カードキングダムブログ
全国チェーンのカードゲームショップ、カードキングダムです。
 




最初に。

このデッキ記事は実は、約二ヵ月前(四月下旬)に書き上げたものです。

もろもろタイミングを逸して、没になっていたものですが、動画自体はあがっており、時折
「デッキレシピ教えてー」
というお問い合わせがあったので、今回、公開することにいたしました。

問い合わせがあったデッキ、全てを記事に出来るわけではありませんが、このデッキは僕も現役で回しているので、特別公開という感じです。

・・・・本当は、記事はとっくに書いているのに、没になったデッキ紹介記事なんて、今まで何十個もあるんですけどね。タイミング等によって、色々とあるのです。

今回も、さすがに本ホームページの研究所に載せるには時機を逸したので、ブログで公開という事で。

時代は完璧に28弾中心になっていますが、こういうコンボデッキはコンボそのものがテーマですから、強い、弱い、古い関係なくお楽しみいただければ、と思います。

それでは。二ヶ月遅れの公開ですが、どうかお楽しみください。

■たのしいやるきはかいでっき・世紀末魔法カードぐるぐる伝説“ザ・ラブ・ソード”!!
君は覚えているか?!あるいは知っているか?!

4年以上昔、DMの暗黒時代を築いた暗黒のデッキ、“スラッシュ”の事を・・・!
歴史に封印されたあのデッキの、中核を成した「忘れられたコンボ」が、今、“愛”とともに復活するっっ!!

さあ、作ろう!そして回せ!きもいぞこのデッキ!!相手プレイヤーに叫ばせろ!!」

 「何が“愛”じゃああああああ!!!」

ユーチューブ版動画
<!-- ラブソード -->


ニコニコ動画版
<!-- ラブソード -->


世紀末魔法カードぐるぐる伝説“ラブ・ソード”!!
 
4×ラブ・エルフィン
3×恵みの化身
1×母なる大地
4×マナ・クライシス


2×アクア・サーファー
3×エナジー・ライト
3×ブレイン・チャージャー
1×サイバー・ブレイン
4×ミスティック・クリエーション


1×スケルトン・バイス
3×デーモン・ハンド
3×ロスト・ソウル(ビートダウンが少ないなら、ここは【ソウル・アドバンテージ】でも可。)


4×妖魔賢樹フライ・ラブ
4×英知と追撃の剣(エターナル・ソード)



《1》【エターナル・ソード】でメッタ刺し!「なかにだれもいませんよ」

まず、オチから言っておこう。

このデッキはつまり、【英知と追撃の剣】を無限ループコンボで何度も何度も使い倒して、
「相手の場には何も無い」
「出してもすぐ戻る」

と言う状況に相手を追い込み、【ラブ・エルフィン】【フライラブ】でぺちぺち殴るというコンボ・デッキ
だ。

言うまでもないが【エターナル・ソード】は、2発ほど撃たれたらゲームが終るような強力カード。
それが連打されるなど、相手にとって悪夢以外の何物でもない。

デュエルと言うよりまるでパズルを解いているようなプレイ感覚が楽しめ、コンボがぐるぐる回る状況になれば、嫌と言うほどのソード連打で圧倒的な勝利を収めることができる!

相手の攻撃を耐えながらパズルに挑戦するという苦しみのあとには、大逆転の開放感が待っているわけだ。そーいうデッキが好きな人には、たまらない面白さを保障するぞ。

《2》温故知新。そんな過去も全て「歴史」だ!

