
意外と知られていない、実は海外ではメジャースポーツの第一位であろう、
ボート。
そして世界の三大対校レガッタ(ボートレース)に数えられる、これまた知られていない、
早慶レガッタ。
が、本日隅田川で行われました。
そもそもレガッタとは…
イタリア語の「レガータ」:覇を競う争い
に由来し、現在はボートレースの事を意味します(早慶レガッタHPより)。
へー、知らなかった。
メインレースは「対校エイト」といって、8人の漕ぎ手と、1人の舵取り(コックス)が一つの艇に乗り込んで行う3,000mの試合です。
僕ら慶應医学部のボート部では、早稲田大学理工学部との「学部対校レガッタ」という試合に出させて頂いています。
しかし!今まで十年程行われているこの学部対校で、今年まで1度しか勝った事がありませんでした。やはり向こうは人数も多く、体格がいい人がたくさんいるため、若干不利な部分があったりして。ま、そんなのは結局言い訳にしかならないんですけど。
今年は僕より下の学年でクルーを編成し、フォア(4漕手、1コックス)を出しました。オーストラリアへの遠征があったため、お世辞にも練習時間は長かったとはいえず、先輩としてもどきどきだったのです。
レースは1,000m。スタートから慶應がレート(1分間の漕ぐ回数)も高くリードし、ばたつく早稲田を尻目にぐいぐい押し上げていく。中盤では隅田川特有の荒波にオールをとられるも、何とか立て直し、その後は差を縮められることなく突き放して2艇身差で堂々の勝利!実に4年ぶりの雪辱を果たしたのでした。
僕は漕がなかったのですが、本当に我が事のようにうれしく、またきてくれた新入生も感動してくれたようでした。
ボートは結局試合を見ないとその感動が伝わらず、敬遠されがちなんですけど、何人もの人がオールの動きをぴったりと合わせて漕いでいる様子は、見ていて惚れ惚れします。そしてその時のスピード感をえもいわれぬものがあります。
遠征したオーストラリアでは本当に川があればボートをしているくらいメジャースポーツなのに、日本ではまだまだ環境整備ができておらず、認知度もいまいち。もう少し啓蒙活動がされると良いんですが。
鈴木杏の「がんばっていきまっしょい」もいまいちだったみたいだし。あ、またボートの単発ドラマやるみたいですけどね。期待。
とにかく、ボートは見る機会があったら是非見てほしい競技の一つですねー。
いや、とにかく今日は僕らの部にとってはおめでたい日でありました。