少し古くなってしまった記事ですけど、こんなアンケート調査の記事がありました。
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若者のほうがリアリスト? 「死後の世界」を信じる大学生は約4割、一方40代社会人は……:マイナビ学生の窓口
●大学生の回答
Q.死後の世界ってあると思いますか?
ある……44.14%
ない……55.86%
●社会人の回答
Q.死後の世界ってあると思いますか?
ある……54.61%
ない……45.39%
マイナビ学生の窓口調べ
調査日時:2016年2月10日~2016年2月16日
調査人数:大学生男女398人(男性200人、女性198人)、社会人男女412人(男性207人、女性205人)
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ソース元の信用度がどうなのかはちょっとわかりませんけれども、この手の回答をどちらかに偏らせることで特段何かの利益が得られるとは思えないので、一つのデータとしては参考になるように思えます。
もしこのパーセンテージに妥当性があるとしたら、
「事態はよくなっている」
ような感じがします。
東京スピリチュアリズム・ラボラトリーのサイトをネットで公開してからこの2月で10年が過ぎましたが、それ以前は、はっきりしたデータは知りませんけれども、
信じない=7割、信じる=3割くらい
の感じだったように思います。あるいはもう少し否定派が多くて、8対2くらい。
もし「フィフティ・フィフティ」に近くなっているなら、これは大きな変化なのかもしれません。
個人の意見の自由化が進んで唯物論の権威が減少したのでしょうか。それとも、「スピリチュアル」と言われる有名人の活動が、影響したのでしょうか。「スピリチュアル芸能人」の言動には、小生は違和感を覚えることが多々ありますけれども、「大衆啓蒙」という貢献はあったのかもしれません。
(ちなみに米国のある調査では、「死後存続を信じる」が5割強、「生まれ変わりを信じる」が6割強という数字があったのを憶えています。多いのにびっくりしました。)
20年くらい前、故・梅原伸太郎先生とお話ししている時に、先生が
「全員信じるなんて無理です。僕はせめてフィフティ・フィフティくらいになればいいなと思っていますよ」
とおっしゃっていました。そして、私も「そうなったらいいなあ」と思ったものです。それがが、なんと、そのくらいの感じにはなっているのかもしれない。
そうだとするなら、慶賀すべきことです。
もちろん、半数の「信じない」人の中には、「絶対信じないぞ」という固執信者もいれば、「あまり考えたことないけど、ないんじゃない?」くらいの人もいるでしょう。
また半数の「信じる」人の中にも、特定の宗教の熱心な信者もいれば、「なんとなく」という人もいるでしょう。
スピリチュアリストとしての立場からは、
「信じない」という人の割合が少しでも少なくなり、特に「絶対信じないぞ」という固着思考の人が激減してくれればいいなあ
という思いと、
「信じる」人の中に、「より正しい(普遍妥当性があり理性的に吟味された)霊的知識」を持つ人が多くなってくれればいいなあ
という思いがあります。
特に後者のほう、肯定派の人たちが、漠然とした思いでなく、また偏った情報や特定の宗教教条でもなく、様々なソースを吟味し、理性的・知性的な霊的知識を知るようになってほしいなという思いは、強くあります。
TLSのサイトや「スピリチュアリズム・ブログ」やこのブログを立ち上げたのは、少しでもそれに役立てばという思いからですけど、どうもあまり大きな貢献はできていないようなのが残念です。
まあ、とりあえずは「フィフティ・フィフティになったよ」という情報があったことを、素直に喜びたいと思います。
これに関連することで、ちょっと霊示を受けたことがあるのですが、またそれは改めて。