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X線とγ線の違いって何?

2017-02-04 18:44:12 | Weblog

http://www.emf110.com/blog/?p=210


X線とγ線の違いって何? 健康への悪影響はあるの?といった放射線は、現在レントゲンやガン治療などに幅広く利用されています。



「でも、放射線って体に悪影響があるのでは?」と思っている方もいるでしょう。
そこで、今回はX線やγ線の用途や違いについてご紹介します。
X線やγ線を使った放射線治療をするときに、気を付けなければならないことは何でしょうか?
また、放射線と電磁波の関係についてもご説明します。
放射線と健康の関係に興味があるという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。


目次



  1. 放射線って何?

  2. X線とγ線の違いとは?

  3. 暮らしの中のX線とγ線

  4. 放射線と放射能の違いとは?

  5. 放射線の健康への影響について


 


1.放射線って何?


X線やγ線は電磁波の一種である「放射線」に分類されます。
電磁波というと、健康に害がある危険なものというイメージがありますが、電磁波にはたくさんの種類があるのです。
私たちが毎日浴びている太陽光も電磁波の一種。
また、テレビやラジオ、携帯電話の電波も電磁波です。電磁波には「波長」があります。
この波長の長さを周波数というのですが、周波数が長くなると電磁波は肉眼で赤い光としてとらえられるのです。
逆に、逆に周波数が短くなると紫色に見えます。
赤外線や紫外線というのは肉眼で赤や紫に見えない周波数の電磁波、という意味もあるのです。
ちなみに、放射線は紫外線よりももっと周波数が短く、高速で動く粒子を持っています。


2.X線とγ線の違いとは?


放射線には、α線、β線、X線、γ線の4つに分類されます。
さらに、α線とβ線は粒子線、X線とγ線は電磁波に区別されるのです。
電磁波は、周波数で呼び名が変わります。
しかし、X線とγ線は周波数がほぼ同じ。
では、何で区別をつけるかというと発生源で付けます。
X線は原子がα線とβ線を出した後の不安定な状態から、放出される電磁波です。
一方γ線はコバルト60や、セシウム137等の崩壊で発生し、非常に物質を通過する能力が大きいという特徴があります。
γ線は金属やコンクリートも通過してしまうので、防ぐためにはぶ厚い鉛の板などが必要です。


3.暮らしの中のX線とγ線


では、私たちの暮らしの中でX線とγ線はどのように使われているのでしょうか?
この項では、私たちの生活と放射線のかかわりについてご説明します。


3-1.X線


X線は、皆様もよくご存じのように物質を透過する性質があります。
医療器具のレントゲンはそれを応用した装置です。
レントゲンとはX線の発見者の名前。
ですから、X線を別名レントゲン線というのです。
ちなみに、医療器具のレントゲンは、人体の組織が部位によってX線の透過度に違いがあることを利用して作られています。
X線が人体を通過すると、内臓や皮、筋肉などX線を透過させやすい部分は黒く写り、透過しにくい骨や腫瘍などが白く写るのです。ですから、骨の治療やガンの発見などに使われています。
このほかにも、空港の手荷物検査や物質を壊さずに内部を検査する非破壊検査などにも、使われているのです。


3-2.γ線


γ線は前述したようにX線よりもさらに高い透過性があります。
金属でも人体でも通過してしまうでしょう。
また、放射線は生き物のDNAを傷つけます。そ
の性質を利用して医療器具の滅菌や体の奥にできたガンの治療などにも使われているのです。


4.放射線と放射能の違いとは?


