流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

強風型多段遠心ブロワ式ヘアードライヤー2号機の作動時流れシミュレーション結果です

2017年07月07日 | 未来製品設計

強風を造れる多段遠心ブロワ式のヘアードライヤーとして設計した2号機の作動時の流れシミュレーション結果です。

ヘアードライヤーの空気噴出しノズルからの風速は秒速20m程度ありますので、遠心多段ブロワが高圧空気を造りだしているのが次の解析図から分かります。

高風速が造れているのは確実ですが、今回の2号機設計では噴出しノズルスロット部の直径が小さすぎたようで、ドーナツ形ノズルから噴出した円錐形の高風速流はすぐに1点にぶつかってしまい、その結果遠くには届かずに外側に渦を巻きながら拡散しています。

高速風がもう少し遠くまでとどくように、次の3号機では空気噴射スリット部の形状を見直した設計変更を行います。

<今日の流れ>

朝方はまだかなり激しい雨でしたが、昼が近くなるにつれて雨脚もゆるくなり、現在の11時では雨もやんで少し日差しが感じられます。

自分の仕事としては、流体機械設計を3次元CADを使って行う作業の続きです。

女性エンジニアの皆も自分の担当プロジェクトを真面目に進めてくれていますので、いつものように感謝です。