「上野で萌え萌え」にも書きましたが、上野の森美術館にて本日より開催の、「ガンダム展~GENERATING FUTURES」へ行ってきました。本命は科学博物館だったのですが、現地にて看板をみかけ、え~こんな美術展始まったんだ~、と、時間があったのでついでながら見に行ってきました。
この展覧会は、ガンダム世代のキュレーター、アーティスト、クリエーターの感性を通じ、『機動戦士ガンダム』に描かれていた「戦争」、「進化」、「生命」、そして同アニメが巻き起こした「文化現象」をキーワードに、そこに内包されたメッセージを読み解く試みです。(以上公式HPより引用)
現代アートって実は自分からすすんでとっつくほうではないのですが、この展覧会は、やはり自分の知っているものがテーマになっているだけあって、面白かったです。(現代アートをとっつきにくくさせている要因のひとつに「テーマがようわからん」というのもあったのですがこの展覧会ではそういうものもなく)。
(ここから展示作品個々に触れてますので、ネタバレさせたくない方は読まないほうがいいのでご注意を)
映像インスタレーションの置き方とか「あれ?あれ?次の順路はどこ?」と思わせる配置で、あれは作戦でしょうかね。
実物大コアファイター、熱狂的なファンの方々はまずここで「萌え~」でしょう。すすけてボロボロになっているところをみると、最終話、ア・バオア・クーから脱出してきたときのものだろうか。リアルなボロぐあいと「実物大」ってところが、先の「スターウォーズ展」を連想させる。SF展示もののトレンドなのだろか。
んでもって次の巨大セイラさんでまたもファンは「萌え~」でございましょう。すんごいでっかいんでびっくりしました。しかもお腹がぱっくり割れてるし、すんごい形相。迫力でした。
個人的には2階の天井に吊る下がってた「ピキピキーン」に笑ってしまった。文字だけ見るとようわからんですが、ガンダムのアニメをみたことあれば一度は目にしているはず(特にニュータイプ描写のとことかね)なんです。実物をみていただければ「あー、あれね。確かにあったわあった」といっていただけるものです(笑)。そう、確かに字で表すと「ピキピキーン」なのよ(笑)。
2階では「ニュータイプ・テクノロジー・ラボ」がオープン。ニュータイプ能力判定試験にパスするとサイコ・コミュニケーター・システムの体験をさせてくれます。簡単にいうと念じる事で離れたところにいる人を動かす、というものです。これもまたれっきとした展示のひとつ。観客参加型のアート作品なのです。
んでちなみに私もニュータイプ能力判定試験(簡単なエスパー検査のようなもの)、うけてみましたが、一次であえなくおっこちました……ははは。
また、ゆっくりとはみられませんでしたが、「アムロとアムロたち」という作品も興味ぶかかったです。アムロと同じ15歳の少年たちがじっとこちらをみている映像の数々。でも、彼らが見ているのはミラーに映った自分の顔…・という作品。これがアムロの部屋を模した小部屋で上映されているんです。アムロの部屋ってなんだか独房みたいだった。
(個別作品へのコメントはここまでです↑)
けっこうグッズもいろいろあったけど、結局図録しか買いませんでした。ガンダムカラーのしま模様はかっこいいなと思ったんだけどね。あと、会場限定の透明なガンプラが売られてて、一人でいくつもいくつも買ってる人がいましたよ。一応一人5個までって制限ありましたが。
実は15時ごろ、いちど会場に行っては見たのですが、「最後尾はこちらでーーす!」と、入場待ちの列がけっこうできていました。なので、いったんひきあげて16時45分ごろきてみたらすぐに入れました。閉館まぎわが狙い目かもしれません。中の作品数もそんなに多くないので、よほどじーーーーーーっとみない限りは一時間もあれば大丈夫かと思います。ただ、前述したニュータイプ・ラボは体験時間が決まっています(適正検査は随時実施のようですが)。さらに平日はやってないみたいなのでご注意を。「是の少ない時にいらしてくだされば、念波もよく通じると思いますので!」と、フラナガン機関の方もおっしゃっておりました。
上野の森美術館にて12月25日まで開催
公式サイト↓
http://www.gundam-exhibition.jp/
来月辺りに見に行こうかなと思います。