今東北歴史博物館で開催されている。特別展『日本人とクジラ」を観てきた。宮城は近くに捕鯨基地の鮎川港をひかえ昔から捕鯨が盛んだった処。
最近は保護団体の世界的情勢で捕獲数が制限され一時のような隆盛は観られなくなってきたが。日本人にとって欠かせない食材だった。またその油はいろんなものに加工され、歯や髯など捨てるところがなく利用されてきた大事な魚(実は哺乳動物)だ。
昔の漁法は網を用いて進路を阻み綱を付けたモリを打ち込み動きを制限してモリで止めを刺すやり方だった。その後船団を組んでのノルウェー式漁法に代わり、火薬を使った捕鯨砲で銛をを打ち込み捕獲するやり方が主流となった。巨大な実物標本、漁具の変遷や、クジラの加工品など数多く展示されたいへん興味深かった。
髯クジラの巨大な髯
以前使われたモリや解体刀
捕鯨砲
クジラの模型