流体機械設計による近未来に役立つエンジニアリング

流体機械設計をベースとして近未来に役立つエンジニアリングを行う株式会社ターボブレードの社長 林 正基の毎日の活動

水力発電所地点に横軸プロペラ水車を適応した場合と縦軸プロペラ水車を適応した場合の比較

2017年04月18日 | 再生可能エネルギー発電タービン

水力発電所地点の計画段階で、同じ水力発電地点に、横軸プロペラ水車を適応した場合と縦軸プロペラ水車を適応した場合の比較検討結果です。

次は横軸プロペラ水車を計画した3次元計画図と水車発電機組図になります。

次が縦軸プロペラ水車を計画した場合の3次元計画図と水車発電機組図関係です。

水力発電機器種類の選定の計画図なのに詳細な水車発電機組図があるのは、実際には横軸も縦軸も製作され現地に据え付けて試験的に性能を見たからです。

よってこの研究的な水車適応機種の検討は、大きな費用がかかっています。

どちらが良いかの結論としては、横軸が効率がわずかに良く、縦軸はメンテナンスがし易い、などの評価となり、最終的には水車と発電機が直結した縦軸機が動力伝達ベルトなどのメンテナンスが要らなかったことから優位となりました。

実際小水力で水車から発電機への動力のベルト伝動を行うと、伝動ベルトのメンテンナンスが頻繁となりお金もかかることが分かりましたので、水車と発電機はなるべく直結した組み合わせとなる設計が理想です。

ただ、横軸水車発電機でもドラフトチューブ側に水車主軸が突き出して発電機を直結する構造や、ベベルギアを使って水車動力を発電機につなげる設計としていれば、横軸機の方が有利になったと思われます。

<今日の流れ>

昨日に続いてSolidWorksでの詳細な流体機械構造設計の続きです。

さらに流体挙動を調べるための解析モデルももうすぐ完成です。

昨日は昼からかなり眠気があり、自宅に帰っても眠かったので、夜は8時過ぎに寝てしまい、今朝は5時半に起きましたが、かなり元気回復したように思われます。

最近休んだようにあって、絶対的な睡眠時間が足りなかったようです。

毎日、7時間以上は寝たほうが良いのかもしれません。