日本の風景 世界の風景

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金沢の夜

2007-07-04 | 世界地理
近江市場には何でもある
金沢市の近江市場では野菜、果物、魚、肉、総菜など何でも売っている。安くて新鮮である。それを食べさせる食堂が市場内にいくつもある。
6月末日の蒸し暑い夜なのに冷房がなく、窓とドアを開けっ放しにしていた。風が滞留してひどく暑かった。汗が額から飯に落ち、塩味の利いた夕食を食べる羽目になった。落ち着かず、食べた気がしなかった。香林坊もそうだった。
金沢では、いつから冷房を使うのだろう。
「冷やし中華」を発明した仙台のラーメン屋では、客の回転を早めるため、混んでいる時には冷房を切ったものである。仙台と金沢には、城下町特有のの殿様商法が生きている。

南高梅は和歌山県の南部高校で、生徒と先生が開発した梅である。世界の梅の最高級ブランドである。中国・台湾から偽物が輸入されるほどの人気である。
近江市場では、多種多様の、本物の南高梅が、飛ぶように売れていた。試食したら、外見がモモの色の梅はモモの味と香りがする。スモモの色の梅はスモモの味と香りがする。ミカン色の梅はミカンの味と香りがする。色、味、香りが南高梅の人気の理由であろう。
自分で買って、各家庭の梅干しに漬けることが金沢の習慣である。値段の高い南高梅から売れている。紫蘇の葉も同時に売れている。(2007.6)



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