熱帯ゆるゆる日記

マレーシアでの期間限定生活日記。
2008年駐在開始、そして2011年 本帰国しました。

アクリル絵の具で描いてみよう♪~ドラゴンフルーツの静物画~

2010年11月03日 07時57分41秒 | わたしの絵画作品
スケジュールが やっと  やっと 空いたので 待ちに待った 「絵」

描きたくて 描きたくて  

やはり 描いていなくては。





ところで 「どうやって 描くの?」と よく ほんとうに よく 質問をいただきます。
描き方は いろいろ ありますし なかなか 難しい質問です。
油絵を描いてみたいけれど 道具を買うのは めんどうだし・・・という方には アクリル絵の具を おすすめします。
私は アクリル絵の具で 描いています。

先日 描いた 静物画を 下地から 写真を撮ったので ご参考に なさってください。
この方法は 下地を しっかり作ることで 油絵のような仕上がりに なります。
まず この方法で 描いてみて その後 自分なりの描き方を 見つけて行くのも 方法のひとつです。

くどいようですが これは 単なる1例です♪
これでなくては いけないことなど ありません。


    こちらが 下地剤 です。  日本では モデリングぺーストという名前で売っています
マレーシアでは イギリス製が ぺースト という表示です。
ジェッソは 液状の下地です。  まずは このペースト(約30RM)を 用意します。

これは 乾燥して 凝固すると アクリル樹脂になり 水に溶けなくなりますし 堅牢で 立体的な造形ができます。
いろいろの用途があるので 便利です。
ペーストは 水で 薄めることができます。


   日本では このペーストに あらかじめ 細かい砂が 混ぜてある 「サンド」というのが ありますが
マレーシアには ありませんので ペーストに 微粒子の塩または 岩塩を 混ぜます。海辺の砂など最適です。
こうすることで 表面効果が出て より 油絵らしくなります。
これを パレット ナイフで キャンバスに 薄く 薄く塗ります。
パレット ナイフが ない場合は 台所の フライ返しかコテで 十分です。
使用後 水で洗えば 台所に戻せます
乾燥すると 凝固するので 常に きれいに 拭きとってください。  乾燥は 5分程度で始まります。
ナイフは つかわないときは 筆洗に浸けておきます


   これが 今回の下地です
わざと ナイフの跡を ランダムに 残しています。
光っているのは 私は ここに パール光沢の絵の具を 混ぜたからです。
最初は ペーストのままでいいでしょう
ペーストには アクリル絵の具を混ぜて 色を つけることもできます

このあと 画面を 全面パール入りのベージュで 塗りました
今回の背景色は ベージュなので 背景色を 先に 塗りこんで置きます
アクリルは 重ね描きができますので 背景色を塗った後で 果物を 描きます

ただし 背景色が濃色の場合は あとから 描きにくいので 果物の輪郭をとって その外側を 背景に塗ります


 これは 以前 描いた小作品の 下地の跡です。 下書きして 背景を塗りこんでいます


   最終的には こうなりました

お分かりでしょうか
アクリル絵の具は 水で薄めます。  しかし いったん 乾燥したら もう 水をつけても 溶けません。
乾燥速度は 早いです。
ですので 何度も塗り重ねることが できます。
また 不透明な絵の具の使い方もできますし 透明絵の具(水で薄めたり メディウムで薄める)としても 使えます。



では まず スケッチブックに キャンバスのサイズを 1/3程度に縮小した(ちゃんと縦横比率を合わせる)枠を描き
その中に 走り書きでもいいですから 構図を 決めて いきます。
構図は ここで きちんと 決めて置きますが アクリルは あとで 変更することもできるのであまり 神経質にならず
10分程度の作業で 十分です
エスキース と言います。   このとき クロッキーの力の重要性が 見えてきます

私は 静物画などでは このエスキースを省略してしまいますが 慣れてきたら できます

   
これが 今回のモチーフ。 構図の基本として △に 配置しました。  それに 色で 「あたり」をつけました。
 このような 線描きでもいいです



  
色であたりをつけたあと 線で描きました
クロッキーの力が 必要です。   描いてみたら 構図が よくないので 気に入らないところを 消しました。
このように 消すこともできるので おそれずに どんどん 描きましょう


    ランブータンの位置を 変えました。描き直しの跡が見えますね



  色を乗せて 影をつけました
果物を 描きながら 背景にも 陰や 色を 乗せて 全体のバランスを みます。



まだ 途中ですが 完成のイメージが つかめてきました。

このあと 本格的に 色を のせて行きます。
部分から 進めるのではなくて 全体的に 背景もモチーフも 着色しながら 彩色することを
お勧めします。

以上 ご参考になると 幸いです。



  http://mamimumemo0869.seesaa.net/?1288773020
↑用具の説明


☆アクリル絵の具の特徴
1.水に溶けますが乾くと再び水には溶けなくなります

絵の具を薄めるときは水を加え、筆も水で洗います。乾いてしまうともう水では溶けません。

2.あらゆる素材の上に描けます

アクリル樹脂は固着力が強く、紙、キャンバス、、石、布、木、皮、など さまざまな素材の上に描くことができます。

3.乾きが速く作品制作がスピーディです

20~30分と乾きが速く、次々と色を重ねる描き方が 迅速にできます。ドライヤーを使うと さらに 早く乾きます。

4.豊富なメディウムが幅広い表現をささえます
アクリル樹脂は風雨にも強いので、壁画など屋外の制作物には最適の絵具です。
ジェッソ、モデリングペーストなどの下地材や、つやを調整するメディウムなどが豊富に揃っていて、表現の幅が広いのが特徴です。


 以上  http://www.holbein-works.co.jp/acyla.html ホルベインのHPより

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