べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

百年文庫を買いました|文学って、なんだろう(2)

2013年09月08日 | 私から保護者へ
 こんな気持ちをかかえているのは、"わたし"だけじゃなかったんだ!
 
泣いたアカオーニ|文学って、なんだろう(1)

 もともと、まわりとなじめずにいた青鬼。赤鬼のために悪者になることで、ちょっぴりじぶんの存在(そんざい)する意味を感じられたかもしれません。でも…

 青鬼にも赤鬼にも人間たちにも、もっと別の方法はなかったんだろうか?

 これは、"わたしの"青鬼です。


 文学は、"わたし"を解放(かいほう)します

 こうありなさい。こうしなさい。世の中は、たくさんの建前(たてまえ)でできています。建前通りにはいかない"わたし"って、ダメなんでしょうか?


 うまく生きられないのは、"わたし"だけじゃなかった。がんばっても、うまくいかないときだってある。ヒトはひとりだけで、すべてをやらなくてもいいんだ。敗北(はいぼく)から、得られるものだってあるんだ。建前は、実現はすることじゃなく、目指すこと自体に意味があるんじゃないか。悲しみやさびしさや怒りや憎悪(ぞうお)だって、"わたし"に必要な一部なんだ…

  "正解"は、どこにも用意されていません。先生にだって、わからない。あなた自身と外の世界との体験を通して、自分に問いかけ続けるしかないのです。答えにはなかなかたどり着けません。もどかしい。でも、その問いかけから生まれた"わたしの"正解はゆるがない。

 そういった問いかけを作品に残してくれたのが、作者とよばれる"わたし"の先輩たちなのです。文学には、外の世界と"わたし"の仲立ちするチカラがあります。

 問いかけを続ける"わたし"って、ひとりじゃないから


 数えきれないほど多くの先輩たちと、"共有する"快感を体感してみよう。

 続きます。(塾長)



 短編小説は楽しい。気軽に世界のむこうへ行ける

 古典や海外作品も楽しい。先が読めなくてドキドキする

ポプラ社公式・全巻ラインナップ(パソコンむけ

 短編集です。テーマ別に一冊に三篇ずつ。他の短編集では読んだことのない作品が多くて新鮮です。字も大きく読みやすい。装丁(そうてい)もおしゃれ。アンダスンとトルストイとチェーホフがすんげえ良かった。としをとって読み返すと、また感想違うんだろうな。それも楽しみ。

 熊本では、蔦(つた)屋三年坂店や県民百貨店リブロにおいてありました


椋鳩十「大造じいさんとガン」
「大造じいさんとガン」を読もう(1)|まず音読、ほんとうに読めてますか?

新美南吉「ごんぎつね」
「ごんぎつね」を読もう(3)|だれの経験か、登場人物の視点から

工藤直子「ふきのとう」
ふきのとう、名をよんで耳すます|体験と教科書から表現を広げる

Bump of Chicken「ガラスのブルース」
blues(ゆううつ)をけとばせ!|音読を楽しもう

宮沢賢治「永訣の朝」
大都郊外ノ煙ニマギレントネガヒ…|音読を楽しもう

金子みすゞ「積もった雪」「大漁」
私と小鳥と鈴と部屋とワイシャツと私|音読を楽しもう


September love September dancing(6)|秋のコアイメージ・幽玄

September love September dancing(5)|秋のコアイメージ・和歌

そんなエサでこの俺が…いや、これこそ至福!|音読を楽しもう


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