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トビムシ類の生態と防除について    

2014-07-03 09:34:04 | 不快害虫駆除
トビムシ類の生態と防除について    


トビムシ類は日本国内で360種あまりが記録されています。翅を持たないため飛翔することはできませんが、腹部の特殊な器官(跳躍器)を用いて飛び跳ねることができます。体長は1~2mm程度のものが多く、体形は管状のものや楕円形のものなど種類によって様々です。体色は灰白色や黒褐色など地味なものが多数を占めますが、中には複雑な模様を持つものや鮮やかな赤色を呈するものもいます。

本種は地中や落ち葉の下で生活するものがほとんどで、落ち葉などの腐植質、朽木や岩、コンクリートから生えたカビなどの真菌類を餌にします。寿命は数十日程度のものが多いですが、中には1年近く生存するものもいます。また、繁殖力が強く好適な環境条件が整えば大発生します。特に梅雨の時期になると、問い合わせが増えてきます。

本種は人に刺す・咬むなどの危害は加えませんが、家の周りで大量発生したり、集団で屋内に侵入するため、不快害虫として問題となります。一般に野外で生活しますが、お風呂場や台所、床下など風通しが悪く、じめじめした場所であれば屋内でも繁殖します。植木鉢の土や肥料の中でも発生が可能であり、観葉植物とともに室内へ持ち込まれることもあります。

家の周りで大量発生している場合、薬剤の散布と発生源の除去が基本となります。トビムシ類は殺虫剤に弱いため、発生が見られる場所にピレスロイド系薬剤の液剤を残留噴霧します。物置や植木鉢の下など本種が潜みそうな場所へ散布しておくことも効果的です。また、野外の個体が屋内へ歩行侵入する場合もありますので、玄関や勝手口の周りも忘れず処理しておくとよいでしょう。

ただし、処理面がコンクリートなど水分を吸収しやすい場所では、乳剤や水性乳剤の効果が低下することもあります。そのような場合、MC剤やフロアブル剤の利用が推奨されます。弊社で取り扱いのあるサイベーレ0.5SCはピレスロイド系のフロアブル剤で、即効性に加えて、においも少なく家屋周辺での施工に適しております。ハサミムシ・カマドウマ・ゲジなども同じ仲間だ。

また、薬剤施工と合わせて発生源対策も行うと、より効果的です。庭や植込みに堆積した落ち葉や朽木は餌場と潜み場所になるため定期的に掃除して片付けます。さらにトビムシ類は日当たりのよい場所や乾燥した場所を嫌うので、物がたくさん置かれている場所は整理整頓して風通しを良くするなどの環境改善も重要です。なお、作業中に出てきたものはエアゾールを直接噴霧するか捕殺するなどして駆除しましょう。
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