さて、デッキを詳しく解説する前に、ひとつの歴史を語っておきたい。このデッキの前身、五年前のDMの歴史の話だ。
そんなの関係ねーって人は“4”まで飛んでもらっても構わない。

むかーしむかし、ある所に、“スラッシュ”というとても悪いデッキがありました。(5年近く前じゃのぅ)【ヘルスラッシュ】という、
「相手のデッキの中身を見て、3枚のカードを墓地に送る」

という魔法カードを、【ミスティック・クリエーション】と【恵みの化身】のコンボで、

「使用した【ヘルスラッシュ】を【恵みの化身】でマナゾーンに戻す」

「【ミスティック・クリエーション】でマナゾーンの【ヘルスラッシュ】を手札に戻して再利用する」

「使用した【ミスティック】と【ヘルスラッシュ】をまた【恵みの化身】でマナに戻し、もう1枚の【ミスティック】で手札に戻す」

以下、ループ。


という動きを繰り返し、相手のデッキを骨抜きにするばかりか山札切れさせて勝利するという、極悪非道なデッキ。

当時からDM研究所を書いていた僕も、

「こんなもんが流行ったら、子供たちもDMを楽しめなくなるよなぁ」

と、デッキを開発してしまってからも2ヶ月記事にせず、封印していた程です。(完成、2003年6月。発表同年8月)

結局、同じようなデッキを開発する人は全国に居たので、黙ってても広まってしまい、

「隠してもどうせ広がるなら、問題のあるデッキは積極的に広めて警鐘を鳴らし、対策を広めたほうが生産的だよね。」

という、現在に続く我々のスタンスが決定するきっかけになったのですが・・・

■秘密兵器・スラッシュhttp://www.stannet.ne.jp/fb/dm/dm15.html

その後【ヘルスラッシュ】も、似たような効果の【フューチャー・スラッシュ】【ロスト・チャージャー】も揃ってプレミアム殿堂入り。
(これもかなり時間が掛かりました。一回殿堂入りしておいて、それでもやはり問題だったので禁止になるという・・・【ボルバルザーク】と同じく、解決を先延ばししても無駄になるだけである事を実証した事例。)

「主人公の名前からして、『君の切札を信じてカードとともに闘おう!』というデュエル・マスターズというゲームにおいて、その切札を引き抜いて子供達のやる気を失わせるカード(あるいはシステム)は、存在してはいけない」

のが明白となったのでした。

めでたし、めでたしです。(禁止になるまでに時間が掛かりすぎて、やめた子も多かったけど・・・・)

そんな訳でその時期は、【ヘルスラッシュ】というカードの出現により、それまで平和に、クリーチャー同士でポカポカ殴り合っていたデュエルマスターズというゲームが、単なる山札削りゲームになってしまったのです。

とまあ・・・

「そんな過去も“歴史”だ!」(グランサーBY長谷川祐一)

ですから、そういった「失敗」の上に積み重なってきて今が「良くなっている」と考えるとそれはいーんですが、デッキ・ビルダーとしての僕の暗黒頭脳の中では、

「【ヘルスラッシュ】が良くないカードだったのはともかく、あのデッキ“スラッシュ”において採用されていた、
『【ミスティック・クリエーション】が【恵みの化身】でぐるぐる回るよコンボ』
は、また何とかして使えないだろうか?」

・・・という思いが、ずっと悶々と渦巻いていたのでした。

《3》捏造のネツ・ゾーン。

で、27弾のカード・リストをカードキングダム沖縄・那覇店で、タバ店長さんと一緒に見ている時、その目覚めてはいけない(?!)悶々が覚醒してしまったわけですよ。

沖縄・那覇店・タバ店長「この【フライ・ラブ】って強いですよね。」

僕   「どうでしょう。弱いとは思いませんが、どういうデッキに入るかが・・・いやまてよ?!【ラブエルフィン】が8枚体制になるって考えたら、とんでもない事になるんじゃねぇ?!」

タバ店長「そうするとやっぱりマナ破壊ですか。」

僕   「素直に考えるとそうですが、いやいや、コイツには昔なつかしの“重呪文デッキ系”こそが相応しいと思いますね。

例えば、

『【ラブ・エルフィン】が3体出ていると【ブレイン・チャージャー】が実質0マナで使える』

と言うのは誰でも考えますが、【ラブ・エルフィン】が3体場に出るというのが“たら・れば”(運任せの事)過ぎます。

しかし、【フライ・ラブ】も3、4枚入れてどっちかの合計で3体場に出すのなら、“たら・れば”ではなくなります。これは、呪文をやりたい放題連打できる、面白デッキが作れますよ!!」

