妄想エクスカリバー

緊縮財政。

nine lives

2008-09-06 19:14:34 | Weblog
鏡は嫌い。
自分を映すことが嫌い。
見たくもない。
そんな自分の気持ちとは裏腹に。
世の中には鏡が溢れている。
今のマンションも、入口に鏡がある。
仕事から帰ってきて、マンションに入り。
真っ先に見るものが自分だなんて。
吐き気がする。

確かに日常に無くてはならないものだ。
身だしなみというものが社会では求められる。
そういったことで使うことに、特に抵抗はない。
だが。
それでも。
鏡は嫌いだ。
鏡で自分を見ることが嫌いだ。
自分を見て何が楽しい?
自分を見て何が満たされる?
無意味だ。
無価値であることを確認するだけだ。
感情を欠落させないとやっていられない。

電車内で鏡を使って化粧をする女。
髪の毛を気にして、トイレの鏡の前にいる男。
そういうのは家でやれよ。
そんなことを言う以前の問題。
そこまで鏡を使わなきゃいけない理由を何故持てる?
不思議だ。
きっと、不思議なのは、俺の頭の方なんだろうけれど。

昔は鏡にお化けが映るんじゃないかと思ってびくびくしてた。
鏡に映っている何かが、振り返っても見えない何かが。
いつか襲いに来るんじゃないか、と。
そんな幻想を、恐怖を持てた時代が懐かしい。

多分、だけど。
そう思うのは。
鏡を通して見る自分にコンプレックスを抱えているからなんだろう。
抱えていることは間違いがなくて。
でも、これは、他人には理解されたくない感情。
「わかる」なんて言われたくない。

そんなことを言いながら。
俺は明日も、明後日も鏡を見るんだろう。

今、そこに居る自分に怯えながら。


今日のBGM : joy (rei harakami) : album [ lust ]

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2 Comments

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Unknown (あけ)
2008-09-07 07:48:33
ゲームやってて画面が暗転したときに、自分の顔が映るのが苦手だよ(´・ω・`)
一気に現実に引き戻されるんだよね
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Unknown (tak)
2008-09-07 09:56:49
さすがゲーマー(笑)
その視点はなかった。
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