明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【クレヨンしんちゃん劇場版 2作】 しりしり~

2010年02月12日 | 映画
臼井先生追悼もあり、実はクレしん劇場版は全制覇しなければとたくらんでいるのだが、なかなか簡単には進まないw 『オトナ帝国』を筆頭にまだ5作程度か。全部でもう17作もありやがるw

取り急ぎ2作ほど最近観たやつを軽くレビュー。クレしん劇場版に関しては全部観た時点で自身のクレしん論を書いてみたいと思ってたりなかったり。



【クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ:12作目】

冒頭のリアルおにごっこからしてツカみはOK!少し中だるみはあるが後半のもりあがりが尋常じゃない。たぶん本作はクレしん映画史上屈指のアクション大作であろう(全作見てないけどw)。映画の中の出来事という設定のためか他の作品で見られる等身大なしんちゃん像を超えてスーパーヒーローにまで変身してしまうハジけぶり。アニメとしての二次元さを感じさせない多彩なアングルで繰り広げられる丁々発止の大アクション。確かに西部劇なのに巨大ロボまで出てくるハチャメチャさの中で、カスカベ防衛隊の熱き友情、哀しきしんちゃんの失恋物語、そしてオチの脱力さとてんこ盛り。さらにいつものように繰り広げられる小ボケの数々!戦国やオトナ帝国ほど大人向けではないがエンターテイメントとして一級の出来。

出演陣が豪華なのも笑うw。なんと『荒野の七人』が声優もオリジナルに準じて出演!内PのNO PLANの面々が出演しているのも楽しい。

カスカベ座と映画の存在理由とつばきとの別れがもう少し書き込まれていれば★5。

評価:★★★★☆



【クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!:14作目】

しんちゃん映画にはめずらしく結構シリアス路線。SF「盗まれた街(The Body Snatchers)」をベースに、春日部住民達が何者かに入れ替わっていく恐怖を描く。

はじまりはほとんどホラー映画。その後相変わらず下ネタで笑わせてくれるが、シリアス路線のためかそれも少なめ。ジャージに「ツンデレ」とか、「SRI」って怪奇大作戦かよっ!ってツッコミどころもウレシイが、それもパートパートの笑いであり全体としての面白みが感じられない。「サンバ」であることに意味は無いのだろうが、話の上でも本当に意味を付加しないのであれば一切の納得感が得られず笑いには転化しづらい。

一番残念だったのがシリーズの魅力であるしんちゃん達の奇妙なアクションが本作では非常に凡庸。絵に動きがないのだ。

ジャッキーがしんちゃんに言った「ツッコミ無用!」が、本作全体にも言えるのだろうか。そこそこ笑わせてくれたがちょいと残念。クレしん映画の出来濃淡を感じさせてくれた。

評価:★★☆☆☆

さあ17作がんばろw


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村

↑大人ゾウさん好きは押して


最新の画像もっと見る

コメントを投稿