば公開制にしてみようかと、29弾以降は、
「このデッキは、1年の間、完全非公開デッキです。一年後以降、公開する可能性があります。」
というルールになりました。
そして今回、ついに1年が経ち、満を持してエックスデッキ公開!となったのです。
今回、この記事や動画を見て、
「どうせ見れるなら良いか。」
と思う人もいるかも知れません。
しかし、エックスデッキのサービスをお受けのお客様達は、このデッキの記事を1年以上前に、直接受けていらっしゃるのです。(しかも、今回のデッキとバージョンが違うもの。)
情報化社会において、このスピードの差はでかい。
さて、そんなわけでこのデッキ記事、基本は1年前に書かれたものです。
今となっては古いコンボに見えるかも知れませんが・・・・
これが1年前に書かれたものだ、という事で差し引いて、ご覧頂きたく思います。
(注意・この1年の間に色々と改造され、成長してきたため、最初の“エックス17”とは、デッキの3分の1ほどが変化しています。
以前の記事をお持ちの方は、見比べてみると面白いかも知れません。)
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■エックスデッキ17“ザ・銀河忍法”
蝋燭の炎がほの朱く染める室内。障子にふたつの影がゆらめく。
君は若き忍者。その才覚と実績を認められ、頭領直々に奥技を伝授されんとするところである。(超、かっこいいでござる。)
「・・・只今よりそなたに、銀河忍法秘伝、奥技の数々を伝える。
これらの技が一体となったとき、こたびのエックスデッキ、その全貌がお主の前に現われるであろう。
心せよ!」
○忍法伝授前文授前文
銀河忍法主軸、【銀河精霊パーフェクトギャラクシー】。
この者、シールドフォースを保つ限りは、
「場から離れない」
といふ類いまれなる能力をもつものなり。
場から離れない。
本来、破壊され、墓地に行く場合においても場に残る。
その場合、とりあえずは「破壊された」事にはなり、そのコストは払われたものとみなす。
この事実、まずはゆめゆめ忘るることなかれ。
では、これを主軸とした忍術の数々を伝授せん!
■忍法其の一
「【転生プログラム】を、自らの【銀河精霊パーフェクトギャラクシー】に仕掛けよ。
【ギャラクシー】は場に残り、デッキから、新たな映し身をもって出現する。
これぞ銀河忍法、『輪廻転生分身の術』なり!」
■忍法其の二
「【斬隠オロチ】を召喚せよ。
【オロチ】が場にいでしとき、【オロチ】以外のクリーチャーを一体デッキに戻し、その代りにデッキをめくりて出現したクリーチャーを場に出す。
この場合、デッキに戻すクリーチャーを、自らの【パーフェクトギャラクシー】に指定するなり。
【ギャラクシー】は場に残り、また何者かが出現する!
これぞ銀河忍法、『斬隠れ分身の術』なり!」
■忍法其の三
「【龍神ヘヴィ】を召喚するなり。
破壊するクリーチャーを【パーフェクトギャラクシー】に指定するなり。
【ヘヴィ】も【ギャラクシー】も場に残り、破壊ボーナスのドローは付き、相手クリーチャーは破壊されるなり。
これぞ銀河忍法、『不死身の術』なり!」
■忍法其の四
「【魔龍バベルギヌス】を召喚するなり。
破壊するクリーチャーを【ギャラクシー】に指定し、墓地よりクリーチャーを呼び出すなり。
これぞ銀河忍法『黄泉返り分身』の術。
この場合、墓地から場に出すクリーチャーを【霧隠れオロチ】や【龍神ヘヴィ】にする事で、更なる忍法の連鎖を生みだすも可能なり!!」
■忍法其の五
「シールドフォースを持つ【ギャラクシー】が居たとて、敵の数に圧倒されることもまた、忍びの道においては良くあること。
そのような時、無様に追い詰められるは忍びにあらず。
勝負を決めるは一枚の切り札。
【アポカリプス・デイ】にて全てを吹き飛ばすなり!
これぞ銀河忍法、『木端微塵の術』。
無人の野に、【ギャラクシー】のみが立ち残るは言うに及ばず。
いざ、デッキレシピを御照覧(ごしょうらん)あれぃ!!
エックスデッキ・“銀河忍法・霧隠れ分身の術!!”
