草枕

竹の会塾長日記の続編
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手をかければかけるほど子どもは伸びてゆく

2012年03月31日 | 
 表題の命題は、条件つきです。竹の会の入会テストをクリアした子という条件つきです。
 最近の私の指導の実践からそのようなことを実感ております。「考えさせる」塾というと、「できない」子には放置同然となるので要注意です。竹の会では考えさせると言っても実は子どもたちは「わからない」と言って持ってくる。私は突き返すこともあるが、低学年や初心者には説明してあげることの方が多い。まだ概念未形成の段階では問題を解説することを通して、思考の大枠というものを教え導くのもやむを得ないと考えるからです。
 正直、適性問題の過去問全国版というのは、さすがに私も指導の中に入れていいのか今思案中です。これを終わらせることのできる子というのが、実は少数派ということです。大多数の子たちはほとんど未消化なままにかたちだけ終わったということになるのではないか。
 それに都立過去問の蓄積もかなりのものとなってきた。全国版と都立版の異質なことは自明であり、ここは根本のところから指導コンセプトを考え直さなければならないのではないか。全国版については今徹底した分析に着手しているが、噛み砕いたかたちでこどもたちに提供したい。これまでの過去問合格法というのは実はレジュメ指導の進化で旧来の方法からかなり変容してきている。すでに高校受験に関しては、従来のコピーした過去問を年度版で解いてゆくという手法はすでにとられていない。ほとんどの過去問がレジュメ化し詳細な私のオリジナル解答・解説が完成したためである。
 都立中についても、もう7年分もの都立過去問が蓄積されて、整理の段階にきている。都立10校、区立1校の問題については、2年ほど前から「適性虎の巻」と題して、分析してきた。その後「都立最新問題」として新たなる分析手法でレジュメ化し、さらに本年から「竹の会入会テスト」と題した画期的構成の都立分析シリーズの執筆も始めたところである。
 私は、さまざまなレジュメを発案し、子どもたちに提供し続けている。
 そういう中で私は、竹の会入会テストをクリアできた子たちに手をかければかけるほどに吸収していく手応えを感じ始めている。「できない」子というのは、手をかければかけるほどダメになってゆくものであるが、「考える」ということに目覚めた子たちにはいい刺激として子どもたちの脳を活性化してゆくようである。

