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オーケストラの経営学 / 大木 裕子

2009-09-17 | Books
図書館に借りていた本を返しにいって
何気なく音楽の棚を覗いたら見つけました。

この本が出版されたときに
読んでみようかな、と思っていて
そのまま忘れていました。

著者はオーケストラのヴィオラ奏者から
MBAを取得して、大学の教員になった方。

本の後ろの出版社の広告には
「大相撲の経済学」やら「お寺の経済学」「パチンコの経営学」
「京都花街の経済学」なんていう本が紹介されています。
こういったシリーズのひとつ?

東洋経済新報社はこんな本も出しているんですね。

さて、内容は前半がオーケストラの紹介。
オーケストラとはどういうもので
その仕事は何か。
また指揮者とは、指揮者とオーケストラの関係
といったところ。

まあ、ここはクラシック好きなら知ってるよね
という部分です。

後半からオーケストラの経営学の本論です。
公演のチケットの値段から収支をみたり
楽団員の年収や、音大を卒業するまでの費用
なぜ、赤字なのに潰れないのか等々
会計学の分野から考えてみたり

指揮者とオケの関係は経営学の観点では
プロフェッショナル集団とそれをまとめるリーダー
ということになる。

経営学の初歩的な手法を使っているので
つっこみがもうひとつな気がしますが
まあまあ、面白かったかな。
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