1×アクアン(4弾など・殿堂)
4×斬隠オロチ(29弾・ニンジャ)
3×エマージェンシー・タイフーン(32弾など・Sトリガー)
2×転生プログラム(CDP3など・Sトリガー)
2×エナジー・ライト(DMC48など)
1×サイバーブレイン(1弾など・Sトリガー・殿堂)
2×ブレイン・チャージャー(CDP3など)
4×魔光王機デ・バウラ伯(28弾)
4×銀河精霊パーフェクト・ギャクシー(28弾)
1×アポカリプス・デイ(14弾・Sトリガー)
2×解体人形ジェニー(CDP3など)
2×龍神ヘヴィ(DMC54など)
1×魔龍バベルギヌス(22弾など)
2×魔弾ソウルキャッチャー(28弾)
2×インフェルノ・サイン(DMC48など)
2×デーモン・ハンド(DMC48など・Sトリガー)
1×ソウル・アドバンテージ(28弾・殿堂)
4×ブラッディ・シャドウ(DMC46)
(動画では《デビル・メディスン》が入っていますが、《ソウル・キャッチャー》に差し替わりました。他、多少の枚数の違いがありますが、大差はありません。)
○「拙者、騎士でござるよ。ニンニン。」(アイデンティティ崩壊。)
さんざん「忍法、忍法」と言ってきましたが、実はこのデッキ、かなりナイトデッキなのでござるよ?!ニンニン。
正確には、いくつかナイトが入っていて、ナイト・マジックが使えるようになっているってだけですが。
○さて、使い方を説明するでござるよ!
このデッキは、後半から真骨頂を発揮します。
序盤は、軽量呪文を使ってドローし、《ブラッディ・シャドウ》を展開しましょう。
《エナジー・ライト》の次のターン、《デ・バウラ伯》で《エナジー・ライト》回収、というパターンがベストです。
余裕があるなら手札破壊は使っておきましょう。
【ジェニー】であれば、相手の戦術を確認し、キーカードを落としておけます。
中盤戦は、【龍神ヘヴィ】や【デーモン・ハンド】、【インフェルノ・サイン】で再び【ヘヴィ】などの、除去中心の動きになります。
《ブレイン・チャージャー》を使えば、4マナから次のターン、一気に6マナとなり、《デーモンハンド》や《ソウル・アドバンテージ》が使えます。
このあとの主役、【パーフェクト・ギャラクシー】のシールドフォースを易々と破られないためにも、相手のアタッカーの数は減らしておきたいところです。
【デ・バウラ】で回収して再び【デーモン・ハンド】・・等、念入りに。
相手が速攻系デッキであった場合、《ブラッディ・シャドウ》の展開でしのぎます。
【銀河精霊パーフェクトギャラクシー】を出せたら、そこからがこのデッキの真骨頂!!
前述した“銀河忍法”の数々で、対戦相手を驚愕させてやりましょう!
一例をあげます。
【ギャラクシー】に【転生プログラム】を使用!(忍法輪廻転生分身)
デッキから【斬隠オロチ】が出現!再び【ギャラクシー】を指定してデッキをめくり(忍法斬隠れ分身)・・・
【デ・バウラ伯】が出現。墓地から【転生プログラム】を回収。
【転生プログラム】で再び分身!(忍法輪廻転生分身)
今度は【パベルギヌス】が出現!破壊する対象は、またまた【パーフェクト・ギャラクシー】。(忍法黄泉返り分身)
【バベルギヌス】の効果で墓地から【斬隠オロチ】を召喚。【オロチ】の破壊効果をまたまた【ギャラクシー】に。(忍法斬隠れ分身)
デッキから出てきたのは【龍神ヘヴィ】。むろん、破壊は【ギャラクシー】に。相手一体破壊、自分は1枚ドロー。(忍法不死身の術)
この一連のコンボで消費した手札は、最初に使った【転生プログラム】1枚、のみ。
最初の1枚から、
【斬隠オロチ】2枚
【バベルギヌス】1枚
【デ・バウラ伯】1枚
【龍神ヘヴィ】1枚
相手1体破壊、自分1枚ドロー
という戦果が残っています。
実際に動かしてみると、かなりインチキくさい動きに笑いがこみあげてきます。
○終盤の攻め込み方
いつまでも忍法を楽しみたいところですが、攻め時にはガシガシと攻めていくべきです。
中途半端なアタッカーに見える【龍神ヘヴィ】ですが、このデッキでは死なないで場に残っているはずなので、【オロチ】ともども攻め込んでいきましょう。
実はWブレイカーで、アタッカーとしても優秀な【パーフェクト・ギャラクシー】ですので、最後から2ターンほど前には、シールドフォースを破られるのも無視して、一緒に切り込むのが良いでしょう。
最後に大事なのは、シールドフォースを守ることではなく、勝つことなのですから。(ギャラクシーデッキを使っていると、意外と「ギャラクシーで前のターンから攻撃していたら勝ってたのに?」なんて事があります。本当に!!)