タバ店長「なるほど・・・で、どうやって勝つんですか?」

僕  「今、最も場に大きく触る事が出来て、しかも、逆転されないように相手の動きの足を引っ張る事の出来るカードは・・・やはり【エターナル・ソード】。
で、相手のマナやクリーチャーさえ無くなってしまえば(結局マナ破壊かよ)、トリガーで何を踏もうが後が続きませんから、そのまんま【ラブ・エルフィン】【フライ・ラブ】で殴っていいんじゃないですかね。

これはかなりアホなデッキになりますよ!【ラブ・エルフィン】【フライ・ラブ】と愛に満ち溢れている!
デッキ名は・・・ラブだらけな上に【エターナル・ソード】だから・・・“ラブソード”!!」

タバ店長「それは・・なんていうギャルゲーのタイトルなんですか。」

僕   「この恥ずかしさがたまらん!」

タバ店長「『あなたが好きだから、はい、ソード。』って感じの内容っぽいですね。」

僕   「なるほど!そりゃきっとヒロインはヤンデレですよ。ヤンデレ!
よし、
『このデッキを“ラブソード”と命名したのは、沖縄店のタバ店長なんだよ。エロイね。』
と広めよう!!」

タバ店長「捏造しないで下さいよ!!」

僕   「Niceboat!」

《4》デッキの使い方・ソードで相手を『ぐっさり』と刺してあげよう。そう。何度も何度も何度も何度も何度も・・・

【ラブ・エルフィン】からスタート、続いて【マナ・クライシス】という流れが最高ですが、毎回そう上手くはいきません。

【ラブ・エルフィン】→3マナで【ブレイン・チャージャー】→2マナで【エナジー・ライト】&残った3マナで【フライ・ラブ】や【ブレイン・チャージャー】・・・と連鎖していく事は結構あります。

何にしろ、5ターン目に【英知と追撃の剣】はかなりの高確率。

相手が場を展開しないデッキであれば、このターンの【ロスト・ソウル】でほぼ決着が付きます。

何にしろほとんどのデッキは、中盤までに二度【英知と追撃の剣】を打ち込まれると、ほぼ沈黙するでしょうから、序盤は守りを考えるより、ドローと【ラブ・エルフィン】等の展開を重視して、

「一刻も早く【英知と追撃の剣】を使える状況」(または、【ロスト・ソウル】)

を作る事に集中します。

中盤に持ち込めたら、流れはコッチの物。相手が【ロスト・ソウル】を使える7マナに達しないよう、最低限のマナに縛りつつ、終盤を見据えた手札を確保していきます。

このデッキの使い方の難しいところは実はここ。

調子に乗ってドロー&【英知と追撃の剣】、【デーモンハンド】・・・と相手への処理だけを楽しんでいると、気が付くとデッキが切れ掛かっています。

呪文が物凄く軽く使えるため、【恵みの化身】の6マナが異常に重く感じますが、出来るだけ早く出しておいた方が後々のためです。(ここで相手に6マナあると、ほぼ確実に【恵みの化身】が破壊されるので注意)

【恵みの化身】のトリガー能力が使えるようになったら、すぐにガンガン使用して、【ミスティック・クリエーション】とのコンボを有効活用しましょう。

後は止めを刺す準備。

ちゃんと【フライ・ラブ】【ラブ・エルフィン】だけでなく【サーファー】等も展開し、殴る準備もしておきましょう。

下ごしらえが終わったら、さっさトドメてあげるのが慈悲と言う物です。

○各カード解説
■ラブ・エルフィン フライ・ラブ
1体出ただけでプレイ感覚が大きく変わります。【エナジー・ライト】が2マナになっただけで、大きくプレイの自由度が変化する事でしょう。