いわゆるできない子たちのこと

2012年03月31日 | 
 私には巷の塾を漂流する夥しい数の親子の姿が想像できる。「わからない」という壁に子も教育熱心な親も翻弄されて結局どうにもならないということを悟るまで親子はもがき続けるのであろう。「わからない」という能力的な壁に対して私にしても効果的な処方を持ち合わせてはいない。「わからない」というだけあってそういう子たちは飽きっぽい。単純な作業の継続ができない。男の子だとすぐ飽きてふざけ始める。女の子でも隣にちょっかいを出して諍いの原因をつくる。
 教育熱心な親、子どもの立場からいえば期待されていると感じている親のもとでは、子は、特に女の子に多いのであるが、「わかったふり」をすることでとりあえず回避する行動をとりがちである。いずれは破綻することは自明なのであるが、当の子には当面はそれでしのげるということか。しかし、Xデーは必ずやってくる。まるでわかっていないことがいつかは露見する。そういう子たちの特徴は回避と逃避に象徴的である。
 私は自分にできないことは「できない」と正直に言うことにしている。ブログでも正直に書く。それで竹の会の親御さんというのはまず「草枕」は今では例外なく読んでいる。それでそれを読んで止めていくということは何度もあったと思う。私は親御さんの期待というかそういものを容赦なく打ち砕いているわけですが、現実から目をそらしていい話し、つまりは嘘を言うのが耐えられないのです。
 「先生、子どもが勉強しなくて困っています」など言ってくれば、「塾を止めてはどうですか」とたいていは言う。それで母親は目を白黒させている。私には「いいこと」を言ってつなぎ止めるという意思は全くない。嘘をつくのは嫌だし、やる気のない子を指導することが面倒臭いという本音もある。
 止めていった子たちがその後どうなったかは全く知らない。竹の会のような塾は二つと存在しないから、大手か、中小手の塾に行くことになるのであろう。個人塾は山ほどある。以前個人塾に通っている親御さんと話したとき、「竹の会と同じ方法」と言っているので詳しく聞いてみたが、要するに市販問題集を各自に渡して解かせるだけであった。どこが同じなのかさっぱりわからない。というか世の親というのが竹の会のやりかたをまるでわかっていないのだというこがよくわかった。最近は私のブログを読んで見える親御さんも多いがそれにしても誤解だらけである。実際に竹の会に入会して指導を受けられている親御さんというのがいちばん竹の会というものを知ることになるのであろう。
 竹の会の子たちが「よくできる」のでとか、「うちの子にはここまで集中できない」とか、誤解される親御さんもいましたが、まず竹の会の子たちがここまでできるようになったのはそれまでの努力の継続の結果であり、最初からできたわけでは当然ありません。それに去年、今年と特に男の子について、私はむしろ集中力がないと思っています。竹の会に見学と言って指導中に見えられる方は子どもたちのよそ行きの姿しか見ていないということです。
 他塾に変わって初めて竹の会という塾のかたちを知ることと思います。これまでに他塾を転々としたとか、経験した親というのは、塾をとにかく失敗というか、「このままではまずい」といった契機で塾というものをよく知っています。そういう人ほど竹の会という塾がすんなりと入っていくような気がします。以前に大手などの塾に行っていたという子がそれなりにいるのもそのことを示していると云えます。もちろん竹の会が初めてという子もいます。そういう子の親御さんというのは迷いがないように見えます。私は竹の会のことをよく見抜いていると思うのですが。
 5月より渋谷教室が開校されます。渋谷教室はやはりマンションなので問題を起こせばたちまち塾の存続も危うくなるでしょう。少しでもそういう兆候のある子というのは受け入れられない。静かに勉強のみに集中する「ところ」としてこれから塾のかたちを作っていきたいと思います。マンションの通路ではおしゃべりしながらとか、走ったりというのが住民にはいちばん嫌われます。学校ではないのです。それで私も再三注意をするのですが、すぐに忘れたのか、それほどの危機意識がないのか、毎日のように私の注意は無視されて、時として大声でふざけたりもします。渋谷にこういう子たちを入れたらと考えただけでどうなるのかゾッとします。
 渋谷教室は長年の私の夢であり、私の理想は静かな勉強にだけ関心のある子たちの指導だけに専念できる塾です。子どもたちは静かにやってきて静かに机につき、私の指示に集中する。子どもたちが伸びてゆくのがよくわかる。静かに黙してマンション内を通り過ぎる。そういう子たちで渋谷教室のこれからを作ってゆきたいと描いています。そしてゆくゆくは渋谷教室に入れば「合格は間違いない」という塾として名を馳せたいと思い描いています。
 したがって、渋谷教室ではだれでも申込さえあれば入会できるというようなことはありません。そのために定数が満たなくてもいっこうにかまいません。ちなみに、定数は18席の予定です。
 

いよいよ4月

2012年03月31日 | 
 久しぶりのブログです。連日資料の調整に追われてそれだけで一日が終わりました。今日はもう3月最後の日です。明日からいよいよ4月です。気温は18℃もありました。いよいよ春の陽気の到来かと思えば、外では強風が吹き荒れてまるで台風です。今日は血圧も正常値で心安らかに好きな本が読めそうです。それだけで心が浮き浮きするようです。好きな時代小説を読みながら時として自分の指導のありかたを思い返す、そういうときによくいいアイデアが浮かびます。
 私には感慨深い4月です。桜の季節、入学式の季節です。子どもたちはそれぞれの思いで中学へと進むことでしょう。
 私の子どもの入学式と卒業式はどうであったか。長男のときは、大学の入学式、卒業式、大学院の入学式、卒業式に出ました。二男の中学の入学式、高校の卒業式と大学の入学式にも出ました。こういうときはいつもよちよち歩きの頃の子どもたちの映像と重ね合わせてしまいます。そういう思いからか感無量です。ここまで成長してくれたことの感謝の気持ちで心は満ち溢れていたと思います。子どもたちの背中を追い求めいつも遠くから声援を送っていました。
 私の母もきっと同じ思いなのであったのだろうと思いました。郷里へ帰ると1週間ほどの滞在を「短い、短い」といって惜しがりました。別れの日は、いつも泣きました。私たちのの背中を見ていたことでしょう。その母も今はいません。
 考えてみれば、私は竹の会の子どもたちの入学式というものに行ったことがなかった。機会があったらいつか覗いてみたいですね。
 