■各カード解説
○ブラッディ・シャドウ
軽量呪文を使ってドローして、コンボのパーツを揃えつつ、グラヴィティ・ゼロで守れるのがこのカードの素晴らしさ。
《ソウル・キャッチャー》で、《デ・バウラ伯》と一緒に何度も手札に戻しまくると、速効への対策となります。
ただ唯一、《転生プログラム》や《斬り隠れオロチ》で出てきて一番がっかりするクリーチャーなのが困りどころ。それでも・・・抜くわけにはいきません。水単速攻とか、多いしね。
○斬隠オロチ
銀河忍法、『斬隠れ分身』の元。
相手の切り札クリーチャーを、何か別のものにチェンジするのも場合によっては有効です。(【ミスト・リエス】に使うのは、1枚ドローされて損した気分ですが、仕方ないでしょう。)
言うまでもありませんが、“ニンジャストライク”で使える事もお忘れなく!
効果は、普通は相手に使いますが、このデッキでは、《パーフェクト・ギャラクシー》がいるなら、自分の《ギャラクシー》に使った方が、面白い事になるでしょう。(もしもう一体《ギャラクシー》が出てきたら、そいつでブロックしてやればOK!)
【オロチ】はターンエンド時にデッキの底へ消えますが、【ギャラクシー】を指定して効果で場に出したクリーチャーは、そのまま問題なく場に残ります。
○転生プログラム
時々、奇跡のような連鎖が楽しめます。
手札補充がいっぱいの手札なら、3ターン目あたりに《ブラッディ・シャドウ》に《転生プログラム》をかけて、バクチをうってみるのも楽しいでしょう。
もちろん、相手の《キング・アルカディアス》とか、放っておけないクリーチャーの除去にも使えます。
○魔光王機デ・バウラ伯
【ソウルキャッチャー】と組み合わせて、ブロッカーを回収し続けられます。
詳しくは、カードキングダムホームページ・DM研究所第150回をご覧ください。
http://www.stannet.ne.jp/fb/dm/100/dm150.html
○インフェルノ・サイン
【パーフェクトギャラクシー】が手札破壊されたら逆にチャンス。【サイン】で5マナで釣ってこれます。
実際には、【龍神ヘヴィ】を何度も出したり(除去&ドロー)、【オロチ】を出して分身の術に使ったり、【デ・バウラ伯】を釣ってまた【インフェルノ】を回収したりと、その場その場で適切に使います。
一応、《エマージェンシー・タイフーン》→ギャラクシー落として《インフェルノ・サイン》のコンボも狙えますが、メインではありません。
《転生プログラム》を使うデッキなので、《エマージェンシー・タイフーン》を使い過ぎると、デッキ切れが激し過ぎます。速攻デッキ相手に《ブラッディ・シャドウ》の展開を急がなければならないとき以外は、控え目にしましょう。
■最後に
動き始めると実に個性的で、まるで手品かインチキ(笑)のようなこのデッキ。
ルール上、と言うより感覚的に納得しにくい(ヘヴィが出ても相手だけ破壊?とか)コンボなので、子供たちも釈然としない表情を浮かべます(笑)
僕はこのデッキを、エックスデッキとして作ったあと、1年間ずっとエンターティメントデッキとして使い続けてきました。
こんなに長く楽しめるデッキは、なかなかありません。見ているみんなと楽しめる(何が出るかな?)、愉快で、けっこう強いデッキです。
エックスデッキは、こうした「楽しい手品」のようなデッキがほとんどです。(ルール改訂で使えなくなったり、一度見た相手には使えない、一発ネタもありますが)
次の弾のエックスデッキも頑張るつもりですので、ぜひ皆さん、当ホームページの通販予約か、カードキングダム店頭でのご注文を、よろしくお願いいたします。
カードキングダムグループ代表・池田芳正
最新弾通販予約はこちら↓http://www.stannet.ne.jp/fb/tuuhan/dm/kokuti.html