おやじの独り言

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タイ

2010年12月23日 10時45分21秒 | Weblog
3週間のタイから一昨日帰国した。

タイではバンコクとラノンに滞在した。そのバンコクからラノンに移動する際に、バンコクのホテルに髭剃りを忘れた。気がついてホテルに連絡すると無いと言う。部屋の掃除の際に取られたものと想像する。ろくなホテルでは無いが、ラノンからバンコクに戻ったあとの宿泊先もそのホテルである。

髭剃りを買いなおす気にもなれず、結局その後ひげを伸ばし放題にして帰国した。家族の顰蹙を買うようだと剃るつもりだったが、みっともないとかむさくるしいなどの批判的反応もなかったので髭面を志向することにした。昨日の会社などの反応も悪くない。現在伸ばし始めて2週間目である。もっと伸びて手入れが必要になると気が変わるかもしれない。

タイでは政府機関の役人と面談してきた。その中で政策や計画を担当する責任者たちが若いこととその英語がとても流暢なことに驚いた。40前後と思われるが、国づくりにかける情熱と自信に満ち溢れていた。流暢な英語からは欧米の大学に留学していたことを伺わせる。その一方で、ものづくりに携わる部署の責任者たちは50代半ばで自分と同年代。英語は喋るものの聞き取りには苦労した。

バンコクのタクシーは乗車拒否をすると前に書いたが、特に繁華街で相手が日本人だとわかると値段を吹っかける傾向にあることがわかった。本来タイのタクシーはメーターなのであるが、幾らなら乗せてやるという交渉をしてくるものである。だいたい3倍くらいの値段をふっかけてくる。メーターで乗せろというと2倍くらいに減額するが、それも拒否すると乗車拒否になる。気前がよい日本人というよりは、そういうたかりに負けて乗車するのが日本人だけという構図のようである。夜のバンコクで残財して気前がよくなった日本人と言えばそれまでだが、こういう構図から未来の日本とタイの良好な関係は描けない。本音ではそういう行動を嫌っていても大勢に流されてしまう日本人の悪いところ。このようなことを続けていけば10年後の日本人に待っているのは敬意などではなく、蔑みだけになるだろう。

タイは近代化が進んでいて、インドのチェナイやフィリピンのマニラのような途上国の大都市というイメージはまったく無かった。地下鉄と都市内高架鉄道が走っており、市内の主要な場所であれば電車と徒歩で移動可能である。ただその近代化した街中にも貧困が同居している。高い経済成長の恩恵とはまったく無縁の存在の多さである。先進諸国も急速にその方向に突き進んでいるが、旧先進国、新興先進国、開発途上国が混在するグローバル社会で市場経済を突き進めていく限り必然の姿のように見える。

街中で堂々とコピー商品を売っている。見るからに粗悪品、にも見えない。日本円で3000円も出せばブランド物の財布が買える。コンピュータソフトも1000円単位で打っている。こちらもコピー品だろうけれどもパッケージも本物そのままである。買ってしまいたい誘惑に駆られるが、自分には買えなかった。

初めての東南アジア(数日の滞在ではなく)で面白い3週間だった。

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1 コメント

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Unknown (kokenkokensen)
2010-12-23 14:04:48
途上国のホテルでいいものを置き忘れたらメイドへのお土産、無くなるのが常識でっせ。ひげそりなんか使い捨ての安もん持って行きなはれ。
やっぱ大手コンサルはすぐにチームで行けてええなあ。

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