久しぶりのくつろぎの時間

2012年03月30日 | 
 朝起きるといちばんに血圧を測る。いつもひやひやである。
 今日は久しぶりにくつろいだ気分である。実は夕食はこれからである。いやまだ支度をしているようなのでまた夜中の12時過ぎになってしまいそうだ。
 小6は今鍛え抜いている。「竹の会入会テスト」という名のレジュメは私渾身の作品といっていい。都立過去問から珠玉の問題を選び、解説にも工夫を凝らした。実はこの指導には新小5の女子も参加している。この子は小3の2月入会の子で着実に力をつけている。今は割合中級の序ぐらいであろうか。この子も含めて今作文指導に力を注いでいる。都立や地方公立の過去問から選んだものに取り組ませている。作文には必ず私の書いた模範作文をつけるようにしている。子どもたちはとにかく何度も書き直しをやっている。というか私の指示でやらされている。同じテーマで何回も書いてはダメ出しを食らっている。
 今年は実は理科の市販教材を1冊だけ採用している。新小5用と新小6用は実は異なる。新小5には、毎回私のテーマについて指定の教材を使って答案を作ることが課されている。提出後は必ず私の模範答案をつける。新小6には「受験用」を渡した。私の選んだ浅からず深からずの秀作と思う。理科の常識をつけさせたい、その思いからである。
 竹の会は、算数指導の名手と考えてもらってもいい。竹の会の子どもたちはみな割合に開眼していく。割合を突破口に算数への道を啓く。近年私が開発したミクロ・マクロ思考法は正直驚異の算数指導法ではないか。竹の会の子どもたちは嬉々として算数の問題に取り組み一喜一憂しながらとにかく前へ進んでいる。
 私は子どもたちにありとあらゆるレジュメを提供している。子どもたちにさまざまなことを知ってほしい。教養シリーズ、四字熟語シリーズ、読解百選、作文、天声人語、などとなどまだまだある。子どもたちが私の指導にとにかくついてきてくれることを願っている。
 最近、男子にはたびたび注意をすることにしている。その成果があってしだいに子どもたちが気をつけるようになってきた。やればできるではないか。
 とにかく竹の会の子どもたちはみな元気によく食べて、学力も「伸びています」。
 渋谷教室には、勉強に集中しない、おしゃべりがやめられない、ふざける、騒ぐなどの子は移ることは認めないつもりです。元代々木教室でがんばってもらうしかありません。それが不満なら退塾もやむを得ません。

春の日々雑感1

2012年03月27日 | 
 お早うございます。忙しくて実はブログに手が回りません。花粉がひどくてまだ当分はマスクがはずせそうもないですね。
 男の子というのはやはり生来がさつにできているのでしょうか。紙コップに入れたなにやらをひっくり返しては教材をぬらして大騒ぎの体が繰り返されます。何度注意してもすぐ忘れてドスンドスンやる。建物内の通路では静かにと言っていても中学生たちはもう注意されたことはすっかり忘れてケラケラ笑いおしゃべりをやめない。
 昨日は朝から血圧が高めで意気消沈していました。どうも睡眠不足のときがよくないですね。それで今日はなんとか7時間は確保しました。
 よく親御さんなどから「子どもが最近勉強しない」とか言った相談を受けることがあります。私は「塾を止めたほうがいい」とたいていは言いますね。親御さんは目を白黒させて一瞬ことばを失う方もいます。私の答えというのが意外だったということでしょうか。
 「勉強しない」という子をなんとか勉強させようとしても無理な話です。勉強に興味がない、関心がないではそもそも塾に入れるのは無理です。大手などはそんなことはお構いなしにだれでも引き受けると思いますが、なにしろ商売第一ですからね。私は勉強しない子を教えるのはできません。
 昨日は渋谷教室のことを少し子どもたちに話したのですが、おそらく渋谷教室は人気教室になるのではないか。それでそれに備えた体制を準備しておかなければならないのではないか。おそらく指導はこれまでのように11回はとれない。渋谷という好立地確保に伴うコストのためです。なんとか10回は確保したい。曜日は、月・水・金を基本的にとりたい。したがって、元代々木教室は、火・木・土になろうか。さらに、元代々木教室はそれに見合うかどうかはわからないが、開始時刻を3時30分にすることも考えている。夏の集中指導は、渋谷教室にみんな来てもらうか、あるいは、元代々木教室、渋谷教室各半々で調整するか、これからの課題事項になろうか。
 とにかく4月は忙しい。新教室の準備で東奔西走とまではゆかないまでも時間をとられることが多い。電話やFAXの新設手続き、引っ越しの手続き、コピー機の設置、・・・、数え上げればキリがない。それにもまして新教室でわいわい騒ぎながら建物の内外で目立つ行動をとる男の子たちのことを考えるとゾッとする。たちまちクレームがきて追い込まれるのではないか。
 今日は、春の陽気になりそうな気配です。
 とにかく悪い方に考えるのは止めて今を前に進んでゆくしかないですね。

