雑居空間
趣味のあれこれを、やたらめったらフットスタンプ




 「Heroes of Might and Magic III」の拡張パック「Armageddon's Blade」のキャンペーン「Armageddon's Blade」のシナリオ7「To Kill A Hero」をプレイしました。



To Kill A Hero

Catherine, Gelu and Roland must defeat the Demoniac hero Xeron. If any one of them falls, all is lost. Catherine, Roland and Gelu will be allowed to reach 36th Level and carry over all spells, skills, and experience to the next scenario.


 マップサイズはM、難易度はExpert、チームカラーはBlue で敵はRed となっています。
 シナリオ開始前に、5 Firebirds か、Town Portal か、Sword of Judgement からひとつを選択します。Firebird がPhoenix だったら良かったのですが……。Town Portal はCatherine とRoland が既に覚えていますし、Sword of Judgement を選択することにします。

 まずは、Catherine の独白から始まります。

With the majority of the Kreegan forces destroyed, Erathia's lords have grown weary of this war and have withdrawn their support. They do not understand. This is a critical moment. To continue this war, I have stepped down as Erathia's Queen. Myself, Roland, and the Conflux forces will continue to press to the capitol of Eeofol. However, between us and the demon king stands the hero Xeron. We are told he wields armageddon's Blade. We must succeed for the safety of Erathia, and the world.

 この戦争の持つ意味を理解できず、どうしても協力をしてくれないErathia の貴族。思う様戦争に打ち込むために、Catherine はなんと女王の座を退位してしまったのです。
 ゲーム開始直後、Catherine から以下のメッセージが届きます。

Support has greatly waned amongst the Erathian nobility, for this war in the past few months. It has been costly in both gold and lives, precious commodities all to be certain. However, this endeavor is of utmost import if what the soothsayer said is true. Should they really have Armageddon's Blade, King Lucifer must not be allowed to continue in his mad quest. The line must be drawn here and now.
Seeing as how the Erathian people see this war as being over, they have refused to fund your war any longer. Disheartened, as you were, you decreed General Morgan kendal would act as Regent in your stead, his primary taskto find a new leader for the kingdom your father made so great. You chose to abdicate the Erathian throne and ally yourself with the Elemental Confluxes in an effort to destroy this mad king and his demonic hordes once and for all.
Teary eyed, yet stoic, you transferred control of the kingdom of your birth to General Kendal and rode off towards your destiny. When all was said and done, you and Roland were going to return to Enroth and your son Nicolai at last. Erathia was free to rule itself, without interference from Enroth. Its destiny was now it's own. You had a war to win, a world to save, and could not be burdened by grief over the terrible choices you were forced to make.

The days ahead will be filled with rough terrain and sleepless nights. Roland and your forces marched across the fire-ravaged plains of Eeofol en route to Kreelah, the capital city. Word soon spread of your approach and you were met with great resistance. Though the fighting was brutal, your tactical prowess and Roland's tenacity proved to be the better of the enemy and you forced them back nearly to the capitol itself. Now, you have a firm hold on the majority of Eeofol, Conflux fortresses sprouting up everywhere.
The problem came when word was sent that Xeron, Eeofol's brilliant warlord, had arrived with the near totality of his Sons of Erebus, Eeofol's elite royal guard. Worse still, spies report he bears a great sword of immense power. It appears in fact that your worst fears have been realized; Armageddon's Blade is not only real, but here on the field of battle as well.
Xeron must fall and the Blade recovered if this assault is to succeed. Once he has been defeated, the rest will be mere practice.

 長げー。
 Erathia のことはKendal に任せて、Eeofol の首都・Kreelah へと進軍していくCatherine、Roland、Gelu のご一行。破竹の勢いでKreelah に迫った一行の前に立ちふさがったのは、あのArmageddon's Blade を擁するXeron なのでありました。

 こちらの本拠地は、Conflux が南西に2つと北東にひとつ。Hero は南西にCatherine とRoland 、北東にGelu という配置です。
 Gelu の傍にいた中立のSharpshooter が仲間になってくれたので、一気に210 Sharpshooters という大所帯になりました。これを100と110に分け、町にいたConflux のCreature を混ぜて、相当の軍勢になりました。
 一方のCatherine とRoland の夫婦ですが、わずかばかりのCastle 軍を持っているものの、このマップにCastle はないので、あまり活かせそうにありません。2つのConflux にはそれなりに軍勢がいるので、強いRoland にConflux の軍勢を持たせてメインアタッカーに、Catherine にはCastle の軍勢を持たせて探索役にすることにします。