東日本大震災で、福島第一原子力発電所が大きな被害を受けました。
原子炉が大破して放射性物質がもれだして、いまだに除染作業は続いています。
この事故をきっかけに、放射能や放射線に興味を持った方もいるでしょう。
放射線と放射能の違いは何?と思っている方もいると思います。
放射能とは放射線を出す能力のことです。
そして、放射線を出す物質のことを放射性物質といいます。
放射線物質が放射線を出す量は、時間とともに減っていくのです。
この時間のことを「半減期」といいますが、その長さは放射性物質によりまちまち。
ヨウ素のように数時間~数日というものもあれば、ウランやプルトニウムのように数百年~数億年かかるものもあります。
放射能が消えるということは、放射性物質が崩れたり失われたりして、放射線を出す力がなくなるということです。
ちなみに、放射線や放射能の強さのことはベクレルで表します。
ベクレルが大きいほど強い放射線を出す、ということです。
ですから、放射能があったからといって放射線が出ているとは限りません。


5.放射線の健康への影響について


では、放射線は健康へどのような影響を与えるのでしょうか?
この項では、放射線の健康への影響と安全に使用するための決まりなどをご紹介します。


5-1.放射線の健康への影響


放射線は、人体を通過するときに人体の設計図であるDNAを傷つけます。
DNAを傷つけられると、細胞の分裂や再生が正常に行われなくなるのです。
ですから、放射線を浴びすぎると、ガンなどの腫瘍ができやすくなります。
また、多量の放射線を浴びると急性放射線障害で、死亡する可能性もあるのです。
ただし、普通に生活をしている限り、腫瘍ができたり死亡したりする量の放射線を浴びることはまずありません。
実は、宇宙からも放射線は降り注いでいますが、ほとんどが大気に吸収されてしまうのです。


5-2.医療器具の放射線は大丈夫?


レントゲン撮影の際に放射されるX線はごく微量です。
ですから、年に何万回も撮らない限り、健康に影響はありません。
ただし、妊娠中の場合は注意が必要になります。
妊娠初期のころは、腹部を鉛入りエプロンでガードしてレントゲンを撮影するのです。
鉛は、放射線を通さない性質があります。
また、腫瘍の治療をする場合は、妊娠中に行えないなどの制約があるのです。
さらに、放射線治療をくりかえせば多少の影響はあります。
ですから、放射線治療は医師の監督の元、本人の健康状態を確認しながら行われるのです。


5-3.放射線を扱うには資格が必要


放射線は、年間に浴びてもよい量が決まっています。
これを「年間被ばく量」と言うのです。
また、放射線を扱うには「放射線技師」のようは資格が必要になります。
素人が放射線を扱うことはできません。
また、飛行機など空の高いところを飛ぶ乗り物に乗っていると、宇宙からの放射線を地上よりたくさん浴びることになります。
ですから、パイロットやスチュワーデス、さらに宇宙飛行士などは地上で暮らしている人よりも被ばく量が多いです。
しかし、健康に影響を与える量ではありません。安心してください。


おわりに


いかがでしたか?
今回はX線とγ線の違いについてご説明しました。
まとめると



  • X線もγ線も放射線という電磁波の一種。

  • X線もγ線も周波数は同じだけれど、発生する物質が違う。

  • X線はレントゲン撮影などに使われている。

  • γ線は医療器具の滅菌やガン治療に使われている。


ということです。
また、放射線が人体に有害だからといってすべての電磁波が人体に有害である、と決めつけるわけにはいきません。
特に、家電から発生する電磁波を浴び続ければガンになってしまう、という科学的な立証はされていないのです。
ですから、むやみに電磁波そのものを怖がる必要はありません。
また、レントゲンを撮影するときは必ず妊娠しているかどうか尋ねられます。
妊娠している場合は、前述しているように、X線が胎児に届かないように処置をしてから撮影をするので、心配は無用です。
また、赤ちゃんや子どももよほど何回もレントゲンを取らない限り心配ありません。


 


 




ガンマ線はエネルギーの高い電磁波で、エックス線とのエネルギーの違いによる区別はできません。 それぞれの発生の仕組みによって、エックス線とガンマ線は区別されているのです。 エックス線は、原子核の外側で発生していますので「原子核外起源の電磁波」と言われます。

ガンマ線はエネルギーの高い電磁波で、エックス線とのエネルギーの違いによる区別はできません。それぞれの発生の仕組みによって、エックス線とガンマ線は区別されているのです。

エックス線は、原子核の外側で発生していますので「原子核外起源の電磁波」と言われます。

一方で、ガンマ線は原子核の中から放出される電磁波なので「原子核内起源の電磁波」と言われます。
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