見えない部分に実はいちばん核心がある

2012年03月26日 | 
 お早うございます。今朝の気温は6℃とまだかなり低いですね。今日は晴れです。竹の会は遠くから通ってくる小学生が多いですから、こういう日はほっとします。
 これから水の温む季節ですが、この季節はよく金魚が死にました。今年は私なりに用心して毎日水の観察は怠りません。世間は卒業式も終わり4月初頭には入学式のシーズンです。春の桜と入学式、これほど合う取り合わせもないと思います。早く花粉の季節が過ぎ去ってほしいと思う気持ちもあるのですが、この花粉にしても国策として日本の山という山を杉植林した結果なんですよね。私たちは、福島の原発事故にしても国策の結果の災禍に見舞われても特に国に失望はしてもだからといってみんなが原発反対なわけではない。国も経済界も福島4号機だってかなり危険な状態なのにそういうことは一切無視して、原発再稼働に奔走する。官僚主義的な検察や司法がこれまで原発推進にどれだけ加担してきたことか。今やるべきことは国民が一丸となって福島4号機の安全対策に取り組むことなのに。大新聞やテレビが一切そうしたことを報じない構造というのはもはや異常が平常になったということか。テレビは国からほとんどただで電波を使わせてもらっているのだから何も言えない本質があった。新聞も「記者クラブ」制度に安住して国の広報機関化していたことは否定できないはずである。あちこちで原発反対集会が催されているのに新聞やテレビは一切報じないというのはやはり異常である。私たちは新聞やテレビが決して報じない、つまり報道されない事実にこそ目を向けなければならない。国というのは、目に見えないところでの利権力学の結果としての国策で私たち国民を騙すしくみではないか。
 ところで、竹の会の子どもたちというのは、ほんとうに勉強好き(?)である。子どもたちはいつもニコニコしてやってくる。机につくとすぐにそれぞれにノルマが開始する。女子は表情に表さないが、男子は弁当を食べるときはなんともうれしそうな顔をして無心に食べる。まさに至福のひとときである。このように食べることが大好きな子どもたちだが、日本の食物の放射能汚染の現実を考えるとなんとも辛いものがある。
 今いる子どもたちはみな「勉強するため」に来ているということが、鮮明にみてとれる。ほんとうにみな勉強熱心である。素直である。言われたことを黙々とやる。時に疲れたのか呆然自失の子もいるが、やがて気を取り直してまた勉強に取り組む。こういう状態というのが続くことがいいのであるが、次第に慣れてきたのか、いやそうではあるまい、自分の能力の壁というものに日常的に接することから、次第に「あきらめ」や「なげやり」となるのではないか。塾というのはこういう兆候というのはかなり敏感に感じとるはずなのである。早晩退塾することになる。私は早めに退塾を勧告してやることが、子どものためにもいいのではないかと今では思っている。わからないのに勉強するふりをしていい子ぶって通ってくる姿を見るのは辛いし痛ましい。塾の良心としても親に効果のない指導で月謝をとることはできない相談である。今後は、そういう状態になれば瞬時に退塾勧告をすることになる。
 竹の会は今は「入会テスト」がある。この「入会テスト」に合格すればとにかくその後の指導により都立中合格はほぼ確実であると考えている。
 そういう意味で今後はじっくりと私のめがねにかなった新小4や新小5の入会を待ちたいと思っている。なにもあわてて入会させる必要も感じない。竹の会に入会できたときが合格が約束されるというほどに、私は都立中研究に情熱を燃やして取り組んでいる。私の最近の思い、「見えないところにものの本質がある」という思いが私の心を支配して久しい。そういう思いでいつもものごとを見るようになった。今は寝ても覚めても都立中の過去問を読んでは考え、考えては読み、見えない何かを考える日々である。
 これからの竹の会はこれまでの竹の会とはちがうととられるであろうか。入会したことが、確実に効果につながる塾としたい。そのためには、だれもかれも入会させることはしたくないし、現に入会している会員についても、塾にいる意味を常に問い続けて「いる」意味のない会員は退場してもらうほかない。塾の質を維持することが、子どもたちの成功に直接影響するほどに重要と考えるゆえである。これまでのように騒ぐ子、ふざける子をそのままにすることはまずありえない。勉強意欲をなくした子をそのままにすることもありえない。今後はそういう兆候を見た時点で瞬時に退塾を勧告することになろう。
 5月の連休明けには、渋谷本部教室がスタートの予定である。
 意欲のある新小5及び新小4、そして都立トップ高校をめざすほどの意欲ある中学生が新制竹の会に来てもらえるのを心より待ち望んでいる。

