日本の風景 世界の風景

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スロベニア共和国   Pepublic of Slovenia

2007-09-01 | 世界地理
2004年にNATOとEUに加盟
旧東欧では親ソ派と反ソ派とが反目し、内戦が絶えないものであった。しかし、チトーの独裁下のユーゴスラビア(1929~91)では内戦が少なかった。また、1980年にチトーが没した後、ユーゴスラビアでは内戦に突入したが、スロベニアだけは内戦を避けることができた。スロベニアはイタリア資本との協調により、工業国として安定的に発展した。一人当たりGNPが1万ドルである。
2004年にEUに加盟した。西ヨーロッパ全体を輸出市場とする可能性を見込んだが、他の旧東欧諸国よりは賃金が高く、西側先進国の企業誘致は困難であった。むしろ、ポーランド・ハンガリー・スロベニアなどの低賃金のEU加盟国に企業が進出した。スロベニアの旧東欧における優位は崩れた。




カルスト地方は石灰岩の溶食地形
石灰岩は地下水と雨に溶ける。地表面のくぼ地には、大きさによりドリーネ、ウバーレ、カレンフェルトに区分される。地下には、地下水が鍾乳洞をつくる。
Postojnaから南には鍾乳洞の出入り口が地表に多数現れて、「シュコツィアン鍾乳洞群」として、世界自然遺産に指定されている。
巨大なポストイナ鍾乳洞(Postojna cane)があり、スロベニアの代表的観光地になっている。その近くの小さな鍾乳洞には、入口をふさいだ「プレッド洞窟城」がある。地下水が城内を通って流れ出ている。




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