例えば、5マナあったら、【サイバー・ブレイン】と【エナジー・ライト】が同一ターンに使用できるのです。

2体以上出てからはもう意味不明。3体出ると、まるで詐欺。

「【ミスティック・クリエーション】を1マナでプレイ。【ブレイン・チャージャー】を3枚回収。1マナで【ブレイン・チャージャー】。増えたマナで【ブレイン・チャージャー】。また増えたマナで【 ブレイン・チャージャー】・・・」

と、マナを減らさずデッキを掘り進む事が出来たりします。相手の心が折れていくのが手に取るように見えます。

■恵みの化身
召喚が異常に重く感じられますが、とにかく早めに出して置く事が重要です。
このデッキ、高速でデッキを掘り進む事になるので、デッキアウトの前に勝利するには、墓地に行ったカードをも再利用しなければ
「デッキを構成しているカードの戦闘力が、相手を倒しきるには足りていない」
のです。(難しい話)

■母なる大地
【恵みの化身】を早く出すため・・・ではなく、
「他のカードを使用したターンの『ついで』に出せるように」
入っています。
墓地のカードがそれほど無い時に、例えば5マナの時に急いで出す必要はありません。
その時はまだ、【母なる】のタネになる【ラブ・エルフィン】等のクリーチャーの方が役に立つ事の方が多いでしょう。(トリガーで出てきた【サーファー】をチェンジするなら話は別です。)

相手のマナが【ソード】等で減ったあとならば、実は除去カードとしても使えます。
例えば相手の5マナのクリーチャーをマナゾーンに戻し、その時点で相手のマナゾーンがたとえば2マナにまで減っていて、他にクリーチャーカードが無いならば、

「マナゾーンにある枚数以下のコストのクリーチャーが居ないため、出せるクリーチャーカードが無い」

ため、何も出てこなくなります。
つまり【母なる大地】が【ナチュラル・トラップ】になるわけですね。

■ミスティック・クリエーション
4枚は多いように思いますが、このデッキを使いこなせるようになればなるほど、このカードの出番は増えます。

一枚目の【ミスティック・クリエーション】は容赦なくマナにしましょう。

■ロスト・ソウル
可及的速やかに打ち込みたいカードの筆頭。初手にあったら手札に握っておきたいカードです。
相手が速攻系で手札を握りそうに無いならば、やはり埋めます。

28弾発売後 追記
ここは【ソウル・アドバンテージ】にしても良いでしょう。6マナの【ソウル・アドバンテージ】→7マナの【エターナル・ソード】と美しくつながります。

殴られると効果が薄まるので、だいたいは【ロスト・ソウル】の方が安定ですが・・・

■英知と追撃の剣(エターナル・ソード)
このカードが無限に毎ターン毎ターン飛んでくる・・・それはつまり、いずれはマナもクリーチャーも全滅するという事です。

一撃で場がひっくり返る、非常に強力なカードです。何度も何度もぶっ刺してやりましょう。

○入らないカード

「闇文明が入っていてマナ破壊なら、【タイムトリッパー】が入るだろJK」

と思う人が居るかも知れませんが、それは固定観念。
このデッキは「呪文を軽くするシステムクリーチャー」を生かすデッキですから、「呪文では無いカード」を有効には生かせません。

投入は可能ですが、主軸である「ソードを無限に回転させる」というコンボパーツを減らす事になっては、本末転倒です。

○改造するなら
火文明を入れて【焦土と開拓の天変】を入れて、マナ破壊に特化する手段もあります。
その場合は、【地獄スクラッパー】も入るので、若干、速攻デッキに対する耐性も上がるでしょう。

しかし、それはもはや単なる“黒ラン”(闇文明入りランドデストラクション)です。昔から良くあるトーナメント・デッキですね。

やはり「面白い」のは、【ソード】をぐるぐる回して

「手札には間違いなく【ソード】があり、どうがんばっても完全にコントロールされる」

という「絶望」を相手に植えつけることが出来る、この「やる気を破壊する」所。作るなら、ぜひ持ち
> 味を生かして頂きたいと思います。



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