科学的指導法の探求

2012年03月25日 | 
 今日は3月最後の日曜日でした。私はこのところ朝から雑用に追われて休日は大忙しです。今日は気温も私にはやや暑いくらいで歩くと汗ばみます。
 このところ真剣に取り組んでいるのが、都立適性検査問題から「竹の会入会テスト」を制作する仕事です。これまでのように過去問全国版を解かせる過去問合格法ではどうしても落伍者が出る。都立中選抜も7年目に入ってくると過去問全国版をやるのは迂遠であるという意識もあります。それで私が考えたのは、過去問全国版については、「利用できるもの」と「利用価値のないもの」を分けて、都立中受検にプラスか、という視点から、指導する側で予め峻別することとした。さらに、都立中過去問については、これまで私が執筆してきた「適性虎の巻」とは、全く違うコンセプトで子どもたちに提供することとした。都立特有の問い口、都立特有の適性問題のありようについて、定型的な型として取り出して、訓練するというか、徹底して練習させるというコンセプトにたった問題制作を心がけている。
 竹の会は宿題を出さないというのが建前であるが、このところやたら課題のレジュメが出されてとまどっておられる人もいるかもしれない。
 家庭の課題は、主として、教養をつけるというコンセプトに基づいた出題となっている。さらに、早期から作文の「書き直し」訓練を意図して、作文の課題を出すこととした。回収率がよくないために、課題を出す頻度がやや落ちている。とくに、新小6は石にかじりついてでもやりあげて出してほしい。
 私の密かな思いは、竹の会の私の指導で、少なくとも竹の会入会テストをクリアした子なら100%合格できるという実績を作りたいということです。
 私はそのために「いかにすれば効率よく子どもたちが適性問題に抵抗なく考えをめぐらせ普通に答えを導けるようになるのか」という視点から、都立の問題を使った訓練問題の制作に熱意を傾けています。
 竹の会はこれから都立中に合格させる塾としてその名を留めたいと願っています。これからの竹の会を見ていてほしいと思います。

