ソフトパステルに魅せられて

ソフトパステルで、風景や果物、花などを描いています。

2022-04-13 09:35:45 | その他
妻が1月22日に敗血症性ショックで亡くなりました。
3年前に、悪性リンパ腫を発症し、抗がん剤治療や自家造血幹細胞移植などの治療を受けました。
この3年間2度の再発を経て、昨年12月に17日にはペット検査で悪性リンパ腫は認められず、担当医師からは「97%治りました」と告げられていました。
1月17日に定期の診察を受け、白血球や血小板が少ないが徐々に増えているとも言われておりました。
ところが、1月19日早朝に発熱し、当日は解熱剤で様子見をし、20日には、近所の医院でコロナの検査を受け夕方に陰性と伝えらえました。
20日の夜から言語がはっきりせず、歩行も困難となり、21日早朝に意識が朦朧となり救急車で緊急搬送していただきました。
病院では、感染症性ショックということでICUで、24時間頑張ったのですが、死亡してしまいました。

担当医師の話では、「1月17日にポートの取り外す時期に来ていたが、血小板が少なく、洗浄だけにした。その時に、菌に感染した疑いがある。また、下痢が続いていたということなので、腸からの感染も...。」とのこと。
「19日に発熱した時に、担当医に相談をしていれば結果は大きく違っていたのではないか」と返す返すも残念でなりません。

先日、妻が残した日記を開くと、入院中の様子が書いてありました。3年間の治療はとてもつらいものだったようで、気分の良い日にしか記載がありませんでした。
私は、人院中最初の一年はクリーンルームにいないときは毎日のように会うことができました。ただ、この2年はコロナで会うことが出来ず、彼女がどんなに辛い思いをしているかを実感として受け止めることが出来ていませんでした。彼女も、辛いときの話はほとんどせず、前向きなことしか私に伝えていなかったのだと思います。日記は、読み続けることが出来ず、閉じてあります。「何もできず本当にごめんなさい」と妻には申し訳ないことでした。そして、大病を克服しのに、防げただろう感染症で亡くしたことが悔しくて悔しくて仕方がありません。

四十九日法要を済ませ、諸手続きも目途がつきました。
久しぶりに絵でも描いてみようかと、思っていてもなかなか描けないでいました。
生前は描いたことのない妻の絵を、描けるかもと思い描いてみました。五年前の写真を見ながら...。
技能が足りず似ているようには描けていませんが、描いている間は妻のことを思うことができ、気持ちも安らぎました。
とても寂しくなったら、昔の写真を捜して、妻の姿を描いてみようと思います。

妻は、もう還ってきません。
どうしたらいいのでしょう。




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