 2日目。Erathia からのメッセージが届きます。どうやらKendal が頑張ってくれたようで、Erathia が引き続きこの戦争のために支援をしてくれるらしいです。これでどうやら、この戦争にも光明が見えてきました。しかしCatherine にはどうしても、眼前に立ちふさがるXeron の脅威が容易に取り除かれるとは思えないのでした。どんな犠牲を払ってでも、Armageddon's Blade をXeron の手から奪わなくてはなりません。

 南西と北東の隅にこちらの領地があり、そこに挟まれた、北西から南東に渡る地帯がEEofol の領地となっています。南西側からは2箇所の通路が、北東側からは3箇所のGarrison が、Eeofol 領との出入り口となっています。また北東と南西にはTwo Way Monolith があり、それぞれ行き来できるようになっています。
 探索のつもりでCatherine がEeofol 領に入ったのですが、すぐそばに防備が手薄なInferno があったので、そのまま落としてしまいます。でも調子にのって周囲をうろうろしていたら、敵Hero がやってきてCatherine が倒され、あっという間にゲームオーバーになってしまいました。ああ、そうか、倒されてはいけないHero が、このシナリオでは3人もいるんでした。気をつけないと。
 少し前からやり直し。Inferno を攻略した後、Catherine は一旦本拠地に引き上げることにします。数日後にあっという間に取り返されてしまいましたが、まだ気にするような段階ではないですね。

 続いてGelu も侵攻を開始。一番南にあったGarrison を突破し、その近くにあったInferno を攻略します。Sharpshooter はかなり強いのですが、やっぱり打たれ弱いので、城攻めでは狙い撃たれたりして、消耗が激しくて大変ですね。戦場の多くはInferno によって占められているので、早い段階でInferno の軍勢を主力にした方がいいかもしれません。

 11日目。戦略会議の席上に、突然風のように人影が現われたかと思うと、雷のような大声を轟かせ、出席者の度肝を抜きます。どうやら彼はConflux の代表者のようです。
 彼が言うには、ひとたびArmageddon's Blade が用いられれば、世界は破滅してしまうだろうとのことです。それだけに、戦局はどうあれ、けしてXeron に対して油断することはできません。そして、なんとしてもXeron からArmageddon's Blade を取り上げなくてはならないのです。
 ……と、威勢は良いのですが、今更Aramageddon's Blade の恐ろしさを強調されても、それほどあり難くもないんだけどなぁ。

 Catherine が最初に攻略したInferno はすぐに取り返されてしまったのですが、Roland がすぐに再奪取。Gelu が南東にいるのでRoland は北へと向かうことにします。野外でRed のHero から襲撃を受け、なんとか撃退に成功しますが、結構なダメージを受けてしまいます。一旦退却しようと思ったのですが、おそらくそのHero が根城しにしていたであろうInferno がマップ西部にありましたので、手薄になっていたそこも奪ってしまいます。
 しかしConflux は打たれ弱く、消耗が激しいですね。まだ周囲をRed のHero がウロウロしているので、補充しないとヤバそうです。

 Gelu は南東にあったTwo Way Monolith を通り抜けて、マップ北西部へ。そのまま北部にあったInferno を攻略します。
 こっちの軍勢も、消耗が激しいっす。野良Creature ならどうとでもあしらえるんですけど、Efreet Sultan とかArchDevil とか、スピードの早いCreature を引き連れたHero 相手だと、負けはしなくとも損害が大きくなります。東へ移動してGarrison を突破し、北東のConflux で軍勢を補充することにしましょう。

 Inferno は結局、マップの東西南北4箇所にあり、たまに奪い返されることもありますが、一応はそれらを手中に収めました。それはそれとして、マップ中央部に山とGarrison に囲まれた地帯がありましたので、おそらくそこに最後の町があるんじゃないかと思います。

 20日目。士気軒昂のため、Roland は間に合わせの舞台に立ち、兵士たちの前で檄を飛ばします。

"Lo these many months we have pressed onward, trudging through the bleak desolate regions of this accursed land. The time has come where again we are the ones on the attack. Our enemy is in sight and the opportunity has arisen to deliver a crushing blow to these twisted freaks. As you all know, I was held captive by these animals for many years, so I know of which I speak when I say we cannot allow these things to exist ANY longer in our world! They must be excised from the face of Antagarich like the boil they are! To that end I need you, your strength, your courage. We must press forward, on to Kreelah, and obliterate these quarter; no survivors."