竹の会入会テストの意義とは

2012年03月24日 | 
 昨日から冷たい雨が降り注いでいます。春はまだもう少し先のようですね。昨日は小学校の卒業式のところが多く、竹の会でもその関連でお休みが目立ちました。
 今年の新小6は4名です。いつもの竹の会に戻ったようですね。今年の指導の特色は、堀を埋め立てるのではなく、いきなり本丸攻めをしていることでしょうか。都立中特有の問い口、特有の問題類型に早くから訓練を積み上げておこうという意図ですが、現在制作中の「竹の会入会テスト」レジュメが指導の中心です。今ではもはや「入会できないテスト」となってしまいまして、新たに「新入会テスト」を考案制作していくほかありません。
 都立中の問題をそのまま使用するのではなくて、私なりにいろいろ工夫して改変を凝らしています。こういうレジュメ制作というのは、同時に都立中の問題制作の真意みたいなものが、透けて見えてきてその意味でもかなり有益です。
 都立の問題を仔細に読み解いていますと、これはもはや知能テストのカテゴリーに入るなというのがあります。こういう類いの問題は訓練してどうにかなるというものではおそらくありません。特に緊張感でガチガチの状態の本番ではこういう問題はほとんどの子が解けないであろうから、合否がこの問題で決まると言うことはないのではないか。
 適性問題というのは、基本的に「推理」させて判断させるパターンです。そのときに理科の最低の基本とされる重要知識や社会の常識的な知識が必須ではあります。そういう基本知識から常識的に推理して導かれることがらを問う形式だと思います。社会はいわゆる中学受験で問われるような細かい知識はほとんど必要ありません。国語は漢検が有効です。国語の読解をふくめて、適性検査問題というのは、結局「意味取り」が勝負です。グラフや資料を与えて考えさせても、そのグラフの意味が「取れない」子というのがいるわけです。何が示されているのかまるで理解できないわけです。そうなるともう問題を解く以前の段階の問題です。
 算数はよく解けるが、この読み取りとなると信じられないような答えを書く子がいます。問題のねらいというものがまるでわかっていないのです。なぜそのような答えを書くのかが考えられない。このへんのところはその子の「幼さ」ということが影響してきます。幼すぎる、つまりは甘えの構造から抜け出せていない子というのは、客観的な見方が欠落しているのです。この段階の子どもというのは、たいてい模倣に走ります。模倣することが「わかった」になるのです。
 模倣というのは、能力的に足りない子の自己保存です。
 長い間、子どもたちを見てきてやはり子どもの持って生まれた能力というのは無視できないということです。指導しても「無理」という子は現実問題としているわけです。
 そういう子というのは、やはり勉強に対するモチベーションというものがかなり低いわけです。なんとか勉強に気を向けさせたとしてもどれだけ効果があげられるかといえばあまり期待はできない。引き受けたとしても無理は無理です。
 塾の先生をやっていていちばんのストレスというのは、やはり子どもの指導がうまく機能していないときです。子どもというのは自分の能力でどうにもならないというときは、回避行動をとったり、逃避行動をとります。あるいはふざけたり騒いだりしてもう勉強とは無縁の宣言をしますね。
 それで私はもう塾の良心としてももう最初からそういう子は受けるべきではないと思ったわけです。入会テストというのは少なくとも竹の会ではそういう子を排除する意味で実施するものです。そういう子を安易に入会させて月謝をとるのは詐欺的だと思います。さらにそういう子が騒いだりふざけたりして他の勉強する子たちを害することを考えればかなりのマイナスでもあるわけです。
 それに今の私はそれなりの能力さえある子であれば絶対確実に伸ばせると思っています。別に特別に高い能力である必要はないのですが、私の想定する必要最低の能力というのはあります。基本的には「読み取り」能力です。与えられた「約束」から意味を読み取り、事例に適用できる能力です。この能力の有無でまずダメな子は100%はじけます。この読み取り能力というのは実はそれほど高いものではない。それでもこの能力さえない子というのは指導してもまずダメということで、親の方から言えば塾に入れても無駄遣いになるだけということです。

