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草枕

都立中高一貫校・都立高校トップ校 受験指導塾「竹の会」塾長のブログ
※2015年10月より竹の会公式HP内にブログ移転

見えない部分に実はいちばん核心がある

2012年03月26日 10時41分05秒 | 
 お早うございます。今朝の気温は6℃とまだかなり低いですね。今日は晴れです。竹の会は遠くから通ってくる小学生が多いですから、こういう日はほっとします。
 これから水の温む季節ですが、この季節はよく金魚が死にました。今年は私なりに用心して毎日水の観察は怠りません。世間は卒業式も終わり4月初頭には入学式のシーズンです。春の桜と入学式、これほど合う取り合わせもないと思います。早く花粉の季節が過ぎ去ってほしいと思う気持ちもあるのですが、この花粉にしても国策として日本の山という山を杉植林した結果なんですよね。私たちは、福島の原発事故にしても国策の結果の災禍に見舞われても特に国に失望はしてもだからといってみんなが原発反対なわけではない。国も経済界も福島4号機だってかなり危険な状態なのにそういうことは一切無視して、原発再稼働に奔走する。官僚主義的な検察や司法がこれまで原発推進にどれだけ加担してきたことか。今やるべきことは国民が一丸となって福島4号機の安全対策に取り組むことなのに。大新聞やテレビが一切そうしたことを報じない構造というのはもはや異常が平常になったということか。テレビは国からほとんどただで電波を使わせてもらっているのだから何も言えない本質があった。新聞も「記者クラブ」制度に安住して国の広報機関化していたことは否定できないはずである。あちこちで原発反対集会が催されているのに新聞やテレビは一切報じないというのはやはり異常である。私たちは新聞やテレビが決して報じない、つまり報道されない事実にこそ目を向けなければならない。国というのは、目に見えないところでの利権力学の結果としての国策で私たち国民を騙すしくみではないか。
 ところで、竹の会の子どもたちというのは、ほんとうに勉強好き(?)である。子どもたちはいつもニコニコしてやってくる。机につくとすぐにそれぞれにノルマが開始する。女子は表情に表さないが、男子は弁当を食べるときはなんともうれしそうな顔をして無心に食べる。まさに至福のひとときである。このように食べることが大好きな子どもたちだが、日本の食物の放射能汚染の現実を考えるとなんとも辛いものがある。
 今いる子どもたちはみな「勉強するため」に来ているということが、鮮明にみてとれる。ほんとうにみな勉強熱心である。素直である。言われたことを黙々とやる。時に疲れたのか呆然自失の子もいるが、やがて気を取り直してまた勉強に取り組む。こういう状態というのが続くことがいいのであるが、次第に慣れてきたのか、いやそうではあるまい、自分の能力の壁というものに日常的に接することから、次第に「あきらめ」や「なげやり」となるのではないか。塾というのはこういう兆候というのはかなり敏感に感じとるはずなのである。早晩退塾することになる。私は早めに退塾を勧告してやることが、子どものためにもいいのではないかと今では思っている。わからないのに勉強するふりをしていい子ぶって通ってくる姿を見るのは辛いし痛ましい。塾の良心としても親に効果のない指導で月謝をとることはできない相談である。今後は、そういう状態になれば瞬時に退塾勧告をすることになる。
 竹の会は今は「入会テスト」がある。この「入会テスト」に合格すればとにかくその後の指導により都立中合格はほぼ確実であると考えている。
 そういう意味で今後はじっくりと私のめがねにかなった新小4や新小5の入会を待ちたいと思っている。なにもあわてて入会させる必要も感じない。竹の会に入会できたときが合格が約束されるというほどに、私は都立中研究に情熱を燃やして取り組んでいる。私の最近の思い、「見えないところにものの本質がある」という思いが私の心を支配して久しい。そういう思いでいつもものごとを見るようになった。今は寝ても覚めても都立中の過去問を読んでは考え、考えては読み、見えない何かを考える日々である。
 これからの竹の会はこれまでの竹の会とはちがうととられるであろうか。入会したことが、確実に効果につながる塾としたい。そのためには、だれもかれも入会させることはしたくないし、現に入会している会員についても、塾にいる意味を常に問い続けて「いる」意味のない会員は退場してもらうほかない。塾の質を維持することが、子どもたちの成功に直接影響するほどに重要と考えるゆえである。これまでのように騒ぐ子、ふざける子をそのままにすることはまずありえない。勉強意欲をなくした子をそのままにすることもありえない。今後はそういう兆候を見た時点で瞬時に退塾を勧告することになろう。
 5月の連休明けには、渋谷本部教室がスタートの予定である。
 意欲のある新小5及び新小4、そして都立トップ高校をめざすほどの意欲ある中学生が新制竹の会に来てもらえるのを心より待ち望んでいる。
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