流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

気体用の単段衝動タービンの設計例

2014年08月28日 | 流体機械設計

気体用の単段衝動タービンの設計例です。

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ノズルでエンタルピーの予定熱落差を運動エネルギーのみに変換された流体が、この衝動タービン動翼を回転させます。

タービン動翼の翼間を気体が通る時にわずかに速度の低下がおき、それはそのまま損失となるので、衝動タービン翼部の翼高さ、翼幅、翼枚数は充分に検討して設計する必要があります。

翼1枚を小さく出来たほうが加工費が安くなりますから、翼1枚の大きさはなるべく小さいほうが良いのですが、あまりに小さいと翼面で気体が充分に転向出来ず、羽根出口角度からの偏差が大きくなるので、翼の大きさは迷うところです。

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