 この檄は兵士たちから大いなる反響を持って迎えられました。そして自身の虜囚体験から、Roland もまた怒りに燃え、武者震いを起こします。Roland の心には、今も癒えない大きな傷跡が残されています。Kreegan たちは、彼らがRoland にした仕打ちの代償を払わねばならないのです。

 Garrison を突破するのが面倒なので、しばらく勢力を整え、Hero を鍛えることに専念します。このマップ、結構経験値アップやスキルアップできる施設が多く点在しているんですよね。

 それでも、あんまり放置しすぎて敵が強くなるのも嫌なので、そろそろGelu でGarrison を突破します。Garrison を抜けたの先にはRed のHero が2人います。まずは弱そうな方を襲撃し、こちらは1ターンであっさりと撃退。続いてもうひとりの方にも攻撃を仕掛けますが、戦闘をしかけてから気がついたのですが、実はこいつこそがあのXeron なのでした。
 Xeron はやっぱり強くて、Gelu 自慢のSharpshooter 部隊が活躍する前にArmageddon で(Armageddon's Blade じゃなくて、呪文の方ね)ほぼ全滅させられたのを始め、Inferno とか、Sacrifice とか高レベル呪文をどかどか喰らってしまいます。
 それでも軍勢自体はそれ程多いわけでもなく、他のCreature が攻撃されている間に、ほとんど目減りしなかったPhenix が獅子奮迅の活躍をみせ、どうにかXeron の撃破に成功。様子見だけのつもりだったのに、ついうっかりXeron を倒してArmageddon's Blade を奪い、シナリオクリアとなってしまいました。



 クリア日数は3週間と7日で、28日。丁度1ヶ月ですか。今回もHero をあまり鍛えていなかったので、もっとじっくりプレイすればよかったかなぁ。ちょっと早すぎたかも。
 このシナリオでは、Catherine 、Roland 、Gelu の3人はLevel 36 まで鍛えることができたのですが、実際にはそれぞれ18、21、21。もっと鍛えた方が良いのかとも思いますが、それはまあ、以降のシナリオで挫折してからでもいいか。
 ちなみに、Artifact としてのArmageddon's Blade の効果は、Attack +3 、Defense +3 、Knowledge +6 、Power +3 、さらにExpert Armageddon の呪文を使えるようになり、全ての味方Creature がArmageddon の呪文の効果を受けないようになります。ああ、やっぱりXeron はこの力を使っていたのか。



 マップを完成させるためにクリア後も少しプレイしていたのですが、31日目に、Catherine の元にTamar と名乗るConflux からの使者がやってきました。未登場だった、Air Elemental Lord のようです。
 Tamar が将来を見通したところによると、Catherine はその分岐点において「光の道」を選択したものの、Cahterine と親しい間柄にある者が、Catherine とは違う道を選択するかもしれないと言うのです。それはまだ可能性であって、その人物の選択を覆させる時間はまだあります。しかしCatherine がその人物に翻意させることができないならば、Catherineの愛情はそのままCatherine の悲しみとして転化されることでしょう。
 稲妻と共にTamar は姿を消します。Tamar からの警告を聞き、Catherine の脳裏にはRoland の姿が浮かびます。この戦争の間中、Roland の精神状態は必ずしも良好ではありませんでした。Roland の抱くKreegan への復讐心が、あるいは彼の心をすり減らしているかもしれません。
 Catherine はすぐにRoland に手紙を書きます。どれほどの効果があるかはわかりませんが、それでも多少はCatherine の気も和らぎ、眠りに就くことができたのでありました。

 しかし35日目、Roland の元に、恐ろしい拷問の様子だとか、黒魔術の生贄にされてとか、巨獣の餌にされる奴隷だとか、いかにKreegan が非道なヤツラかという報告が入ります。それらの報告を読んだRoland は自身のトラウマにも火がつき、怒りにまかせて報告書を引き裂き、Kreegan どもの抹殺を宣言したのです。

 そして40日目。Roland はCatherine からのメッセンジャーによって目を醒まします。
 手紙の内容は、Tamar からの警告についてです。怒りと憎しみに身を任せ闇の道に堕ちて欲しくはないこと、もし復讐心に囚われたのならどんなことをしてでも救い出すということ、そして無事に戦争が終結したならばまっさきにRoland の元へ駆けつけることなどが、切々と書き綴られています。
 Catherine の愛情に触れ、目に涙を湛えるRoland。これでどうにか、道を踏み外さなくても済むかもしれませんね。


コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする


« A Blade in th... 記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧 Oblivion\'s Edge »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。