竹の会は長時間指導で伸びる

2012年03月23日 | 
 お早うございます。本日は指導日です。3月の指導は本日を除くと、26日(月)が最後になります。
 今日は「草枕」を執筆する気分が少し湧いてきました。もう随分と長く子どもたちを指導してきました。様々な問題のある子たちもみてきました。そういう自分のこしかたの指導のありようをふりかえりながら、これからは自分の意に添わぬ子の指導はもうしたくないなと思うようになりました。勉強するということに迷いのない子たちを教え導いていきたい。勉強の指導以外のこと、たとえば様々な問題ある態度、行為、勉強しようとしない意思・行動に対してエネルギーを注ぎ、肝心の勉強の指導が不十分なままに過ぎゆくという状態は私にはもはや耐えられないものです。これまでそういう子もつつみこんで導くということを試みてもきましたが、それはあまりにも消耗が激しくて稔りのないものでした。今の私は静かに勉強する意思のある子たちを相手に私のこれまでの指導の粋を授けたいという思いです。
 5月よりこれまでの竹の会のシステムの大改編の実施を予定しております。
 現在、竹の会渋谷本部教室の青写真を制作中ですが、元代々木教室では、長い間静かにやってこれたのですが、去年から階下の方から苦情が寄せられるようになりました。子どもたちには再三注意をしてきたのですが、騒ぎが尽きません。竹の会は住宅用のマンションの一室です。住民から苦情が出ればもはや塾を続けていくことはできません。長い間そのことに気を遣いながら子どもたちにも注意をし気をつけてきたのですが、・・・。
 騒ぐというのは、子どもの本質的なありようであり、しかたのないものです。子どもの良し悪しには全く関係ありません。ただ現実は「塾は続けていけない」ということです。
 竹の会の青写真には、やはり静謐を乱す子は今後は入会はお断りすることになるかと思います。竹の会そのものの存続が危ないのであればやむを得ないことです。
 時間は無制限というのが竹の会のコンセプトです。ただ渋谷教室でこれまでの回数を確保するのは難しいかもしれません。渋谷駅側という好立地によるコストのためです。
 夏や冬の集中指導も計画の変更をせざるをえません。
 竹の会では、今では「草枕」の影響もあり、夏や冬に長時間指導に参加することは当然のようになっています。夏や冬の長時間指導への不参加は当然退塾したものとして扱っております。これは指導に責任がもてないからです。夏などの長時間指導では普段の指導ではできない様々な試みを実施します。特別のテキストを導入しそのテキストに即した指導は夏などの長期休み後も継続します。夏などの長期指導は竹の会で「伸びる」前提の最重要必須期間です。
 去年は夏にオーストラリアにホームスティに行った小6が、受検放棄する結果となっていますが、夏に他の子たちが伸びているのを見て嫌になったのかもしれません。竹の会の夏と冬は、竹の会ではもっとも大切な指導のための時間です。どうかこれから竹の会へ入会しようとされるみなさんがそのことをご理解されて申込をされることを願っています。

都立中高一貫校の将来が見えてきた

2012年03月22日 | 
 大学合格速報は週刊朝日よりもサンデー毎日の方が信頼できそうである。先日の週刊朝日のデータは判明率が80%くらいで特に都立高校について不十分であった。
 都立中高一貫校では、九段、両国、桜修館が本年初の卒業生を出した年であった。
  区立九段  東大0、東京工大1、筑波大3、早稲田大17、慶應4
  桜修館   東大4、東京工大4,一橋大2、筑波大1,早稲田大51、慶應12
  小石川   東大4、京大1、東北大1、名古屋大1、筑波大3、早稲田大39、慶應11
  白鴎    東大3、京大1、北大3、東北大1、東京工大3、一橋大2,筑波大4、早稲田大42、慶應12
  両国    東大3、東北大1、名古屋大1,東京工大4,一橋大1,筑波大4,早稲田大40、慶應8
 
  桜修館は、凄いですね。他の一貫校と比べてずいぶん学校が受験に熱心のような気がします。今後難関都立になるでしょうね。まだ都立御三家の一つ武蔵が卒業生を出すのは先です。都立中高一貫校はもともと都立トップ校などの進学指導重点校にも入れなかった凋落の激しいかつての名門都立が中心にあったと思いますが、この試みはかなりの成功ではなかったかと思います。
 今では、都立中高一貫校が国立や私立の難関中の併願校化しつつあります。それを証明するのが、都立一貫校に合格しながら、入学辞退する人が多いことである。2010年は98人、2011年は、88人、2012年は92人が、合格したのに入学を辞退している。都立10校1400人中の7%ほどが難関私立などに進学したと思われる。
 今や都立の中高一貫校が、私立中の偏差値60〜65クラスの難関志願者の併願校化している。そしてその傾向は今後さらに高まり、偏差値65以上クラスの秀才たちが都立中を併願受検するケースが増えることは確実である。
 2007年に都教育委員会が、難関大学への進学実績向上をめざす高校として、新宿・駒場・国分寺・小山台・町田の各校を進学指導特別推進校に指定したが、都立中高一貫校がこれらの進学指導特別推進校を凌ぐであろうことは予測に難くない。すでに東大合格者数では、2003年に進学指導重点校に指定されていた青山などを超えている。
 ただしかし、進学指導重点校2001年指定の西、日比谷、八王子東、戸山、2003年指定の青山、立川、国立の都立7校はこれからますますトップ都立としての地位を確立していくにちがいない。
 なにしろ都立は私立に比べて学費が格段に安い。その都立の進学実績が上がるにつれて、これからますます都立高校は難関となってゆくのであろう。
 都立中高一貫校はいろいろな意味で難関になろう。