レンズタイプ | 単焦点 | 開放F値 | F1.4 |
フォーカス | MF | 対応マウント | CANON FL |
レンズ構成 | 6群7枚 | フィルター径 | 58mm |
絞り羽枚数 | 8枚 | 最大径×長さ | 65 x 51mm |
焦点距離 | 50mm | 重量 | 350g |
最短撮影距離 | 0.6m | 発売 | 1968年 |
最大撮影倍率 | 0.101 |
以前CANON FL 50mm F1.4 ⅡとしてCANON FL 50mm F1.4を紹介してしまったので仕切り直して再度CANON FL 50mm F1.4 Ⅱです。前玉のキズと後玉にカビがあります。後玉から分解していきます。
まず、後玉の周りのカバーをネジ3本外して取り外します。
後玉にカニ目溝があるのでカニ目ラジペンで回して外します。
レンズを外したところです。
レンズの端の方にウエット系のカビがあったのでカビキラーで退治しておきます。黄色いのは机のキズなのでカビじゃないです(笑)
続いて次のレンズ押さえリングをカニ目で外してレンズも外します。
その奥はスペーサーがあって合わせレンズが外せます。後玉はこれで全部です。合わせレンズの絞り羽側が少し汚れてたのでエタノールで清掃。
CANONのレンズはEFレンズも含めて通常状態で絞りが全開なんで絞り羽の位置が分かりにくいです。レバーを動かして初めて8枚の絞り羽が見えます。
後玉の掃除終了です。
前玉の一番前のレンズには細かいキズが無数にありますが、これは多分修復不能です。
化粧リングをゴムで外しました。
化粧リングを外すと前玉群のカニ目溝が見えます。
外側の溝をカニ目で回して前玉群を外します。前玉群の後ろ側です。
前玉群を外した本体側です。
最短撮影距離は0.6mです。後玉は綺麗になりましたが前玉のキズが画像にどのくらい影響しているか撮影してみます。
NEX-3 絞り開放f1.4 1-125秒 最短撮影距離で撮影。若干白っぽさがあるので、多分逆光では更に影響が出るでしょうが写りは非常に良いです。前玉に多少キズがあってもへっぽこレンズより数段良いです。ただカメラミュージアムのスペックでは重量が340gとなってますが間違いなくこの個体は350gでした。製造ばらつきか誤差なんでしょうか。
このCANON FL 50mm F1.4 Ⅱが、これ以降のcanon fdレンズ開発の基準になったんだそうで・・・今度はほんと。【第255沼】は間違ってたみたいですいません。
【第255沼】CANON FL 50mm F1.4 Ⅱ(後期型) いい感じの写りです。
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