叡智と成長

高森光季ブログ

【雑報】「日本人から学ぶ10の事」

2013-01-18 16:23:48 | 雑報・時事

 ちょっと前のものですが。

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「日本は尊厳と誇りの国」 "日本人から学ぶ10の事"に外国人が感銘:パンドラの憂鬱


Ten Things To Learn From Japan :YouTube

当時は全く知らなかったのですが、調べてみたところ、
この「日本人から学ぶ10の事」は、東日本大震災時に、
国連、IMF、世界銀行などの間で話題になったチェーンメールだという話です。

挙げられた「10の事」は以下。

1:冷静さ
 (騒ぎ喚く、あるいは悲嘆にくれる人はなく、そこには静寂だけがある)

2:尊厳
 (水と食料の配給を整然と待つ人々。
  そこには声を荒げる人、粗野な行動を取る人間はいない)

3:建築技術
 (素晴らしい建築家たち。建物は揺れたが、崩壊することはなかった)

4:他者への思いやり・品格
  (全員の手に渡るよう、それぞれが必要な物だけを買う)

5:秩序
 (略奪や、クラクションの音・無謀な追い越しはなく、ただ相互理解がある)

6:自己犠牲の精神
  (原子炉に海水を注入するべく、50人の作業員が原発に留まった。
   彼らにこの恩を、どう返せばいいのだろうか?)

7:優しさ
 (レストランは値下げをし、警備されていないATMに手を出す者もいない。
  強い立場の者は、弱い立場の者を気遣っていた)

8:災害訓練
 (老人や子供を含め、すべての人間が何をすべきなのかを把握している。
  そして彼らは、淡々とそれを行った)

9:メディアの報道姿勢
  (ニュース速報時、メディアは見事な自制を見せた。
   愚かなレポーターはおらず、冷静なルポが続いた)

10:道義心
  (店が停電に陥った際、客は商品を棚に戻し、静かに店から立ち去った)

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 9はないだろうと思いますけど(笑い)。
 まあ、いろいろと反論はあると思います(実際、つべコメントではけっこうクサシも多い)。
 “人種”自慢やその逆になるのもよろしくありませんし。
 日本人全員、あるいは大多数がこうだということでもないですし、日本人ならではの欠点・悪癖というのもありますし。
 ただ、略奪をしない、他者への思いやりを忘れない、というのは、そういう傾向はあると思います。
 というより、こういうところは確かにあった、だからそれは美徳として賞揚していこうというのが、正解なのではないでしょうか。
 冷静さ、尊厳、品格、自己犠牲、優しさ、道義心……これらは人間にとって「めざすべきもの」であることは揺るぎありません。
 そのことを大震災の中で人々が見せたことは、誰も否定できないものだと思います。
 そして誰もがこれを学ぶことが望ましいことも。

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